無職転生 ～異世界行ったら本気出す BS11(10/31)#16

第十六話　親子げんか

　

ミリス神聖国の首都ミリシオンに到着した。

ギースは手前で分かれて入国する。

冒険者ギルドには顔を出せよと忠告を残す。

宿で会議を開く。

魔大陸に転送されて1年半、ようやく人の住む場所に辿り着いた。

ルーデウスは暫く逗留して資金集めを行うつもり。

しかもスペルド族の復権に人助けをしてフィギュアをお守りとして配る。

そんなことを考えていたがエリスはゴブリン退治をすると宣言。

ルイジェルドもエリスなら大丈夫だと許可する。

と言うことで3人は別々の自由行動となる。

父パウロに手紙を書こうとするルーデウス。

その時に人攫いを見つけてしまう。

デッドエンドの掟は子供は助ける、だから追いかける。

何処かで見た少年だが、見つかってしまう戦闘になる。

相手を倒すが増援が来る、バインバインには見惚れてしまう。

親分が到着、彼は強い。

よく見ると父親のパウロだった。

居酒屋でルディのここまでを尋ねる。

デッドエンドの3人で何とかここまで到着した。

生きることに必死で大変だったが楽しそうな冒険に聞こえる。

父はどうして伝言を読まなかったのかと怒る。

どうして転送されたのが自分たちだけだと思う？

村の住民も皆が転送されて行方不明。

人攫いは誤解で転送された子供が奴隷として扱われることがある。

そんな子供を救出していたらしい。

そう言えばシルフィーを虐めていた少年を助けていたと気づく。

冒険者ギルドにも伝言したのに知らないことを責める。

楽しそうに話すルーデウスに手を出してしまう。

親子げんかになるが、魔眼で相手の攻撃予測ができるルディ。

逆に父を叩きのめす。

そんな父を守る妹のノルン。

ルーデウスは冒険者ギルドに顔を出して伝言をチェックすべきだったのだ。

そんな初歩的なことも知らなかった。

どうやら父は家族を探して、この街で捜索隊を組織したらしい。

そんな彼からはお気楽なルーデウスに腹を立てたのだった。

まだ子供だが魔法の実力は大人顔負け。

それなら人助け、母親探しも出来たはず。

そんな恨みにも似た感情が父親を支配していた。

状況を把握して落ち込むルーデウス。

ゴブリン退治に成功して自慢げなエリス。

落ち込んでいるルーデウスが父親に殴られたと聞いて仕返しを考える。

ルイジェルドが親子げんかだからと止める。

エリスが出来るのは慰めるだけ。

どうすれば良いかは分からない。

でもルーデウスの頭を胸に抱きしめる。

それだけでも十分。

ーーー次回　「」ーーー

　

父親のパウロは楽しげな息子ルーデウスに八つ当たり。

昼間から飲んだくれている男が偉そうなことを言える立場じゃない。

でもギースが忠告した冒険者ギルドで伝言チェックを怠ったのは事実。

それも知らない新米冒険者でした。

今回の一件は父親パウロの八つ当たりがみっともない。

彼も苦労したのかもしれないが、ルーデウスに母親が行方不明だと告げるだけでいい。

そんな余裕もないほどに彼も苦しんでいたのかもしれない。

だから酒に溺れて逃げたのかもしれない。

でも精神年齢は低いと言わざるを得ない。