ひそねとまそたん BSフジ(4/12)#01新

第1話　正気の沙汰ではないんです

甘粕ひそねは進路に悩んでいた。

適当に戦闘機をみて航空自衛隊を志望した。

庶務課に配属されたが第8格納庫の柿保班長に資料を届けることになる。

基地内の地理さえも知らないのに格8が地図にも掲載されていない。

困っているとヤクルトおばさんが教えてくれる、山中だった。

そこで巨大な生物を見る。

目覚めるとベッドの上。

ひそねは変態飛翔生物のパイロット通称OTFに選ばれたのだった。

変態飛翔生物とはドラゴン、古来より日本では竜を密かに匿ってきた。

実在のドラゴンを現在では航空自衛隊内で秘匿している。

ひそねはドラゴンのパイロット、通称Dパイとして配属が変更される。

ドラゴンは定期的に飛行しないと熱を発する。

普段はプールで冷却している。

Dパイとして飲み込まれて排泄されるための講習ビデオで学ぶ。

先ずはドラゴンとの接触から始めよう。

しかし飲み込まれて気絶、再び口からリバースされる。

私できません、ようやく思っていたことを口にする。

堰を切ったかのように次々に話し始めるひそねに柿保班長もたじろぐ。

今更ですが、12回も話そうとしたが阻止された。

実は思ったことを全て口に出してしまう性格がトラブルを招いてきた。

だから話すことを抑えてきた、ついつい言い過ぎてしまう性格なのだった。

配置転換で荷物を移動させる時に格納庫に立ち寄る。

ドラゴンの偽装パーツの調子を確かめる小此木整備員。

ドラゴンが甘粕を選んだ理由が少し分かった。

ドラゴンは自由に空を飛びたいのを我慢している。

甘粕にも似たところがある。

最後に選ばれた理由を尋ねると飲み込まれて飛行する。

事前に飛行プランを提出されていないので大慌てで対処する。

目覚めると体内、携帯電話で柿保班長と通信。

ヘッドギアを付けているのでスイッチを入れる。

現在位置も確認できて飛行モードとなって視界が開ける。

知らずに謝って操作FoxTrot形態、戦闘機F-15に変形する。

排出されて無事に回収される。

ドラゴンはレアメタルが大好きで、ひそねのガラケーに反応したのかも。

---次回　「ドラゴンの名前はまそたんにします」---

　

少女が自衛隊で頑張るアニメかと思ったらドラゴンが隠匿されていた。

戦闘機に偽装して飛行するアニメでした。

「日常」のようなキャラデ、CGではなく手書き風の背景や建築物。

全てが今どきのアニメとは異なる作風。

制作がBONESなので当然動きまくる画面。

総監督や脚本もメジャーで面白い。

日本では太古の昔からドラゴンを秘匿していた設定も悪くない。

しかも飲み込まれて操縦するのも斬新で良い。

今期ではトップの面白さだと思う。

戦闘機の離陸前の確認動作も手書き風だけど精密なフラップや排出口の動きが良い。

もうこれで十分に面白くて終わっても良いと思える満足さだった。

最初のドラゴンとの出会いは、宇宙怪獣ギララを思わせた。

ガメラ、ゴジラに関わった総監督の趣味かなと思えた。