やくならマグカップも 二番窯 BS11(11/01)#05
第5話 どうしたの?十子先輩
幼稚園の頃は祖父から陶芸を学んで楽しかった。
それが今では楽しい関係ではなくなった。
ちょっと落ち込む十子。
学校では文化祭、織学祭の準備が始まった。
2週間後に向けて各クラスや部活で準備が忙しい。
直子のクラスはお化け屋敷豚汁を提供するので衣装のサンプルを考案中。
陶芸部は展示と即売会を予定。
十子先輩が頑張っている。
久々梨は飲食担当なので保健衛生講習。
姫乃は先に部室に向かう。
今朝の十子先輩は様子がおかしかった。
心ここに非ずな感じだった。
今も部室に入らずに帰ろうとしていたので呼び止めて五平餅を食べに誘う。
久々梨からは、コンクールに出展した作品を更に進化させていると聞いていた。
今朝から何か様子が変なので元気づけたかった。
祖父の工房に夕食を届けると織学祭の展示を見に来て欲しいと頼んだ。
行けたらなとの返事は5回目で訪れたことはなかった。
コンテストでは嘘をついた。
本人の好きな作品を作れば結果は気にしなくても良い。
十子は最優秀賞を欲しくて狙っていた。
それは皆とは違う気持ちだった。
そうすれば祖父が振り向いてくれると思っていたから。
幼稚園の頃は楽しかった。
父親に話してみると、ぜんぜん違うかも。
プロ野球の選手が解説になった途端、選手を褒めなくなった。
彼と同じで、腕が上がったので褒められなくなったのでは?
気分転換でもすれば良いのでは?
そこで久々梨に頼んでアウトレットモールに誘ってもらう。
4人で出かけたアウトレットは楽しい。
でも最後は陶芸のお店に向かってしまう。
そこではネットで見かけた気になった品も展示されていた。
6桁の118,000円で4割引きでも買えない。
良い作品だけれど、真似ても、十子先輩らしくない作品。
外で休んでいるとヒメナと出会う。
彼女は工房に発見した道具が良く分からないと相談される。
十子先輩なら分かるかもと持参してきてもらうことにする。
勝手に決めた姫乃だが、ダメ元で良いと安請け合い。
ーーー次回 「」ーーー
十子先輩の悩みは大好きな祖父に褒めてもらえないこと。
それは彼女をライバルと認めたことからでしょうね。
今までは子供の遊びレベルだったが、プロに近づきつつある。
下手すれば自分を追い越されるかも?
そこで焦って自分も頑張り、彼女にも一人前として扱う。
つまりは実力を認めたと言うことのようですね。
でもそれを言葉では伝えない昭和の頑固爺さんでした。
男性は得てして話さないでも伝わると言ってしまいがち。
でも言葉が下手、コミュニケーション下手なだけなんですよね。
言葉で伝える仕事に就けば変わるのですがね。
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