火ノ丸相撲 BS11(1/25)#15
第十五話 鬼丸国綱と童子切安綱
全国高等学校相撲選手権大会が開幕した。
個人戦で3連勝した火ノ丸、次の相手は鳥取白楼の天王寺。
天王寺は本当に相撲バカだった。
他人の取り組みも全て研究していた。
それどころか対戦をシミュレーションして相手の変化や成長までも予測していた。
それだけにかち上げからの回し取りで不利な体勢の火ノ丸。
前捌きの上手さで相手の回しをきる。
そして自分が前みつを掴むが攻撃の基本は右手。
右手を抑えて攻め手を封じる。
百鬼薙への責めは前段階の崩し次第。
前みつを取って左右に振る。
しかし天王寺は逆に百鬼薙を放つ。
中学横綱、高校横綱の天王寺は火ノ丸の憧れでも有った。
百鬼薙を耐えて押して攻める、そして耐える天王寺に百鬼薙を仕掛ける。
その完璧な流れにも回り込んで封じる天王寺。
どれだけ研究しているのかと思ってしまう。
そして六つ胴斬りを放つ、火ノ丸も耐えるが先に土俵に体が落ちる。
小手投げで天王寺の勝ち。
火ノ丸の高校横綱、プロ入りの夢は崩れ散る。
それでも気分を取り直して団体戦に切り替える。
小関部長は団体戦の出場を許可しない。
左腕の負傷を知っていた、明日明後日に復帰できればいい。
初日は火ノ丸抜きで勝つから。
それにプロ入りの夢は消えたわけじゃない。
過去には2人3人がプロ入りした例もある。
最近は天王寺がずば抜けているので1人だけだと勘違いしている。
団体戦でもなんでも天王寺に土をつければ推挙される可能性は残っている。
---次回 「国宝 is デリシャス」---
いきなりの天王寺との個人戦。
流石に簡単に勝利できるわけがない。
敗戦したがプロ入りの可能性は失くなったわけじゃない。
団体戦でもなんでも天王寺に勝てば可能性はある。
限りなく0に近い可能性ですね。
これが少年漫画の王道ですね。
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