ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV BS11(1/06)#12新

深章　厄災篇

第12話　絶望の詩

　

深層に落下したベルは負傷したリュウを抱えていた。

何かが迫る音を聞く。

リリ、アイシャたちは出現するはずのない双頭の龍、階層主の出現に戸惑っていた。

先ずは自分たちの身の安全が最重要、27階層まで撤退する。

しかし階層主の攻撃で退路を絶たれてしまう。

逃げ場を失い絶望に浸ってしまうパーティ。

アイシャが励ますが一人では難しい。

ヴェルフもベルに頼らず、並び立つためにも勝って自慢しようと励ます。

ようやく全員の意識が高揚する。

アイシャは戦った経験があるので特徴を教える。

左の頭は熱波を吐く、右の頭はミストで魔法を散乱させて無力化する。

なので武力による攻撃で倒す以外の術はない。

ウラノスには現状が伝えられる。

半月も早い階層主の復活とジャガーノートの出現。

何もかもがイレギュラー、援軍を正規の手続きを無視して要請して欲しい。

出来ることをやらないとパーティが全滅する。

ヘスティアはリリから届いた手紙を持参して豊穣の女主人を訪れた。

リュウの殺人容疑を伝えて、嫌な予感がするから援軍を要請する。

ベルはジャガーノートの接近に考えがまとまらない。

それでも魔物が潜んでいても細い道を進んで身を隠す必要がある。

しかしジャガーノートに追いつかれてしまう。

ダフネは指揮できないリリを叱りつける。

冷静な判断の指揮者が居ないと無駄打ちになり全滅する。

リリは可能性を見つけ命に魔法を指示。

階層主を攻撃するよりも頭上の洞窟を破壊させて瓦礫で埋め尽くす。

身動きできなくなった階層主を全員で攻撃。

ダフネは絶賛、絶望中のカサンドラも叱りつける。

皆を好きになったのなら全力で戦うしか無い。

ようやく前向きに回復をするカサンドラ。

階層主もピンチなので配下の魔物を呼び寄せる。

ーーー次回　「犠牲」ーーー

　

リリたちもベルも絶対絶命のピンチ。

ベルは下の階層に落ちただけに本当にピンチ。

戦う気力も失せるほどに負傷してピンチ。

リリたちはヴェルフとアイシャの励ましでなんとか戦えている。

少し勝機が見えた状況？

ベルは救援が到着しないとどうにも、ならないような気がする。