ちはやふる3 日テレ(2/18)＃19

第十九首　みをつくしてや

名人戦、第4試合。

原田先生はやる気だった。

長崎県大村市。

兼子は名人戦を見ようとTVと格闘。

PCでしか見られないことが分かっていなかった。

周防名人が若い頃、山城今日子読手の自宅を訪れた。

彼女の読みを録音したい。

かるたが好きそうには見えなかった。

かるたでなら一角の人物になれると思ったから。

周防名人は幼い頃、本家に引き取られた。

叔父、叔母、従兄弟も住む名家で暮らすことになった。

叔母の兼子が周防の親代わりで面倒を見てくれた。

目が悪くなり中心付近しか見えなくなった。

8枚差で原田先生がリード。

周防名人は色んなスポーツを試したがどれもそこそこ出来たが熱中することはなかった。

東大に合格して自宅を出る時に兼子は一角の人物になりなさいと見送ってくれた。

うるさい音から耳を守ることを教わった。

器用なのでかるたが強くなり1年生でA級に昇格。

しかし目の病が発症した、遺伝性の可能性もある。

兼子叔母さんと同じ中心部しか見えなくなってきた。

札が少なくなると名人の耳が冴える。

音を発する前の呼吸音で判断できる。

音が光に見える。

強くなると対戦相手が嫌がり始める。

独自にルールを設けて対戦するようになった。

それでも楽しめず他人の情熱を食べるしか無くなった。

ガランドウだった。

君が名人だとかるたが泣くよ。

名人は取りやすい札を自陣で取るスタイル。

後半戦に強い名人のかるたが分かっているので前半戦にリードを広げてきた。

いつしか名人に余裕がなくなっていた。

クイーン戦の状況を気にしなくなった。

誘い手を出さなくなった。

分析する原田先生の膝も限界だった。

原田先生に座布団が投げられた。

北野先生が何事もなかったかのように平然と座っている。

かつて勝敗を競った友人だった。

残り札2枚の若宮詩暢と5枚の猪熊遥。

札の絵を感じて対話できる詩暢。

しかし詩暢だけではなく遥も札に好かれていた。

札は気まぐれや。

最後は詩暢が敵陣の左下段、詩暢から最も遠い札を抜く。

猪熊遥がお手付きのダブリで勝敗が決する。

呆然とする猪熊に声を掛ける。

皆、あなたが好きで取られたんや、数えてあげて下さい。

詩暢がクイーンを防衛した。

名人戦は運命戦になった。

原田先生が送った札が呼ばれないジンクスは生きているのか。

太一は残りの札が5枚だと暗記していた。

思わず会場に向かう新、電車のトンネルで肝心の時に映らない。

---次回　「なにしおはば」---

　

詩暢ちゃんの勝利は確定で筋書き通りだと思う。

原田先生も惜しいところでと思ったが、勝ちそうな気配。

でも周防名人が勝てば防衛もありそう。

どちらにしてもギリギリの状態。

原田先生の送り札が残っているなら勝てそうな雰囲気もある。

詩暢の最後は祖母が畳に書いてくれた線どおりに動けたのかも。

それ程に祖母が好きな詩暢でしたね。

千早って最初に原田先生と応援で連呼しただけ？

出番の少ない主役ですが、脇も面白い。

今回は周防名人の生い立ち紹介。

結局はかるたを愛していない。

でも強いのが協会にも愛好者にも残念。

そして千早のカンは正解だった。

理論を超えたカンが千早らしい。