2.43清陰高校男子バレー部 フジ(1/07)#01新

第1話　少年ユニチカ

　

灰島公誓と黒羽祐仁は幼馴染だった。

灰島が東京に引っ越す時は泣いて別れたのだった。

その灰島が帰ってくる。

チカとの再会を喜ぶユニだがチカは素っ気なかった。

学校では部活に入る決まりがあるのでバレーボール部に所属するユニ。

しかし本気で県大会で優勝するなど考えられる状態ではなかった。

だがチカは本気で一人で練習していた。

気になって練習を覗くユニ。

女子部と揉めるのでイヤイヤを装いながらも参加する。

喜んで練習を変えるチカ。

するとリョウも参加して益々練習が多彩になる。

リョウが残りの３人も引っ張ってきた。

練習が潤うと益々喜ぶチカだった。

チカは本気で県大会に出場して優勝したい。

普段、連れ立って何をするわけでもなく遊んでいた先輩。

その先輩がチカとは付き合わず、俺達と一緒に遊べと誘う。

すぐに飽きるから、そのときにと柔らかく断るが今直ぐ戻れと命じる。

チカの東京でのトラブルを調べていた。

銘誠中学ではセッターのチカの思い通りに動かないメンバーに腹をたてた。

その結果、一人が自殺未遂を起こしたらしい。

事実、試合でレギュラーを外されたチカ。

でも、その生徒は入院していたはずが自宅に居たのだった。

ーーー次回　「」ーーー

　

ちはやふるで聞いた訛りだと思ったら同じ福井県でした。

サブタイのユニチカってかつての女子バレーボールの名門ユニチカのオマージュでしょう。

東洋の魔女を排出した企業チームでした。

今作は高校生かと思ったら中学生でした。

ハイキューと同じくセッターは自分の思い通りに進めば勝てると思う傲慢さがある。

弱いと殊更、悔しくてつい言ってしまう。

でも子供たちはコミュニケーションが下手なので、それが上手く伝わらない。

そして揉め事が生じる、彼を理解できる仲間がユニとなるのでしょう。

田舎はヤンキーが多いのはやることがない、働く場所がない。

社会的な構造問題を抱えているのでしょう。