魔王学院の不適合者 BS11(8/15)#07

第7話　母の言葉

　

前年度の覇者でエミリアの兄、クルト・ルードウェルと対戦するアノス。

1分で倒す、剣には製作者の思いが籠もる。

妹のエミリアは歯軋りする。

第2戦ではレイが勝利するがログノース魔剣協会からの出場だった。

ログノースは皇族派閥に与する協会。

そのことをレイは知られたくはなかった。

決勝戦では勝つ、今ここでもと剣を抜く。

アノスはレイの胸を探る。

魔法具で拘束されている。

あれを埋め込まれているなら母親が人質となっているかもしれない。

アノスは順調に勝ち上がり残すは明日の決勝戦。

応援席の両親とファン・ユニオンが出迎える。

母親に魔剣を渡してミサと病院に向かう。

ファン・ユニオンが母を護衛する。

母親は半霊半魔だった、レイは皇族出身の純血のはずなのに。

育ての親かもしれない。

アノスの魔力を与えても回復しない。

妖精ならば根源が広く皆に知られれば力を得る。

その根源が不明。

彼女の治療と引き換えの魔法具の拘束だと分かった。

母が目を覚ましレイの幼い頃を話す。

剣が強かったが楽しそうではなかった。

それがアノスに負けて初めて嬉しそうだった。

子供の足を引っ張る命など要らない。

母は全てを知っていた。

ミサの根源を母と繋いで生命力を分け与えることは可能。

しかし時間が必要で効率は良くない。

それでもミサは助けるためなら命を削ることも厭わない。

エミリア先生が決勝戦ではアノスの剣を預かると母の前に訪れる。

そんな規定はないはず。

母は私が直接、事務局に届けます。

それならば力づくでと魔法を放つ。

ファン・ユニオンが8人で母を守るが魔力量が異なる。

混血など授業を盗むだけの盗人だ。

純血種に恥をかかせた報いを思い知れ。

それでもファン・ユニオンが頑張る、命が尽きかけて消し炭状態になるまで耐えた。

アノスが転移して母を守る。

エミリアを言霊で縛って全員を回復させる。

ファン・ユニオン全員の名前を覚えて決して忘れない、大儀であった。

あとは母に任せてエミリアと転移する。

俺は感情に任せて力を行使する愚かなマネはしないと思っていた。

母を傷つけたエミリアは許さないと致命傷を与える。

命乞いをさせるが言葉だけの嘘でしか無い。

そして混血として何度も生まれ変わる呪いを施す。

レイは母親の病室でミサの治療を知る。

純血や混血には拘らないレイを信じている。

生命を削ってまでの好意に感謝して治療を止める。

母が目覚め楽しんできてと声をかける。

皇族のレイは両親に恥晒しと捨てられた。

街を歩くレイを育てたのが精霊病に侵された母だった。

アノスはレイが出掛けた後に病室に戻る。

アノスの転移を知っても何も言わずに出かけるレイ。

ーーー次回　「二人の決勝戦」ーーー

　

エミリア先生はタダの差別主義者で終わってしまいましたね。

この後、アノスを付け狙う暗殺者にでもなれば面白いのにね。

美人キャラだっただけに勿体無い。

レイが所属したログノース魔剣協会の関係者が不明。

関係者が下衆な笑みを浮かべれば分かりやすい。

なので病院と魔剣協会の関係などが今ひとつよく見えない。

普段からアノスを熱愛する両親にアノスも感謝して愛しているのでした。

なので母に攻撃したエミリアが許せない。

でも魔法が使えるなら、すり替えることくらい出来そうですよね。

エミリアは攻撃魔法しか知らない、そんな設定なのでしょうね。

今回はアノス・ファン・ユニオンが主役のエピソードでしたね。

ミサも含めて9人が良く頑張った。