結城友奈は勇者である －大満開の章－ TBS(11/05)#06

第6話　私の不安をやわらげて

　

勇者システムが開発されて人々の平和は守られる。

そのはずだったが、誤算もあった。

勇者も損耗するのだった。

杏と珠子の死は千景に暗い影を落としてしまった。

竜巻の発生で死傷者が出てしまった。

勇者がバーテックスを取りの逃したせいだと根拠もなく書き込む輩が居た。

ネット上では勇者を誹謗中傷する輩も存在する。

そんな無責任な書き込みを読んでしまう千景。

ただ守られているだけにと怒りが込み上がる。

友奈は自分の身を犠牲にして、この世界を守ったのに。

ネット上での書き込みに黒い闇が溜まっていく。

千景の両親はロクでもなかった。

父親は日柄、酒に溺れていた。

母親は不倫して家を出たが相手が亡くなって出戻ってきた。

そして病に倒れて寝たきりになった。

不倫されて出戻ってきた母を父は許さなかった。

そんな家族から勇者になれば出ていける。

そう考えた千景だった。

千景は勇者の中でも浮いていた。

他人との関わりが下手だった。

そんな彼女に優しく接してくれたのは友奈。

彼女だけが友人だった。

実家には誹謗中傷の張り紙が所狭しと貼られていた。

誹謗中傷の嵐に千景の心は壊れていく。

かつての仲間がお気楽に話しながら帰宅するところに遭遇する。

寄生虫のくせに、私達の痛みを知りなさい。

かつてのクラスメイトに斬りつける。

平和に暮らせるのは私達の犠牲のお陰。

乃木若葉が止める、友奈に頼まれた。

彼女は一命を取り留め懸命にリハビリしていた。

それでも千景の精神が気になると若葉に頼んだのだった。

千景には精神的なダメージがあると判断され治療に当たる。

惨劇から4年が経過して若葉は会見を開く。

若葉の活動報告に賛同者も増える。

それが気に入らない千景、どうして自分だけ褒められるの？

友奈に会いたいと病院を訪れる。

若葉は毎日のように付き添っていた。

そんな二人の間には割り込めない千景。

見つかると逃げてしまう。

若葉が自分から友奈を奪ったと勘違いして暴れてしまう。

精神医には大丈夫だと安心させる言葉だけを報告する。

そんな時、バーテックスが出現する。

若葉は一人でも出動するが、千景も参戦する。

バーテックスは1体、二人で共闘して仕留めようとしたが、千景が若葉を攻撃する。

私は私を愛してくれる人と一緒に居たいだけ。

若葉が居なくなれば友奈と一緒に居られると思い込んでいた。

切り札を発動する。

ーーー次回　「君を忘れない」ーーー

　

郡千景のエピソード。

家庭環境が複雑で、一人で強く生きるしか術がなかった。

そんな彼女と友だちになったのが友奈。

杏、珠子も仲良しだったが亡くなってしまった。

そして若葉は一人、リーダーとして毅然とした態度を取る。

それは間違ってはいないが千景には情を感じられない。

友達が亡くなったのに悲しみもしない。

そんな彼女に不信感を募らせていったのでしょう。

彼女の心の闇が広がり、誰も、友奈以外は信じられなくなっていく。

そして遂に闇落ち状態。

仲間同士での戦闘が始まる。

彼女の特殊な家庭環境も相まって最悪の結果を招きましたね。

大赦にはメンタルケア制度はない様子。

その辺りは考えておかないと行けないでしょう。

なにせ少女なのですから。

兵士じゃなくて少女であることを忘れていますよね。

勇者になっても自宅ん住んでいるのも不思議。

寮生活じゃないの？