現実主義者の王国再建記 BS11(2/19)#20
第20話 西施のふせみにならう 
ソーマはエルフリーデン王国の道路や上下水道などの改革を断行した。
そして町の美化にも努めてきた。
下水道を完備させるため沈殿池を設置した。
その場所では大量の化石が出土した。
それをジーニャが拝借したのはかなり前の話。
ルドウィン宛に書き残した書簡が今頃、発見された。
ジーニャは関節の可動部分を調べるために魔物の素材やダンジョンで発見された
未知の部品を組み合わせてメカドラゴンを作っていた。
しかし動力は組み込んでいないので動かない。
ドラゴニュートの星龍連邦が見たらただでは済まない国際問題となりそう。
そして動かないのでは武器にもならない。
王子ユリウスが治めるアミドニア公国では不満が募っていた。
公都ヴァンでさえもエルフリーデンに治めてもらったほうが良かった。
そんな民衆の不満の声が遂には反乱となる。
その反乱を収めたユリウスは見せしめにと過剰な残虐性を発揮してしまった。
その結果、ヴァンの民意はエルフリーデンへの併合を求めてきた。
ソーマは全てを予測していたので、すぐさま併合を認める。
カルラは王宮でメイドとして教育されていた。

この機に乗じて各貴族たちが決起した、ユリウスは帝国に逃げ込むしか術がなかった。
その結果としてアミドニア全土を併合して欲しいと嘆願書が届く。
ここまでは想定していなかった。
アミドニア併合はデメリットのほうが多い。
一番は食糧問題がある。
エルフリーデンも他国を養えるほどの蓄えは存在しない。
それに隣国のルナリア正教皇国、トルギス共和国はアミドニア公国への侵攻を開始する。
傭兵国家ゼムは侵攻しないが傭兵を両国に貸し出している。
この状況下では併合を受け入れるしかない。
公都ヴァンの民衆も断られると反乱を起こすかもしれない。
それにしても全てが上手く速やかに運び過ぎている。
ギャツビー・コルベールは公国の権利書などの重要書類をソーマに差し出す。
元財務大臣のコルベールをエルフリーデンの財務大臣に任命する。
トルギス共和国の侵攻を食い止めていたヘルマン・ノイマンから特産品をプレゼントされる。
羊毛が特産で絨毯が送られる。
これに女性が潜んでいる事例が歴史上ではあった。
鼻がもう少し低ければと歌われた絶世の美女の逸話。
同じく王女でユリウスの妹ロロアが潜んでいた。
彼女はソーマに自分を娶って欲しいと告げる。
ーーー次回 「」ーーー
まだお隣のアミドニア公国の問題は終わっていなかった。
今回は兄のユリウスに代わり妹で商人のロロアの秘策。
自分がソーマの嫁となりアミドニアも統治してもらう。
それにより、軍事大国から商業の発達した商業国へ転換できる。
食糧問題も解決してもらえる。
色んな思いを込めて身売りを画策した。
何処かの赤字国家の再生プロジェクトのような秘策でした。
ソーマが統治して王女が嫁げば併合も問題なし。
ソーマの政治力で国内外の諸問題も解決できる。
そんな彼女の秘策でしたね。
こうしてソーマの嫁は増えていく。
ただし王女なだけに愛人は難しいかな?
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