やがて君になる BS11(11/09)#06
第6話 言葉は閉じ込めて
中間試験も終わって、生徒会も本格指導。
演劇の台本が問題だった。
オリジナルを作りたいが誰も心当たりが居ない。
小糸には心当たりが有ったが、居ないと嘘をつく。
暦の小説は面白かった。
それを見透かした佐伯に尋ねられて、白状する。
それが、あなたに関係あるの?
私が付いているもの、と宣戦布告とも取れる発言。
七海のことを知りたいなら7年前の生徒会長を調べることだと教えてくれる。
暦に小説の感想を告げる、面白くて2度も読んだから。
演劇の脚本に興味はあるかな?
何でも物語を作りたいと興味ある暦。
生徒会室を調べても、校舎の倉庫を調べても7年前の生徒会資料だけが
無くなっていた、意図的に無いと思われた。
姉のバイト先に居るOGは3つ上の24歳。
生徒会長を尋ねてもらうと七海澪。
先生に尋ねると姉だと教えてくれる。
文化祭の前日に交通事故で亡くなった。
演劇も中止で二度と演じられることはなかった。
誰からも愛される生徒で七海にも外見は似ている。
「言葉で閉じ込めて」
生徒会の帰りに一緒に帰る。
河原で姉のことを尋ねる。
劇は辞めませんか?
辞めても誰も攻めない、先輩は先輩のままで良い。
無理しているのが心配です。
そのままの先輩を良いよと受け入れてくれる人もたくさんいます。
そんなこと、死んでも言われたくない。
姉の代わりに生きると決めた、今の状態が心地よい、もう辞められない。
寂しいくせに、強がって見せている。
私はどちらの先輩も好きにならない。
本当に? 側に居てくれる?
劇を手伝って、側に居て。
私のことを嫌いにならないで。
私を…
手を繋いで帰ってくれる?
手を繋いで帰ってくれる?
祐、好きだよ、そのままで居てね。
小糸は変わりたい、それは多分寂しいから。
好きは束縛する言葉、暴力的だ。
好きを持たない祐は優しい、だから心地よい。
私を好きにならないで。
---次回 「」---
姉が生徒会長で演劇の主役なのは、見つけた台本で分かっていたが
交通事故で亡くなったとは思わなかった。
何処かに出かけて、もしくは結婚して不在だと思っていた。
周囲の期待が重い、けれど演じてみると心地よい。
そんな自分に酔ってしまったのだろうか。
そして祐に好きにならないで。
詰まりは愛されたいわけじゃない、愛したいのでした。
一方的に愛を示したい、ある種のワガママですよね。
勝手に愛して好きに振る舞いたい。
でも愛されて何かを求められたくない、束縛されたくない。
不安な時には頼りたい、癒やされたい、でも逆は嫌。
何とも一方通行が良い、それはそれで望ましい関係かも。
でもズルいですよね、束縛したいけれど束縛されたくないって。
佐伯は愛している逆の立場なのでしょうね。
なので頼られるのを待っているが頼ってくれるのは仕事だけ、
みたいな関係でしょうか?
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侑が燈子のお姉さんのことを知るお話でした。 試験も終わって、久しぶりに生徒会のメンバーが集まりました。そこで再び、生徒会で行いたいと燈子が言っている演劇のことが話題になります。燈子はできれば、オリジナル作品を上演したいのですが、あいにく心当たりがありません。 そんな時、侑は友人のこよみのことを思い出しました。しかし侑は、そういう人間に心当たりはないと答えてしまいました。侑が嘘をつ... 日々の記録 - 2018.11.11 23:08
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