本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第3期 TokyoMX(5/18)#32
第三十二章 神殿の捨て子と色づくり
貴族たちはマイン誘拐の失敗を協議していた。
ダールドルクは息子のシキコーザの処刑に腹を立てていた。
神殿長にマインの養子を求める。
ゲルラッハ子爵がマイン誘拐の実行犯で失敗だった。
神官長フェルナンデスも彼らには疎まれていた。
神殿長を買収してマインの養子縁組を強行させるようだった。
弟カミルが可愛くて仕方ないマインは誰にでも自慢。
オットー、コリンナ夫妻にも娘のレナーラが誕生していた。
ベンノは彼女をギルベルト商会の跡取りにするつもりだった。
活版印刷はしばらく中止。
その代わりに色付けインクとガリ版印刷を研究、推進するつもり。
ベンノは全てを神官長の許可のもとに行いたい。
ビルマが神殿に捨てられた赤子を抱えてきた。
赤子に乳を与えられる灰色神官が不在。
山羊の乳で代用しよう。
神官長に相談するが乳母を雇うことは有り得るが成りてを見つけるのは容易ではない。
ビルマ一人では大変すぎるので皆で面倒を見ることにする。
特にデリアは未だに神殿長と関わりを持ち、貴族の愛人志望。
そこで赤子の面倒を見させて他の選択肢を与えることにする。
赤子はデリアの家族、弟のようなもの。
それなら似た名前がいい。
ディルクと命名する。
ベンノに新たなインク協会長を紹介される。
しかし協会長には成りたくない。
ベンノが兼任するのが良いが多忙すぎる。
ギルド長に任せるには、頭を下げるのが嫌だと見送られる。
彼の娘のハイディは研究熱心。
マインの色インクに興味津々。
色々と費用の分担を先に決める、二人は費用を度外視して作業しそう。
翌日、彼女の夫婦の工房で打ち合わせ。
乾性油に土や鉱石を混ぜて色インクを作る。
そこで実際に試してみる。
思ったような発色が出ず、予想不可能。
乾性油に依っても色が変わる。
予測できないだけに取り組み甲斐がある。
デリアは神殿長にマインの近況を報告する。
しかしご褒美は貰えない。
ギルがマインに念願の石版をおねだり、春にはプレゼントする約束していた。
ディレクが発疹と発熱、デリアが大慌て。
ーーー次回 「デリアとディルク」ーーー
ようやくマインと神官長に敵対する貴族が登場。
今までは暗躍していただけに、ここで素性が明らかに。
マインが養子になるまでは、この状況は続きそうですね。
なんとも面倒な貴族の世界。
意地とプライドと既得権益の世界。
デリアは神殿長や貴族と縁を切ることは出来るのでしょうか?
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勇者、辞めます BS11(5/17)#07
Episode 07 良い戦士が良い上司になるとは限らない
エドヴァルトの問題に着手するレオ。
部下のトレーニングとして強い魔獣と戦わせた。
負けたのは本人の努力不足。
それが原因で自害すると言い出した。
一流の戦士、竜将軍エドヴァルトは強くなるために努力を怠らなかった。
素質に合わせて努力したから強くなれたが、それを誰しもが可能だと考えている。
そこに問題があった。
メルネスはリリとシュティーナにレオの真実を伝える。
魔族を倒すための生体兵器だと知っても彼への信頼は揺らがない二人。
エドヴァルトは自害できなかったので考えを改めた。
将軍を辞めて、一兵卒としてやり直す。
部下たちは困ってしまう。
リリの報告書から古代の機械文明の遺産が発掘されたことを知る。
これを利用することを思いつく。
マシンゴーレム、ファントム9を起動して戦わせる。
予めジェリエッタには情報を伝えておいた。
それでも弱点をつけば倒せる。
それが可能なのは情報を持っている者だけ。
しかし倒したはずが仲間を呼んでしまう。
レオが倒すしか無いと思われたが、エキドナが対応してくれる。
ここまでレオに頼りっぱなしは自分的にも苦しい。
半分はストレス解消もあってマシーンゴーレムに集中砲火。
レオはエドヴァルトに問いかける。
弱点を知っているのは常識、知らないほうがおかしい。
そんな彼自身の言葉に重ねて誤ちに気づかせる。
ジェリエッタも同調して、父親を説得する。
上司としての誤ちに気づいた。
部下も将軍の強さに憧れて集まった。
両者には信頼の絆が出来ていた。
ーーー次回 「A.D.2060東京某所にて」ーーー
今回は理想の上司論でしたね。
自分ができることは誰もが出来る。
そんな思い込みが竜将軍エドヴァルトにはあった。
その考えが過ちだと気づかせたレオでした。
誰もが同じことを考え、同じことが出来る訳では無い。
そこに考えが至れば、良い上司になれる。
そんな実社会でも使える良いエピソードでした。
厨二病要素が薄いだけに、他作品とは一線を画する内容が楽しめる。