文豪ストレイドッグス BS11(5/17)#31

第31話　ヘルリス！

　

鏡花は勝手に動く異能、夜叉白雪が嫌い。

仕事の打ち合わせに、喫茶うずまきを訪れるがルーシーがお怒りモード。

中島への復習のために住み込みで働いている。

その理由を忘れたことはないはずだよね。

ある人が鏡花に仕事の依頼を置いていった。

港のクルーザーに残されたカバンを運ぶ依頼だったが、船が分からない。

ルーシーが抜き出して嫌がらせしていた。

モビーディックで助けた時に、この世界から抜け出したい彼女の望みを

　叶えると約束したのに、迎えに来なかった。

中島は、彼女を探したが見つけられなかった。

その時のお礼と居なくなったお詫びを告げに来たルーシーは可愛い。

指定されたクルーザーの中にカバンが置かれていた。

その中には調査報告書が入っていた、鏡花の入社祝いらしい。

彼女の両親は共に政府の諜報員と暗殺者だった。

凄腕の二人だったが血液で身体操作する異能力者に報復された。

鏡花を守るために父と母を夜叉白雪に切らせたのだった。

夜叉白雪は本来、母親の異能だった。

それを娘に譲ったが不完全で携帯電話からでしか指示できないのだった。

夜叉白雪に冤罪が晴れて、両親の愛を知った鏡花だった。

全ては尾崎紅葉の粋な計らいだった。

　父の肖像

乱歩の代わりに事件を捜査する中島。

被害者は彼が育った孤児院院長だった。

彼の持つ新聞記事は中島の活躍を掲載したもの。

乱歩のヒントで花屋を調べると彼は花束を購入するところだった。

彼は中島の活躍を知って花束を贈ろうと横濱を訪れたのだった。

孤児院では虐待された中島、院長が亡くなっても複雑な思いだった。

太宰が告げる真実とは。

異常な虐待であったが彼の教育で中島は歪まず奢らず不幸な人を助けることが出来た。

それは間違った形の教育だった。

中島の心の奥底にある感情、それは父が亡くなったことに対する涙だった。

---次回　「フィッツジェラルドライジング」---

　

鏡花の両親の死の真実と中島の孤児院での虐待の真実でした。

鏡花の両親は暗部の仕事だけに不幸な報復で亡くなった。

そして夜叉白雪が二人を殺害したのは、娘を守るため。

事実は逆だったのでした。

今までは嫌っていた夜叉白雪に母の愛を感じる鏡花でした。

そして彼女に真実を教えたのが元上司では今は敵対する尾崎紅葉なのも良かった。

そしてヤンデレのルーシーも中島に約束を守れなかったことへの

　お詫びと彼の行動の真実を確かめに来たのでした。

最後は中島が今も怯える孤児院での虐待の真実。

間違った形の教育でした。

彼も父親だと思い死に涙を流すのでした。

どれも短編で良い話でした。