とある科学の超電磁砲T BS11(5/22)#15

第15話　やくそく

　

警策看取は研究施設で頑張っていた。

研究者に取り入って褒められることが唯一の生き方だった。

しかし所属する研究所で将来は決まっていたことは知らない。

ある日ドリーと仲良くなることを求められたのは誤算だった。

厄介事を押し付けられたと思った。

ドリーは妹のために治療していると言った。

その成果がたくさんの妹を生み出せるらしい。

聞いても意味不明の役割だった。

ドリーは看取に懐いてくる。

そんな彼女が次第に愛おしくなってきた。

ある日、実験が早く終わってドリーの部屋に駆けつけた。

肉体に機械が埋め込まれていたのを知った。

尋ねると生命維持装置らしい。

不信感を覚えた看取は研究資料を盗んで調べた。

ドリーには色んな投薬実験が繰り返されていた。

クローン体のドリーは後のクローン化計画のための実験体でしかなかった。

そのあまりに酷い投薬実験は寿命自体をも縮めている。

それらを公表すると研究者に抗議する。

しかし統括理事会からの命令で実験データの公表も意味がないと知らされる。

拘束監禁された看取。

ある日、施設から誰も居なくなった。

脱出した看取は統括理事会に1人で立ち向かった。

テロは容易ではなく自身の無力さを知った。

ある時、木原幻生に見初められ学園都市破壊の経過に加担する。

彼は恨みで満たされた彼女の目と思いを気に入ったのだった。

黒子に拘束された看取の元を食蜂操祈が訪れた。

彼女は幻生の記憶を覗いて看取の過去も知った。

ドリーには妹が存在していた。

ある研究施設で眠っている、記憶を共有しているが本人ではない。

その彼女の奪還に同行する看取。

看取の脳を直接操作する必要など無いと分かっていた。

黒子の退院祝いをジャッジメントの支部で行う。

車椅子もようやく不要になったから。

固法先輩も一緒。

美琴の手料理に大喜びの黒子。

御坂母が事件に巻き込まれた件を詫びる初春。

食蜂の記憶操作の内容がイマイチ分からない美琴。

不在金属の件は内緒の佐天。

食蜂は看取に水銀を与えて施設に向かう。

看取が監禁された後は食蜂が彼女と友だちになったと知って喜ぶ。

監禁後はドリーが1人で寂しい思いをしていないかが唯一の心残りだったから。

施設で眠るドリー妹を開放すると駆け寄って抱きしめる看取。

みっちゃんなの？　会いたかった。

嫌われたか、怖がられたかと思っていた。

みさきちゃんなの？

騙し続けてごめんね、研究者の嘘に気づけなくてごめん、二人の思い出に

　割り込んでごめん、もっと早く看取を調べていたら気づけていた。

ドリー妹は食蜂操祈を恨んでいなかった。

それどころか友達だと認識していた。

一緒に海が見たい、色んな所に一緒に行きたい。

しょうがないなぁ、わがまま言いすぎだぞ。

御坂妹も無事に回復した。

大覇星祭が終わってしまったのが残念だった。

今度何処かに連れて行ってあげるから、何処が良い？

海へ行きたいと、不思議なデジャブが感じられた。

---次回　「天賦夢路」---

　

警策看取と食蜂操祈とドリーの過去と現在でした。

これでドリーに関する事件は全て解決。

最後に御坂妹がドリーの記憶を持っていた。

それは彼女たちが生まれる前の思いが通じたのでしょう。

ドリーとドリー妹はミサカネットワークには通じていないはず。

通じていれば御坂妹が救出に向かったはず。

だからクローン誕生の何処かの瞬間で通じた記憶なのでしょうか。

それともドリーの思いがクローン誕生時にコピーされた思い？

食蜂操祈もドリーには思い入れが合った。

3人で海に行った絵は最後を締める良いシーンでしたね。

これで警策看取も報われたので次回からは新シリーズになるのかな？

食蜂操祈も気になっていたドリーのことも解決です。