相棒 劇場版IV テレ朝(3/21)
劇場版の第4作目。
振り返ると相棒が変わるたびに劇場版を制作してきたことになる。
興行成績は19.2億円で2017年度の邦画15位。
トップは名探偵コナン から紅の恋歌 68.9億円
洋画は美女と野獣が124億円を売り上げてトップ。
双方をミックスすると28位に該当する成績。
黒字ではあるが、大ヒットと言うよりはスマッシュヒットな感じ。
内容は国に見捨てられた男がリベンジを果たすと見せかけて、
お国のために警鐘を打ち鳴らしたのだった。
国際テロリストとの攻防の割には全編を通じて感じる緊張感のなさ。
最初に英国駐留大使での惨劇がサスペンス風な描き方で右京さんまで呪いと発する始末。
作品としてはペーソス感漂う作風が正しかったのかは不明。
最後には右京さんが身を挺して犯人を庇って狙撃される。
色々と描きたかったのだろうが、どれもが上手く機能しているとは思い難い。
視聴後の感想は悪くはないが良くもないだった。
全体を通じて感じた緊張感のなさ。
元大使の娘の存在が上手く機能していないのも気になった。
なんと言うか、無駄に枝葉が多すぎる感じだった。
右京さんが撃たれる必要はあったのか?
エレベーターのボタンに仕組んだ微毒の犯行など無理過ぎる。
ボタンを押した人が降りたフロアで食事するとは限らない。
時系列的には甲斐峯秋が副総監の立場でダークナイト事件の前にも思える。
衣笠副総監は登場していないし、社美禰子課長も公安的な動きで
シーズン15,16の広報課長のような、そうでもないような微妙さを感じる。
公式サイトの相関図では二人共に官房長官付きと広報課長でした。
撮影は九州ロケで銀座も見せかけただけだった。
江守徹さん、鹿賀丈史さんとゲストは凄かったが老けも感じた。
江守徹さんの初出では分からなかった。
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