劇場版 PSYCHO-PASS フジ(1/22)
2015年2月公開の劇場版。
総集編だと思い、長らく録画したままだった。
総集編だと思い、長らく録画したままだった。
TV版の続編で日本にテロリストが侵入。
1人を確保できたが、彼の脳内の記憶から海外SEAUnの国で
反政府ゲリラ活動を行う狡噛の姿を見つける。


常守監視官は単身でSEAUnに向かう。
その国では日本政府の援助でシビュラシステムが導入されている。


しかしサイマティックスキャンとドローン兵器だけ、ドミネーターなどは導入していない。
軍部組織のハンが政府の大統領としてシャンバラフロートを完成させた。
その中はシビュラシステムで管理された安全な世界。
あとは反政府ゲリラを撲滅すればいい。
しかしハン大統領も元は軍部の人間、キナ臭いことは事実だった。
ある日、旧首都にゲリラが潜んでいるとの報告を受け憲兵隊が
そこで狡噛と再開する常守。
常守が行方不明となり憲兵隊ニコラス大佐は狡噛と常守の身柄確保を傭兵デズモンドに依頼する。
ゲリラの拠点をデズモンドたちに襲撃され狡噛は捕獲されてしまう。
戻った常守は唐之杜がプレゼントしてくれた小型のダンゴムシを利用して
衛星回線を確保、SEAUn国の内部ネットワークにも侵入。
唐之杜に連絡して憲兵隊などの政府のサイマティックスキャン結果などの
調査を依頼する。
その後に食事を取るが、睡眠薬を飲まされて拘束されてしまう。

唐之杜が結果を報告して上司に報告、公安が動く。
霜月美佳はちょっと考えればシビュラシステムを悪用しているのは簡単に分かるじゃないですか。
敵味方の識別信号に細工をして味方にはサイマティックスキャン値を上書きしていた。
実に簡単な偽装工作だった。
日本政府のドローン、ドミネーターで憲兵隊を一掃する。
ハン大統領も2日前にすり替えられていた。
免疫体質の人間を整形手術したのでシビュラシステムでは検出できない。
それは日本でも同じこと、シビュラは海外での実績が欲しかった。
内乱が続く国では安定が必要だと悪用も知っていて目を瞑っていた。
シビュラシステムが安定稼働を始めれば、今度は正当な運用を始めればいい。
常守は国民の同意を得ていない、辞任して国民総選挙でシビュラシステムの是非を
問うべきだとシステムに迫る。
彼女の言葉はシステムを動かし大統領の辞任が発表される。
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軍部のお粗末な偽装工作は誰が見ても明らかで、霜月の言葉に納得。
反論しようとする常守が少し残念だった。
常守が的確に部下に指示をする姿も凛々しい。
霜月の朱に対する物言いが面白い、少し投げやりな口調で内容的には
小馬鹿にしているが論理的なだけに分かりやすい。
でも、稚拙な偽装工作以外は楽しめるストーリーだった。
内容が軽くもなく、かと言って重くなりすぎない。
テンポよく国際社会でのあり方、双方の利用の仕方など面白い内容だった。
狡噛が登場する必要がどれだけあったのかは不明だが、
常守を動かす鍵としては有効かもしれない。
結局、日本にテロリストを送り込んだのは誰?
憲兵隊?
この後に劇場3部作が製作されたらしい。
そして来季からは女性向けのような新キャラのシリーズが始まる。
そちらはあまり期待していない。
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