BNA フジ(4/15)＃02

第2話　Rabbit Town

　

爆弾犯を捕まえた大神士郎。

みちるは、どう見ても狸獣人でしかないが1年前は人間だった。

とりあえずソーシャルワーカーの家に向かうが獣化を戻せない。

アニマシティでも祭りの時以外は人間形態で暮らしている。

獣人生活協同組合のジェム・ホーナーさんが鑑定キットで調べてくれる。

容姿も結果も獣人と判断される。

しかし1年前は人間だった、学生証があれば証明できる。

もしかしたら獣人病とか？

人間が獣人化する症状は聞いたことない。

取り敢えず寝床を与えてくれる。

隣は大神士郎の部屋だった。

明日は早朝から獣民登録をする。

役所は混んでいた、この町の掟はシンプル。

強いものが勝ち。

順番を並んでいると昨日のスリ、猿獣人を発見。

追いかけて捕まえるがミンクのマリー伊丹と会う。

逃げられてしまい、グルだとクレームする。

失くしたものはラビットタウンにある。

そこのグラングランマに聞いてみな。

ラビットタウンは名前とは裏腹にスラムだった。

グラングランマに会うが獣人化しているのは喧嘩を売っている。

彼女の財布は持っていた。

一年前まで人間だったから自由に戻れない。

それなら読み書きが出来るはず、子供たちに教えて欲しい。

それと引き換えに財布を返してやる。

大神は市長と会って仕事を依頼される。

仕事である人物を追いかけるとみちるが子供たちに読み書きを教えているビルを調べる。

みちるも彼を認識するが直に見えなくなった。

子供たちに読み書きを教えるみちる。

銀狼がピンチのときには助けてくれる、そんな噂があった。

ギャングの日下部がグラングランマに集金に訪れる。

ないと突っぱねると、上司のフリップが訪れた。

新しい商売を始めたらしいから払えるのでは？

市長が感づいたらしいから早めに現金化したほうがいいよ。

新商売は獣人を人間に売ることだった。

みちるも含めて子供たちを出荷する。

子供たちは孤児や親に捨てられた子でグラングランマたちの子供ではなかった。

自分の身は自分で守らないといけない。

みちるは脱出を試みる。

狸獣人なので変身ができるのか、自分の肉体を変化させて暴れる。

腕が伸びて機械の操縦者を捕まえて誤作動させる。

落下するゴンドラから子供たちを守って無事に着地。

しかしグランマの幹部たちに絞め落とされる。

その時、大神が駆けつけた。

人身売買は許さないと女幹部を全員倒す。

警察も駆けつけ、子供たちは受け入れる施設があるから大丈夫。

子供たちを売るグランマは許せない。

この街で女1人で生きるのは大変なんだよ。

大神にも噛み付くみちる。

ビルの屋上から眺めていたときに助けられたのに。

あの時では証拠がなかった、現行犯しか捕まえられない。

それでも、もっと早く駆けつけて欲しかった。

遅れたら船が出港していたかもしれない。

俺はミスを犯さない。

みちるは取り戻した学生証を見せる、人間種と記載されていた。

こんな町大嫌い、早く出ていく。

---次回　「Rhino Melancholy」---

　

獣人特区も平和ではなかった。

獣人を商売にする輩まで居た。

人間と同じで生きるためには何でもする輩もいる。

ギャングも居るようなので、何も変わらない感じですね。

それ以上に力が全てだと知性より腕力でしたね。

これでも守るべき種族なのだろうか？

恐らくは貧困が平和で知的な暮らしを不可能にしているのでしょう。

こうなると、みちるは人間として暮らすのが良いのでしょうか？

人間と獣人の架け橋となるのか？

獣人差別を無くすことが出来るのか？

結構、重たいテーマを描くのだろうか？