ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV BS11(8/05)#03

第3話　寄生

　

負傷した千種、ルヴィスにカサンドラの回復魔術は効果なし。

モンスターの発射した種子が体内で成長するので回復は逆効果になってしまう。

種子が回復した肉体から養分を更に吸収するから。

ここでベルは全員に意見を求める。

まだ誰も死んではいない、何が出来るかを考えたい。

リリはカサンドラの意見に賛成、一刻も早く地上に出て高位の回復魔法を

　持つヒーラーに治療を求める。

ダフネはモスヒュージなら本体を倒せば種子も枯れるかも？

ルヴィスは魔石を持って囮役となった。

3人のパーティ仲間も負傷したので強化種を遠ざけるために。

強化種は魔石を食べる。

その効果的な方法は冒険者から奪うこと。

それなら強化種は更にベルたちを襲うことも考えられる。

強化種討伐を選択する。

今まで下層で出現報告されていないのが不思議。

それ程に強化種は狡猾で弱い相手しか狙って来なかったと推測。

冒険者の捜索にドルムルも出発している。

そのドルムルのパーティも参加しているはず。

強化種はルヴィスのパーティを囮にして罠を仕掛けていた。

残酷で狡猾なモンスターだった。

しかも偽装まで施してリリたち、非戦闘員を狙う。

いち早く戻ったベルが一人で戦う。

ファイアーボルトで攻めるが川に逃げ込んでベルも道連れにする。

しかし急な流れも知って自分は枝につかまって難を逃れる。

何も知らないベルは急流に流されて滝つぼに落ちる。

ベルを助けようと我を忘れるリリは止められる。

ベルの成長は異常、既にレベル4でも中位レベルでアイシャよりも強い。

だからベルは自力でパーティに戻れる力を持っている。

アイシャの言葉で冷静に今後の作戦を立案するリリ。

滝が見える広場まで撤退して命の重力魔法で下層に落とす。

その間にアイシャは地上に戻り、討伐隊の編成を依頼する。

ドルムンのパーティも合流、負傷していた。

ベルは滝つぼに落ちたが無事だった。

戻ろうとするが、下層最速のイグアスに狙われる。

アイズなら立ち向かうはず、剣で迎撃するはず。

勇気を出して立ち向かうベル。

何とかイグアスからの攻撃に耐えて勝利する。

そんな時、ベルに拍手する存在、マーメイドの少女だった。

ーーー次回　「水都の少女」ーーー

　

突然出現した強化種モンスター。

元は苔のモンスターのモスヒュージ。

それが魔石を食べて高度な知性と強さを手に入れた。

これは厄介なモンスター、しかも種子を発射して冒険者に寄生させる。

本体を倒せば種子も消失するとは思い難いが、そうしないと戦う意味がなくなる。

ベルは前シリーズから人語を話せるモンスターとの遭遇。

マーメイドの少女と仲良くなって、彼女のためにも頑張るエピソードでしょう。

早くウィーネと一緒に暮らせる世界が来て欲しいものです。

イグアスとの戦いは2刀流で戦って欲しかった。