現実主義勇者の王国再建記 BS11(3/05)#22
第22話 人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり
ソーマは悩んでいた。
人材不足が甚だしい。
国民の識字率は低い。
貧困ゆえの制度と言えた。
祖父の奴隷商を引き継いだジンジャー。
急なことで、抱えている奴隷が売れるまでは面倒を見る。
しかし、そこで商売は終わり、新しい商売を始めるつもり。
サンドリアは奴隷たちの現状を報告する。
親族は離れたくない。
そこでジンジャーは考えた。
なるべく、素性の悪い買い手は断り、高く売れて、奴隷たちも
使い潰されないようにしてあげたい。
そこで衣装を購入、身なりを整えた。
次に読み書き計算を教える。
付加価値を高めるには学習が大事だと思いついた。
ある日、各地の領主たちがジンジャーの店に駆けつけた。
我先にと読み書き計算の出来る奴隷たちを求めてきた。
国王が領主に統治能力を求めてきた。
それには読み書き計算ができる者が重要になる。
出来ることなら全員を引き取りたいと焦っていた。
残ったのはサンドリアだけ。
彼女の実家は商家で保証人になってしまって借金を背負った。
それが焦げ付いて娘を一人、売ることになった。
そんな、何処にでもある不幸なエピソード。
ある人物がジンジャーを訪れてサンドリアを購入したいと大金を手渡す。
しかし、ジンジャーは彼女を新たな事業のパートナーに考えていた。
そう聞いて、彼女も彼の願いを受け入れた。
面白いことを始めた奴隷商の噂を聞いて訪れた。
ジンジャーの教育が他の奴隷商にも波及した。
噂を辿ってジンジャーを探して訪れた。
ソーマは奴隷制度を廃止したいが急な改革は争いを生む。
そこで、先ずは奴隷商を公営化したい。
そこで職業訓練を行う、その所長をジンジャーに任せたい。
サンドリアと喜んで引き受ける。
ーーー次回 「うがい手洗いは防疫の基本」ーーー
途中から主役が代わってました。
ソーマが行ったのは奴隷解放の手段。
穏やかな解放を目論んだ。
そして有益な人材を増やしたい。
ただ学校を作るだけでは人材は増えない。
なぜならば、重要な職は貴族が独占してしまうから。
そこで識字率を上げるだけではなく、奴隷を開放して人民として国家に組み込む。
それで有用な人材の数が跳ね上がる。
これは面白いエピソードですね。
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