科捜研の女17 最終回スペシャル テレ朝(3/22)#18終
相棒で活躍していた脚本家さんたちが、この科捜研の女シリーズに
移動しているから面白いと聞いていた。
確かに再放送を見ても面白いのは分かっていたが、シーズンを
通して毎週視聴する気にはならなかった。
相棒が気になって引きずられてきた感じがあった。
確かに視聴率的には相棒は平均15%で科捜研の女は12%程度で
最近は特に下降気味だ。
シーズン9の平均14.5%をピークにドンドン下降線を辿っている。
シーズン15,16では11.0、11.7%まで下降しているのは寂しい限り。
メンバーの入れ替えがまずかったのだろうか?
今期のシーズン17の結果はどうなのだろうか。
「取調室の怪人」
今回の最終回スペシャルは榊マリコを名指ししてきた男が登場する。
指紋もなく、詳細は一切不明。
先ずは榊マリコのお手並み拝見と挑んできた。
大切なものは目に見えない、星の王子さまの一節を引用しする。
正体が明らかになったら40年前に死亡していた被害者だった。
こんな始まりに既にワクワクを禁じ得なかった。
ただ、榊マリコは朽木との会話で情報を得るための誘導尋問的な
上手さは描かれていない。
右京さんなら可能性を10は並べていそうで、キャラの違いだとは思う。
榊マリコはあくまで証拠を元に推理するタイプだからでしょう。
その彼、朽木政一が榊マリコ、つまりは科捜研の実力を認めて捜査協力を提案する。
京都観光に訪れた南米のルベルタ共和国の副大統領の暗殺計画が存在するらしい。
丁度現金輸送車が襲撃され、犯人が、彼の元仲間でテロリストの重松。
重松の暗殺を阻止するために協力する。
しかし彼の本当の目的は暗殺阻止なのか?
脱走した彼が重松を追いかける防犯カメラに写る。
そこで彼の目的が重松殺害だと分かったが動機が不明。
どうやら動機は40年前の彼が死亡したとされる事件に遡る。
そして明らかになる、重松が残した遺品と40年前の事件の真相。
最後には朽木政一の妻が副大統領夫人で飛び立っていなかった。
彼女が妻であるのは配役で早い時期に明らかだった。
配役で逆算できることはドラマでは度々ある悲しい事実だ。
最後の土門刑事の言葉、大切なものは目に見えないには続きがある。
君の薔薇をかけがえのない物にしたのは、君が薔薇に費やした時間だった。
朽木の妻への心情をも言い表していた。
脚本は評価の高い戸田山雅司さん、もう相棒の脚本は担当しないのが残念。
まあストーリー展開上、ご都合主義的なところもあるが、朽木政一を
魅力的なキャラとして描いたので楽しめたドラマだった。
昨夜の相棒IVやこの作品では懐かしい俳優さんが出演して懐かしい半面、
老いを目の当りにするのは辛い部分もある。
スポンサーサイト
Comment