解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ BS11(3/11)#10
第10話 ダリエル、火の粉を浴びる。
グランバーザ来訪。
彼はダリエルを知らずに育てていた。
ダリエルにとって育ての父だった。
そんな彼を育てることでグランバーザ本人も強く大きく成長できた。
そんな喜び強さはアランツィルが持つはずだった。
勇者アランツィルの憎しみはベゼタンの同僚であるグランバーザが引き受けるしかない。
一触触発状態の危機的状況。
ダリエルには止めることも難しい。
マリーカが水を掛けて二人を止める。
こんな争いを孫のグランには見せられない。
二人共、お祖父ちゃんなのに。
二人には孫を育てる時間が新たに得られたのだ。
アランツィルの憎しみも浄化される。
もう完全に孫を溺愛する状態だった。
バシュバーザは父であるグランバーザにより魔王様に罷免を嘆願された。
受理されると四天王でも無くなってしまう。
魔王国に彼の味方は居なくなってしまった。
せめてダリエル補佐官が居れば何とか出来たものを。
ダリエルは誰からも信頼されていた。
それが更にバシュバーザの憎しみの火に油を注ぐ結果になる。
ダリエルは彼が罷免した男、認めなかった存在。
だが彼以外はダリエルを信用していた。
憎しみと嫉妬と羨望の入り混じったドス黒い感情が沸き起こる。
ゼビアンテスはダリエルに大切な人と言われた。
それは私を好きなのでしょうとからかってみせる。
レーディはアランツィルに今後も剣を学ぶ。
まだ戦うのですか?
魔王討伐は勇者の使命だから。
人間は魔王を諸悪の根源と決めている。
だがセンターギルドでの解釈は異なっていた。
魔王こそ最高の叡智を持つ存在。
例えば魔法は魔王から魔族に教えられた。
だから魔王から色んな物を奪おうと考えていた。
魔王討伐は人間の定めた虚偽の修飾語でしかない。
今の魔王は一代目、いまだかつて敗れたこともない、不老不死。
それでもレーディが辞めても誰かが引き継ぐ。
それなら本当の意味を知るためにも戦うと決める。
ミスリル鉱山が魔物に襲われた。
ゼビアンテスの風魔法で移動する。
見たこともない魔物が暴れていた。
ノッカーたちが逃げ損ねたらしいのでダリエルは救出に向かう。
グランバーザとアランツィルは魔物を取り押さえに向かう。
ーーー次回 「ダリエル、対決する。」ーーー
ダリエルの育ての親と生みの親。
その両者が戦うのではなく孫を可愛がるために争いを辞める。
そんな平和的な解決策でした。
魔王って最高の叡智なのでした。
つまりは人間を遥かに凌ぐ存在、神のような存在。
そんな彼を倒せるのだろうか?
彼に近づき叡智を奪うのが目的にしか聞こえない。
そして一人だけやさぐれた男、バシュバーザ。
ダリエルが関係を修復できていない男。
そう言えばダリエルを探すドロイエとはいつ会うのでしょうね。
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