無能なナナ TokyoMX(10/11)#02

第2話　時間遡行

　

人類の敵とは能力者だった。

突如として特殊能力を持つ人類が誕生した。

彼らは未熟故に自分が最も強いと奢ってしまった。

人体実験に駆り出され辟易して反乱を起こすようになった。

人類と能力者で壮絶な戦いが繰り返された。

何とか人類が能力者を制圧した。

そして絶海の孤島に隔離して人類の敵と戦うための訓練を施した。

これが人類と能力者の歴史であり現状だった。

そしてナナは密かに能力者抹殺を命じられ、送り込まれた刺客だった。

未熟な人類に能力など無用が上層部の結論だった。

今日は大木を渡る訓練、落ちれば池にハマる。

郡セイヤは何でも凍らせることが可能。

池も凍らせて訓練の意味が失くなってしまう。

水深5mの場所も一瞬で凍らせる驚異的な能力だった。

色々と質問して能力を調べる。

どうやら嘘をつくのは下手な様子で生物を凍らせることは出来ない様子。

モグオはナナオが不在なのが気に入らず暴れていた。

そんな彼を黙らせたのは渋沢ヨウヘイ。

彼の能力は時を停止させると言われている。

そこで個別に接近して能力を探る。

ナナオくんを探して欲しいと同じ転校生の小野寺キョウヤが頼む。

彼のナナオの隣の部屋なので気になっている。

昨夜から部屋には帰っていないので心配。

ナナにも探るような内容の質問を繰り返す。

昨夜は二人が一緒だったのでは？

ヨウヘイはナナの味方として過去に戻る。

彼の能力は過去に戻る時間遡行能力。

しかし体力消費が激しい、せいぜい1日しか遡れない。

他にも戻ったところで誰かに見られると強制的に戻される。

能力を詳細に確認するナナ。

昨夜はナナと崖に居たナナオ。

でもナナは慎重に周囲を確認して誰にも見られずに実行した。

ヨウヘイもそれ移行は確認できずに戻された。

取り敢えずはナナへの疑いを解いて別れる。

ヨウヘイを始末するには、一瞬で倒さないと過去に戻られて自分の身が危うくなる。

準備を施してヨウヘイにナナオは襲われたと告げる。

丁度、ここで人類の敵に襲われて食べられてしまった。

まだヨウヘイを信じられなかった、能力も含めて。

早く戻って彼を助けてあげて。

彼に示した場所は凍った池の上。

つまり1日前は池だった場所。

泳げないヨウヘイならば戻った時点で瞬時に溺れ死ぬ。

その後はセイヤが凍らせて遺体も見つからないはず。

ナナとキョウヤは互いに警戒を怠らない。

ーーー次回　「能力者VS.無能力者」ーーー

　

今回も面白い倒し方でしたね。

時間遡行能力は多分にチートなので制限を儲けましたね。

そうしないと何でもありで勝てなくなりますからね。

そして危険人物なので早々に処分を決定するナナ。

1日程度の限界と肉体疲労、見られると戻される。

そんな制限で上手くナナも犯行回避できました。

事実を知られても罠を張って倒すのも面白いが話が長くなるのと

あまりに何重もの設定を仕掛けると運が絡んでくるのでシンプルが良いですね。

さてキョウヤのポジションは何でしょうね？

未熟な子供が能力を持つと歯止めが効かなくなる。

これは言い得て妙で、とある科学の禁書目録でも分かる。

レベル5にまともな人間は居ないと言える。

それほどに絶大な能力を持つと人は奢ってしまう。

未だに孤島を核攻撃しない理由が不明。

そして能力者の識別も不明。

何某かの数値で判明出来ると設定しないとおかしくなる。

孤島に集めた能力者の認定方法が不明。

今回もナナが能力を見て、聞いて理解している。

相手を倒すなら事前に教えられているべき。

その辺りの設定に矛盾を感じる。