大正オトメ御伽話 テレ東(11/05)#05
第五話 九月一日
珠子が医者になると言い出した。
今回の夕月が倒れた件もあって誰かを助けられる人になりたいと考えた。
今までは考えたこともなかった。
神戸の珠助おじさんに連絡して了解は得ている。
父も志摩家から医者を輩出できるのは名誉なことだと自慢できると説得する。
この思いに一番驚いているのは珠子自身だった。
それなら最後に3人で川の字で寝ましょうと夕月の提案。
珠彦には家族で一番気に入っていたのが珠子だった。
互いに家族では孤立した存在だったのも影響しているかもしれない。
眠る珠子に頭をなでながら告げた珠彦。
それは夕月から教わった安心させる術だった。
汽車に乗る珠子を見送る珠彦に今度は面と向かって撫でて欲しいですわ。
あの時は眠っていなかった。
夕月はお弁当を手渡す。
中身はキャラメルと珠彦からの本。
二人との出会いが珠子を変えた恩人だと感謝している。
今日は村で市が立つ日。
買い出しに向かう夕月。
医者が夕月を金で買われた志摩家の犠牲者と罵った。
彼が知っているということは、村では悪評が立っていると想像する。
夕月を追いかけて守ろうとする珠彦。
追いついて一緒に手を繋いで買い物する。
案の定、陰口が囁かれていた。
夕月は、こんな状況下で買い物をしていたのかと思うと辛かった。
それに珠彦には目的もあった。
本を買いたいのだった。
そんな彼を影から眺める少女。
九月一日は珠彦の誕生日。
豪華な食事にプレゼントは手作りの桔梗の押し花の栞。
生まれて初めてのお祝いに嬉しくて泣いてしまう。
昔の自分も救われたと考えて思わず夕月を抱きしめてしまう。
でも互いにドキドキしてしまう。
珠彦の部屋で物音がするのでネコのハルちゃんかなと考えた。
彼女はキャラメルの瓶を割って食べていた。
そして珠彦秘蔵のエロ本を見つけて迫る。
私が相手してあげようかと迫って財布と栞を盗んで去っていった。
呆気にとられて呆然とする珠彦。
栞を盗まれたことに気づいて自転車で追いかける。
財布は良いが栞だけは取り返したい。
残された夕月は部屋の残り香に女性を感じる。
お坊ちゃんはチョロいとほくそ笑む少女だった。
財布だけでなく栞も捨てずに戦利品として保管する。
ーーー次回 「」ーーー
珠子の独立でしたね。
今までは世間が志摩家を特別視するので自分も逆に相手を蔑んでいた。
そんな悪循環を断ち切って自分の目標を定めることが出来た。
彼女は聡明でバランスの良い思考ができる人物のようですね。
二人に、会えて自分の道を決めることが出来た。
次に会うときが楽しみですね。
夕月には神戸を訪れて欲しい。
そして医者が志摩家を妬んで発言したとおりに村では妬みや僻みが蔓延していた。
志摩家を妬んで夕月まで辛い思いをしているのではと他人を思いやれることが出来た。
珠彦も確実に成長しています。
そして最後に現れた謎の女スリ。
志摩家から何でも奪ってやろうと考えている様子。
これは昔の村社会の僻みと羨望の具現化でしょうか?
- 関連記事
-
- 大正オトメ御伽話 テレ東(12/10)#10 (2021/12/12)
- 大正オトメ御伽話 テレ東(12/04)#09 (2021/12/05)
- 大正オトメ御伽話 テレ東(11/26)#08 (2021/11/28)
- 大正オトメ御伽話 テレ東(11/19)#07 (2021/11/21)
- 大正オトメ御伽話 テレ東(11/12)#06 (2021/11/14)
- 大正オトメ御伽話 テレ東(11/05)#05 (2021/11/07)
- 大正オトメ御伽話 テレ東(10/29)#04 (2021/11/01)
- 大正オトメ御伽話 テレ東(10/22)#03 (2021/10/25)
- 大正オトメ御伽話 テレ東(10/15)#02 (2021/10/16)
スポンサーサイト
Trackback
Trackback
おしながき ・ブルーピリオド 第6話 メンブレ半端ないって ・結城友奈は勇者である -大満開の章- 第六話 私の不安をやわらげて ・大正オトメ御伽話 第5話 九月一日 アニメガネ - 2021.11.07 13:54
神戸で病院を経営している叔父の家に行き 医者になると言う志磨珠子。 前回、立花夕月が過労で倒れたことが 医者になろうと思ったことが、切っ掛けだったのか。 大正十一年九月一日。 村の市に行った立花夕月を志磨珠彦は 追いかけて行きました。 世間の嫌な風評からガードするためですね。 九月一日は志磨珠彦の誕生日だったのか。 だから夕飯は豪勢なのか。 千葉の田舎の家に忍... 奥深くの密林 - 2021.11.08 05:27
Comment