現実主義者の王国再建記 BS11(9/11)#11
第11話 李代桃疆
バルガス公率いる空軍を誘き寄せて、ソーマたちは城内に侵入した。
図書館に収蔵されている設計図を調べて脱出口も調査済みだった。
今からでも遅くないので投降する気はないかと尋ねるソーマ。
これは武人としての意地であるとバルガス公はあくまでも勝負に拘る。
後のことは、トルマンに任せれば空軍を取り仕切ってくれる。
そこまで言い残すとアイシャとの一騎打ちとなる。
彼女の剣は重く硬い、力づくだが国王を守るには十分だった。
それでも戦艦が落とされた音が聞こえたので急ぐ必要がある。
リーシア姫も参戦、バルガス公を仕留める。
リーシア姫はソーマを国王と認め例え両親が復帰を求めても戦うと宣言する。
その言葉でバルガス公は敗北を認める。
隷属の首輪で捕縛して無力化する。
カルラ率いる近衛兵が戻ったが抵抗を禁止する。
カルラにも隷属の首輪を施行する。
トルマンに事後処理を命じる。
空軍は禁軍の配下に加わり、バルガス公の反乱は失敗したことを全軍に伝える。
反乱の終結を伝えて急ぎ、カーマイン公の領地に空軍を向かわせる。
カルラの命乞いをするリーシア姫だが反乱者の罪を軽減することは無理。
国王自らが法を曲げることは出来ないから。
カーマイン領内を空爆するが、領民の居住区は避ける。
被害は最小限に抑える。
制空権を掌握されて反乱もここまでと諦める。
領民を人質に取られては戦えない。
それでも不正貴族は城内に立て籠もって徹底抗戦を求める。
彼らに隷属の首輪を施して自身にも施錠させる。
ハルバートの父親はカーマイン公の一連の行動をソーマに伝えていた。
カーマイン公は不正貴族を一網打尽にするために味方をするふりを行った。
不正貴族の隠し財産を奪いきれていない。
彼らは傭兵を雇って反乱を企てる。
そして最悪のケースは誘拐もあり得る。
それに貴族は姻戚関係を利用して網の目をくぐり抜ける力を持つ。
何処かに集めて処罰する必要がある。
それらを自らの反乱という形で行ったのだった。
彼の犠牲は尊い、秘密は一切を隠す必要があった。
なのでバルガス公にも伝えなかった。
上手の手から水が漏れることもある。
事前に相談して欲しかったと考えるソーマだった。
カーマイン公は白旗を掲げ全ての終了を伝える。
ソーマたちの本当の行動はここからだった。
空軍を率いて隣のアルトムラを包囲するアミドニア公国との開戦だった。
国民に開戦を宝珠放送で伝える。
空軍はアミドニアの首都を陥落させる。
出兵したガイウス公王は急ぎ首都に撤退する。
しかし最短距離の山脈越えにもソーマは兵を配置していた。
険しい山脈越えは道も狭く、3万の兵の半分が削られた。
戻る途中の村から兵を徴兵して2万5千にまで戻していた。
そんな無理は領民からの信頼を失うだけなのに。
しかし首都の前にはエルフリーデン王国の旗が並んでいた。
第1皇女ロロアは財務大臣をクビになったギャツビーから父親の愚行の報告を受ける。
ーーー次回 「」ーーー
ライオンのカーマイン公は王国のためには自己犠牲をも厭わない人物でした。
全ては不正貴族を一網打尽にして粛清するためでした。
なんとも思慮深い作戦と行動でした。
それを知らぬバルガス公が一番情けないかも。
カルラは父の後を継いで空軍を率いるのだと思ってましたが、そうでもない?
空軍を手にすれば隣国への開戦も用意。
空軍を手にすれば隣国への開戦も用意。
制空権を押さえれば勝ち。
それは、この時代でも同じようですね。
陸軍大将が知的で素晴らしい人物でした。
これで全てが上手く収まった?
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