つくもがみ貸します NHK総合(8/12)#04
第四幕 焦香
甘味処で休憩する清次とお紅、店の女中、おはなは人気者。
誰かを陰から覗くような振る舞いの男を発見する清次。
両国きっての遊び人近江屋の若旦那じゃないか。
近江屋の若旦那が店を訪れるがお紅が目当てかもしれないと嫉妬する清次。
対応も無愛想になり、早く帰って欲しい様子。
骨董屋の浜松屋宗右衛門に話を聞くと金払いが良くて付き合いも良いと
評判の若旦那、幸之助だった。
遊んだ帰りに女子を口説くこともしない、キレイな遊び。
逆に綺麗すぎて裏があるというものも居る。
幸之助が店を訪れてお紅に櫛の柄について尋ねるが好みでしょう。
清次が帰ってきたのでお紅を置くに追いやって幸之助に対応する。
幸之助に櫛の問い合わせに佐太郎を思い出してしまう。
つくもがみたちは幸之助が遊び人でお紅を口説いているのかと話し始める。
この話は清次には望ましくない。
五位は煙管の持ち方が慣れていないので遊び人ではないと考えた。
煙管の雨が降ると噂される幸之助。
女郎が好きな男を誘う時に煙管を差し出す。
なので男前の意味だった。
宗右衛門に幸之助との宴席に付喪神を持参してもらう。
そこで印籠の焦香と会う五位と野鉄。
焦香はご主人様の根も葉もない噂にご立腹だった。
二人と喧嘩になって、勢い余って舞妓の尻に当たってしまう。
それを幸之助のタッチだと勘違いした舞妓が手を取ると驚いて帰ってしまう。
忘れ去られた焦香は野鉄と一緒に出雲屋に帰ってきた。
そこで幸之助の真実を聞かされる。
ただし清次には知られたくないので席を外させる。
外で幸之助と会うと誤解は解けたので親しげに話す。
実は酒も女性も苦手で金を払って先に帰っていた。
それが旦那衆に利用されていただけだった。
焦香から真実を知らされた五位がお紅も巻き込んで一計を案じる。
甘味処のおはなに想い人が現れたらしい。
そう聞かされて遂に決心して告白に向かう幸之助だった。
五位は煙管の付喪神、男女の中には詳しいのだった。
宗右衛門が香炉、蘇芳を持参してきた。
それは日本橋の若旦那、佐太郎の母が持参してきた品だった。
彼はお紅が気に入って通っていた、幼い清次はお紅を奪われると
思って敵視していた。
---次回 「」---
今回は清次の嫉妬が酷すぎる。
あまりに嫉妬ばかりで辛い。
これが草食男子の描き方なのだろうか。
それにしても武士以外の町人の髪が現代と同じなのはどうだろうか?
中途半端ななんちゃって時代劇になっている。
清次が出張して不在なエピソードはないものだろうか。
ドラマ自体は悪くないだけに清次が残念過ぎる。
女性作者の描く草食男子が気色悪い。
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Comment
いつも楽しく拝読させて頂いております。
本作品、放送前は注目していませんでしたが、始まってみるとなかなかに面白いですね。しかし仰る通り、なんちゃって時代劇の面も目について少々面喰っています。時代劇に馴染みの無い最近の視聴者向け、或いは海外市場への売り込み目的での配慮なのでしょうか? やはり一番気になるのは髪型でしょうね。現代と変わりのない髪型の男性を見ると違和感が強いです。勝三郎さんが出雲屋に行ったときに勝三郎さんを立たせたまま店側が座って対応するのもどうかと思いました。出雲屋が勝三郎さんの屋敷に行ったときに座敷に上げられていましたが、呉服屋の大店などは別として出入りの小商人は玄関先での対応と思います(これは少なくとも昭和までは普通のこと)。まして清次が床の間を背にして上座に座っていたのは奇妙でした。お侍さんが座敷で刀を腰にさしたままでしたのも変でしたね(腰から外して右手に置きます)。時代考証をあまり煩く言うとキリがなくなりますし何が本当に正しいのか意見が一致しないこともあるのでしょうが、時代劇で伝承されているレベルでの「それらしさ」は出して欲しいものです。
ストーリ-は結構面白いのですが、江戸時代の描き方が適当ですよね。
室内の描写も、結構おかしかったのですね。
上座にお客人を座らせたり、刀を差していたりと無茶苦茶なのですね。
最近は映画でも描きませんが、蜂屋家の母がお歯黒を染めていなかったですよね。
これなんかも間違いではありますよね。
何処までを正確に描くかは程度問題ですが、深川資料館とも提携しているだけに
ある一定の正確さは期待したいですよね。