理系が恋に落ちたので証明してみた。 BS11(1/17)#02

第2話　理系が恋に落ちたので実験してみた。

　

国立彩玉大学の情報科学科の奏言葉。

同学年の学科で女子は3人、4年生からは池田研究室。

池田研は女子が多いと友人と話していた。

研究室では珍しく棘田恵那が起きていたが、ゲーム三昧。

ゲームのイベント中に寝落ちしたので現在、実行中。

氷室は雪村の心拍数のチェック準備。

雪村は逃げ腰なので奏に捕まえてもらう、見事な一本背負い。

両手を縛って膝の上に座ってみる、ボディタッチも有効。

触ってもいいわよ、頭を撫でて。

雪村の心拍数は明らかに上がっている。

喜ぶ氷室に水を差す棘田。対照実験はしたの？

氷室と接触する場合としない場合を比較検討している。

しかし他の誰かとの比較をしないと氷室に対する特別性は分からない。

そこで奏と棘田の頭も撫でる。

結果は氷室の場合と変わらなかった。

雪村くんは女子なら誰でもいいクソ野郎だったのね。

女子に対する免疫がない、22歳まで関わったことがなかった。

これが今までの絡んだ経験のある人物リストだ。

氷室は怒っているので信用しなかった。

棘田恵那はマスター2年の気まぐれでやる気のない、ボス猫的存在だった。

ランチは学食、コンビニなどで食べる。

研究室には冷蔵庫があるが、お酒が入っている。

同じフロアに調理室もあるが殆ど使われていない。

早く研究テーマを考えないといけない奏。

しかし読破すべき英語の論文が溜まっていた。

氷室と雪村が調理室で何やら始めていた。

雪村はレシピを頼りに調理が可能と豪語するが少々で困ってしまう。

塩少々とはどれくらいだ？　有効数字3桁で示せ。

小さじ1/8程度の0.62gらしいと知るが明示して欲しい。

氷室は料理の味は愛情投与で決まる。

好みの味付けに変える実在性と盛り付けを変える精神性があると解説。

奏が調理した場合とマッチョが調理した場合でどちらが美味しそうに思う？

でも味の判定は味覚センサーで図るのか？

そんなのはブラインドで食べ比べれば分かる。

目安にはなると言うことで氷室が愛情投与を行う。

ゆきむらくんへ　とケチャップで書いてしまうと明らか。

そちらが美味いに決まっているが全員が恥ずかしい。

奏に頑張れと調理することが目的だった。

最も愚かなものは研鑽しない者だ。

---次回　「理系が恋に落ちたのでデートの計画を立ててみた。」---

　

今回は氷室が雪村を実験するエピソードと奏、棘田恵那の紹介エピソード。

棘田先輩はマスター2年で氷室、雪村のひとつ上で奏では4年生でひとつ下。

棘田は少し意地悪でからかうのが好きな様子。

なので奏が研究室の唯一の良心でした。

女性に対して免疫のない雪村は迫れば落ちると思うけれど。

氷室のポニーテイルが可愛い。

情報科学は数値化したデータを纏めて傾向や真理を導く学問かな？

でもそれだけでは詭弁にもなりやすい。

企業のホームページでも役に立たない数値を列挙して効果があるとのたまう製品は多い。

確率には要注意かもしれない学問。