007 カジノロワイヤル (TV朝日 10/11)
2006年の作品だが地上波初だそうだ。
この作品で主役がダニエル・クレイグに代わった。
冒頭で爆弾犯人を追いかけるシーンで犯人役のアクションが凄い。
彼を追いかけられる007は、説得力に欠けるが、彼はフリー・ランニングと言うスポーツ?の創始者らしい。
体一つで走って登って跳んでと凄い生のアクション。
今回は原点回帰なのか生身でのアクションが多い。
衣装にも返り血が付いたり、自身も鼻血を出したり顔に傷が残ったりと、生々しくリアルに感じられる。
今までの007のアクションは華麗で優雅な感じが多かったので、ちょっと新鮮。
007になった初めての殺人も力技での溺死だった。
この作品は007シリーズで最高の興行収入だったらしい。
今までとは異なり、とにかく肉体を武器に走る、走りまくる。
そして格闘も生身が多く銃の使用も少なく感じる。
ストーリーは007になって初の任務から暴走して恋愛をして裏切られる?
異色の作品と言えそう。
敵も味方も新兵器などは無く誰が黒幕か、誰が裏切ったのかが面白く感じられた作品。
唯一の秘密兵器が解毒キットと心臓マッサージ機?
相手の愛車がアストン・マーチンと初代ボンド・カーだったのがシリーズに対するオマージュ?
ゲリラの金を利用して金儲けして、ゲリラの資金源となっているル・シフェル(堕天使Lucifer?)とのカジノでの戦いがメイン。
しかしゲリラに彼を仲介したホワイトが黒幕?
彼が英国政府財務局の女性、ボンドガール?べスパを利用して最後にカジノでの儲けの横取りを狙う。
しかし、この女性が恋人の命を助けるべくボンドから儲けた金を盗むためにボンドに乗り換える?
それともボンドに本気になった?
それでは現地の連絡員のマティスは裏切っていない?
CIAから逃れた?ル・シフェルに拉致され拷問されていたボンドを助けたのはマティス?ホワイト?
マティスが仲間だと言った。
彼女は自分が裏切っていることを悔いて自殺する。
そして007は彼女を助けられず、次の任務に赴く。
ロジャー・ムーアの荒唐無稽なシリーズを外せば結構まともなシリーズなのだが・・・
前のピアース・ブロスナンは4作でシリーズを降りた。
が人気も無く最近評価されつつあるのが、その前のティモシー・ダルトンのシリーズ。
確かに彼の風貌は暗めな地味な印象なのだが・・・
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