乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… BS11(6/06)#10

第10話　破滅の時が訪れてしまった…前編

　

カタリナを断罪する女生徒集団。

カタリナには身に覚えがないが、ゲームの展開と同じ。

そして断罪するのはマリアと攻略対象者。

マリアに対する数々の嫌がらせを文章で準備していた。

生徒会の用事から戻ったジオルドたちが書面を読む。

マリアは出鱈目です、大事な人を侮辱しないで下さい。

ジオルドは状況証拠ばかりでは話にならない。

キースもメアリもアランもカタリナが陰険な策を弄する事は出来ない。

単純な方だと褒めてるようで貶されている気がする。

ソフィアもニコルも全員が養護してくれる。

マリアが書かれている嫌がらせをした人なら別人だと睨む。

女生徒たちは形勢不利で逃げ去る。

その後姿に黒いものを見るマリア。

移動中の中庭で同じ黒い波動を見つけたマリアは1人で行ってしまう。

それからマリアが帰らない、一緒に行くべきだったと後悔するカタリナ。

3日目には全員でマリアを探すが見つからない。

深夜にジオルドが来訪する。

断罪した令嬢たちに問い正すと書類は誰かが準備していた。

しかし誰かは不明、あの日の行動も直前になっての行動。

彼女たちが準備して行動したわけではないと分かる。

まるで誰かに操られていたかのような行動だった。

狙われているのはカタリナ、1人では行動しないようにと忠告される。

それらを総合的に判断すると闇の魔力の持ち主の関与が考えられる。

第6の魔力で後天的にだけ得られる闇の魔力。

禁じられた魔力で光の魔力保持者だけは察知することが出来るらしい。

だからマリアが察知したので連れ去られたのかもしれない。

闇の魔力は儀式で人命と引き換えに得られる。

ゲームではありえないルートだった。

寝不足で学校の医務室で眠ったカタリナ。

寝不足も解消して教室に戻る途中で中庭でマリアを思い出す。

生徒会長が一緒に教室へと手を差し出す。

敦子の隠しキャラ攻略ルートの話を思い出す。

赤い髪で灰色の瞳の闇の魔力の保有者。

失敗すると全員が死亡するルート。

正に生徒会長のシリウスのことだった。

闇の魔力を持っている？

優しい生徒会長がマリアに何かするわけないよね？

それは演技に決まっているよ、騙すための。

光の魔力のマリアには気づかれたので薬で眠らせて軟禁している。

カタリナが大嫌い、消えてくれ。

辛くて苦しそうと頬に触れるカタリナ、今にも泣き出しそう。

大丈夫ですか？

命尽きるまで眠り続けろ。

---次回　「後編」---

　

カタリナの断罪は闇の魔力を保有する生徒会長シリウスの仕業でした。

親友の敦子が教えてくれそうになって止めた隠しキャラルートでした。

もっと早くに考えて対処していれば避けることも出来たのに。

破滅フラグがたくさんあって、そちらにばかり気を向けすぎていた？

そう言えば進級試験のダンジョン攻略でもマリアが気づいたのは

　彼の闇の波動だったのですね。

あの時点で既に仕込まれていた、カタリナが転落して死亡するルートを

　回避できたのですね。

さてカタリナが眠ると全てが終わりそうですが、どうなるのでしょうね。

ジオルドたちが生徒会の用事で呼び出されていたのがヒントでした。

でも誰も彼を疑うには材料が少なすぎた。