異世界居酒屋 ~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~ BS11(11/27)#09
第17話 初夏の天ぷら盛り合わせ
ハンスが割ったビールジョッキのお詫びにとガラス職人の父、ローレンツが
手作りジョッキを2個持参してきた。
賑やかな団体が気になると、年中無休のお店「花園の熊」店主のビョエルンも居る。
不思議に思って声を掛けると店を閉める宴会だった。
ミード、蜂蜜酒が飲めるお店だが腰を痛めて限界を感じたのだった。
既に息子は独立しており、店舗の老朽化も原因で決断したのだった。
最後の餞にと料理をお任せする。
初夏の天ぷら盛り合わせ、天ぷらは花が咲くとも例えられる。
引退の門出に向いていると考えた。
つけ汁、塩、抹茶塩で食べる事ができるのも良い。
そして鱧のお吸い物、鱧も湯引きすると花が咲いたように縮こまる。
その姿は牡丹に例えられる。
良いお店の条件とはいい酒いい魚ともう一つ。
このお店は既に手に入れているようだ。
今後は、こに通わせてもらうよ。
ローレンツも綺麗に装飾したジョッキをビョエルンさんの専用にと申し出る。
花の装飾を花束代わりにと考えたのだ。
最後まで飲んでいたビョエルンさん、背中が辞めたくないと語っていた。
辞めるための理由をたくさん見つけて諦めようとしていたが
辞めたくないのは明白だった。
自分で引退を決められるのは、幸せなんだよ。
第18話 三粋人のカラアゲ問答
ベルトホルト、ニコラウス、ハンスは今日も居酒屋のぶで飲んでいた。
中隊長のベルトホルトとニコラウスの目下の関心事は唐揚げを
二人の主張は相手を認めず互いに言い合うだけの不毛な時間だった。
しかし、遂に決着をつけようとハンスに意見を求められる。
2対1になるのは避けたいハンス、竜田揚げだと言うが
二人は唐揚げじゃないと冷たい反応。
店主が最近では唐揚げと竜田揚げの境目が薄れてきていると説明する。
小麦粉と片栗粉で揚げる違いがあったのが、混じってきているらしい。
そこでベルトホルトはフェルミーナに意見を求める。
彼女は既に注文していたのは軟骨上げの塩味と醤油味にレモンを掛ける。
勢いよく絞ったレモンが全員の顔にかかって全員の熱を覚まさせる。
実はベルトホルトを完全に尻に敷くフェルミーナだった。
のぶ+
恵比寿の唐揚げで有名な別邸。
唐揚げ、竜田げ、南蛮漬けの3種類の唐揚げが楽しめる9年目の店。
お勧めは若鶏南蛮にタルタルソース掛けだった。
---次回 「」---
17話の店を閉める店主のエピソードはちょっといい話。
年中無休の店を辞めると翌日からやることが無くなって辛そう。
良いお店の条件の最後はいいお客でしょう。
客層が店を作ると思う。
人が集まるお店は良いお店で何か良いものがある筈。
彼のお店が続けてこられたのもいい仲間、お客が居たからですね。
最後に彼のお店で出していたミード、蜂蜜酒を卸してもらうエピソードが
あれば良かったのにと思う。
唐揚げ論争はどうでも良いエピソード。
ハンスがレモンだと言うのかと思った。
塩味の唐揚げって珍しくはないが、見た目も白いのが不思議。
普通はタレに漬けて味をつけて揚げるので白い唐揚げにはならないのですが。
素揚げにも見える唐揚げでしたね。
フェルミーナが塩と醤油の2種類を準備したのは分かるが軟骨揚げである必要が分からない。
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今回は天ぷらの盛り合わせと、唐揚げ問答のお話でした。 ガラス職人のローレンツが、自作のビールグラスを持ってきました。先日、ハンスがグラスを割ってしまい、そのお詫びとして新しいグラスを持ってきたのです。 その時のぶでは、花園の熊亭が店じまいすることになり、その常連客たちが店主のビョェルンをねぎらっていたのです。 毎日休まず続けてきたビョェルンのお店では、蜂蜜酒が評判でした。それを... 日々の記録 - 2018.11.29 20:01
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