本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第3期 TokyoMX(4/20)#28

第二十八章　冬籠りと今後の話

　

マインはホームシックだった。

空いた時間でデリアは計算を教えて欲しい。

ギルも文字を読めるだけじゃなく書けるようになりたい。

側使えの成長を喜ぶ、これなら神殿教室で教えることも可能かも。

読み書きが出来る人を増やせば本も増える。

そんなマインの野望だが教師は灰色神官の仕事。

ルッツが訪れると甘えて抱きついてしまう。

ホームシックは益々酷くなっていた。

トゥーリも訪れてくれるが別れが辛い。

側使えは主人の下働き、ルッツに対抗心を燃やすギルだが同格にはなれない。

冬の仕事にリバーシなどのテーブルゲームの制作は許される。

下町に販売するならと神官長に許可される。

奉納式に使用する衣装の納品日を指定される。

それはベンノと相談したい神官長の目論見があった。

盗聴防止の結界を作成、ベンノからインク教会のあらましを聞く。

協会長のヴォルフは悪い噂が立っている人物。

悪事も平気でこなすらしい。

マインの尋常ならざる魔力量は領主の許可を得たもの。

だから領主に気に入られたい貴族、逆の立場の者、双方から狙われる。

それ程にマインの立場は危うかった。

そしてトロンベ討伐で失態を演じたシキコーザは死亡扱い。

ダームエルは1年間の見習い降格処分となった。

マイン専属の護衛となる。

マインが安全に暮らすには貴族の養子になること。

今は家族と離れたくないと魔力が暴走しそうになる。

神官長は秘密の部屋にマインを連れて話を続ける。

貴族院に入学する10歳までしか結論を待つことは出来ない。

今は家族とは離れたくないマイン。

ーーー次回　「奉納式と冬の訪れ」ーーー

　

貴族に噂が広まったのは厄介ですね。

誰もが良い人とは限らない。

と言うよりも見栄や権力を求めて醜い争いが起こりそう。

そんなマインを守ってくれる人々も増えてきた。

それでも足りないのでしょうね。

ダームエルが彼女を守ってくれそうですが、それでも四六時中可能かは不明。

色々と厄介事に巻き込まれそう。