アンゴルモア元寇合戦記 TokyoMX(8/22)#07
第七話 金田城
かつて朕を守った刀が今はあなたの守刀になっている偶然を喜ぶ。
輝日姫も追いついてきた、彼女こそ曾孫だった。
刀伊祓、長嶺判官への書簡を持っていきなさい。
ひさごの勅使で彼らは匿ってくれるでしょう。
勝ちたくば生き伸びられませい。
宗家は平氏の流れをくむ一族。
浅茅湾に展開する刀伊祓に勅を届けます。
数百年前に他国からの防衛のために送られた兵士が防人。
刀伊祓いは防人の流れを受け継ぐ者。
通常なら足手まといの者も多く匿いたくはない。
浅茅湾は入江が複雑に入り組んだ湾だった。
助けるなら全滅させないと追手が訪れる。
蒙古軍は双方の陸地から矢を射掛けられる。
後方からは船の兵士が追い立てる。
逃げ場を失って海に入ると、先程の女性たちが斬りつける。
今度の兵は女真族、刀伊とも呼ばれる種族で毒矢を使う。
辮髪で髪型も今までとは異なり3種族目の部隊だった。
ここにも2度、蒙古は訪れたが全滅させたので知られていない。
それに引き換え狙われている輝日の一行は厄介。
帝から賜った勅を届ける勅使の輝日。
帝の命により輝日の一団を匿うことを了承する。
金田城へようこそ
天然の山を要塞化した山城で石垣で周囲を囲っている。
その距離はおよそ半里ほど。
阿無視を坊やと呼ぶ少女サナと城壁を走って分かったことだった。
600年前の先祖が作り上げた要塞だった。
蒙古との初戦で逃げた男衾三郎も避難していた。
近隣の村が襲われた際に匿ったらしい。
中は村のごとく、刀鍛冶や武器を作る民が存在していた。
まずは食料で饗される、久し振りの食事だった。
互いの健闘を褒め合う席で迅三郎は厳しい質問を浴びせる。
この城は大き過ぎる、守衛がおらず、侵入も容易。
これでは、守りの意味を成さないのではないか?
男衾三郎は白石に算段を持ちかける。
この島を無事に脱出する術があるらしい。
---次回 「」---
刀伊祓が帝の命で匿ってくれる。
かなたのき、日本書紀に記載されている現存する城塞でした。
三條小鍛冶宗近も奈良に今も現存する鍛冶屋でした。
色々と史実とフィクションを織り交ぜてストーリーを構築しています。
朽井迅三郎は口井という実在の人物から名前を借りたようです。
長嶺判官も、刀伊の入寇で実在した対馬判官代・長嶺諸親から拝借したのでしょうね。
取り敢えずは刀伊祓に匿ってもらえることになった一行でした。
でもいずれは見つかるでしょうから、戦闘になるのでしょう。
籠城するには大き過ぎる城でした。
半分を捨てて罠を仕掛けて侵入させるなどの策略も考えられそうです。
古来、対馬と壱岐は大陸からの侵略に蹂躙された歴史があったのでした。
逆に倭寇として大陸や半島を襲った人たちも居たようですが、
後年は名前だけで実体は違っていたりするらしい。
徹底的に殺戮して奪うのが大陸の戦い方のようで、植民地にする方法は取らなかった。
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安徳帝の助けを得て、迅三郎たちが刀伊祓の世話になるお話でした。 謎の老人を追いかけた迅三郎は、そこで自ら安徳帝と名乗る老人と出会いました。迅三郎に遅れてやって来た輝日姫は、帝のひ孫になるのでした。それが原因で輝日姫は、宗家の中では浮いた存在でした。しかし今回の危機に、輝日姫が帝のひ孫だったからこそ、その力を借りることが出来ました。 安徳帝は幼い頃に、壇ノ浦の合戦を経験していました... 日々の記録 - 2018.08.24 00:07
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