銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 Eテレ(9/14)#24終
最終話 第24話 我が友 
ヤンは彼との握手を嫌がっていたがユリアンに諭された。
でも、それをすれば多数の死傷者を生み出してしまう。
軍人ならば胸に付ける勲章は何も付けていなかった。
ヤンは国民の思い、考えについて考察していた。
あんな男に全権を与えた民衆とは何なのか?
ゴールデンバアム王朝も同じで民衆の力の現れである。
とても愚鈍さの怖さを感じてしまう。
トリューニヒトはこの国のがん細胞になるのではとまで考える。
帝国のメルカッツ提督がヤンを頼って亡命してきたのだった。
家族は帝国に置いたままらしく、スパイの可能性は低い。
ヤンは彼を信じて相応の待遇に処すことを決定する。
客員提督の地位と要塞司令官顧問の就任を決める。
トリューニヒトの取り巻きたちはヤンの処遇に苦慮していた。
今回は内乱制圧なので昇進は抑えられるが、次に手柄を立てれば元帥にするしかない。
30才代で元帥など前代未聞の昇進。
それに彼が戦略の天才でも政治は別だ。
個人の自由と権利優先のために戦えと命じたことも問題だ。
国家の存在を無視している。
ヤンの才能は重要なので今暫くは要観察のトリューニヒト。
ハイネセンに一人で降りるヤン。
ラインハルトは軍最高司令官と宰相の政治と軍事のトップに就任した。
人が住めなくて見捨てられた地球では地球教が集会を開いていた。
今回の件では問題点も多いと不満を述べる者もいた。
地球復活に800年も待ってきた、今更2,3年など取るに足らない。
総大主教は対戦の一方のトップを手に入れた。
もう一方とも関係を持てば悲願は叶う。

アンネローゼはかつて暮らした山奥の風呂遺伝の山荘に移り住んでいた。
彼は2階級特進で元帥となり過去に遡って最高司令官代理、宰相代理と可能な肩書を
与えられNo.2の座を帝国の歴史に記された。
この時、ラインハルト侯爵は21歳、ヤン・ウェンリー大将は30才だった。
ーーー最終話ーーー
という事で双方の内乱制圧のその後でした。
共にトップに上り詰めた感じですね。
ラインハルトは友の遺言を叶えるためにヤンとの対戦に邁進する。
そんな悲しい戦いが始まる。
一方、自由惑星同盟は迎え撃つだけですが、政治家なる残念な人々が
国家元首なので困った方向に色々と無理難題、条件を与えそう。
それらがヤンの自由を奪うことになるのでしょう。
ある意味ではどちらも今がピークで、ここからは下り坂を転げ落ちるような
人生が待っているのでしょうね。
戦争での一喜一憂などに意味はないでしょう。
滅亡に向かう二人の悲劇を描くのでしょう。
続編が24話で描かれるらしいが、最後まで描くのでしょうか?
2年後が最速かな?
原作者はキルヒアイスの死亡を描いたところで、残りは2,3冊で終わらせるつもりだったのでしょうね。
それがキャラが動き出して各量が増えたのでしょうね。
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銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 Eテレ(9/07)#23
第23話 さらば、遠き日 
ここまでは式典でもどんな時でもキルヒアイスには武器の携行が許可されていた。
今回の戦勝式典ではキルヒアイスの特権が奪われてしまった。
気にせずブラスターを預ける。
ラインハルトは捕虜たちの処遇を決めていた。
ファーレンハイトは良く知っている、仕える主を間違えたな。
続いてアンスバッハが主君のブラウンシュバイク候の遺体と共に歩んできた。
遺体のロックを解除して武器を取り出し最後の約束を果たそうとする。
しかし腰にブラスターが無い、駆け寄ってアンスバッハに掴みかかる。
しかしキルヒアイスが隠し武器で撃たれてしまう。
アンスバッハは歯に仕込んだ毒薬を飲んで自決する。
いち早く気づいたロイエンタールだったが遅かった。
ようやくミッターマイヤーがアンスバッハを取り押さえる。
他の諸侯も駆けつけるがキルヒアイスの出血が止まらない。
彼は死を覚悟していた。
駆けつけたラインハルトにお手伝いできないと告げる。
アンネローゼ様には約束を果たしたとお伝え下さい。
宇宙を手に入れて下さいとだけ告げて事切れる。
少年の頃に戻ったかの様なラインハルトは泣き叫ぶ。
誰もが感涙に咽び掛ける声もない、ミッターマイヤーだけが亡くなっている。
それでも死んでなどおらぬと駄々っ子の様子。
それから3日間をキルヒアイスと過ごしたラインハルト。
流石にこれ以上の停滞は許されないと諸侯が会議を開く。
首都星オーディンへの帰還も滞っている。
しかし、その場の誰にも名案はなかった。
その場に居ないアヤツに頼るしか術はないのか?
この後に及んで彼が絶対的な権力を握るかもしれない。
その時は諸侯が揃って彼を撃てば良い。

会議室に現れたオーベルシュタイン。
彼はラインハルトにやる気を起こさせる秘策を披露する。
暗殺の主犯者を捕まえるのです。
帝国宰相リヒテンラーデ候です。
そうして国璽を手に入れるのです。
お姉上からも連絡をしてもらいます。
No.2不要論のオーベルシュタインは諸侯が並んで決定をすることこそ大事。
リヒテンラーデ候を逮捕する、国璽を奪うため、急ぎオーディンにワープする。
綴やかに可及的に実行するため、遅れる艦は置いていく。
2万隻の艦隊が到着したのは3千隻となっていた。
ロイエンタールがリヒテンラーデ候を逮捕する。
ミッターマイヤーは国璽を奪う。
オーベルシュタインはアンネローゼ様からの通信を伝える。
キルヒアイスの死を彼は伝えていた。
未来を見つめて下さい。
アンネローゼは小さな家を借りて転居したい。
もう失うものが居ない二人になってしまった。
進む方向が違う二人は共に居てはいけない。
でも、あなたはまだ疲れてはいけない。
姉上はジークを愛していたのですか?
ロイエンタールにはリヒテンラーデ一族の処遇を伝える。
女子供、10才以下は流罪、10才以上は処刑。
彼には宰相ゆえ自決を勧めよ。
10才以下の子供が将来、敵になることもやむを得ない。
ここまでたくさんの血を流してきた、それにリヒテンラーデ一族が加わるだけだ。
心の飢えを満たすために戦うラインハルトとなる。
それには絶好の好敵手が居る。
ーーー次回 「わが友」ーーー
ある意味でのクライマックスですね。
幼い頃からの友人であり家族とも言える存在。
そんなジークフリード・キルヒアイスの死。
ブラスターを携行していれば、と悔やまれる。
ラインハルト自らが全員と会う必要もないのですが。
上級将校だけは本意を知りたかったのでしょうね。
でもあの場面で棺を持ち込めるのはマズイでしょう、誰か止めようよ。
キルヒアイスの死で戦闘狂になりそうですね。
オーベルシュタインが諸侯たちに嫌われている。
それ程に彼の作戦は非常なのか?
キルヒアイスがラインハルトには必要だったと分かっているのが
ミッターマイヤーでしたね。
提督としてもキルヒアイスは優秀でしたからね。
心情的には見殺しにした作戦を問われて少し引け目を感じたラインハルト。
オーベルシュタインの進言に耳を貸してブラスターを携行させなかった。
それを責めなかったのも自分の罪だと納得したからでしょう。
オーベルシュタインを責めても八つ当たりですからね。
銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 Eテレ(8/31)#22
第22話 黄金樹は倒れた
姉アンネローゼから連絡がラインハルトに届く。
姉に弟を託された親友キルヒアイスが合流した。
キルヒアイスはラインハルトに惑星ヴェスターラントでの住民の見殺しの真実を尋ねる。
大貴族が滅びるのは必然。
でも新しい時代の王は民衆を犠牲にしてはいけない。
分かっている、お説教はたくさんだ。
為すべきことを為さなかったのは致命的なミスです。
キルヒアイスの言葉に言い返すことが出来ないラインハルト。
帝国の貴族は逃亡者、自決者が出始めた。ブラウンシュバイク侯爵への不信感が募り始めた。
組織にNo.2は不要です。
オーベルシュタインの言葉など今までは重用しなかった。
ブラウンシュバイクはガイエスブルグ要塞から全艦で出撃を命じる。
ファーレンハイトは要塞の有利性を捨てる作戦に異を唱える。
先陣を切るキルヒアイスにラインハルト直々に命令することがなかった。
オーベルシュタインが作戦を伝えた。
そんな二人の関係を敏感に察知するミッターマイヤーとロイエンタール。
二人の関係が修復されることを願うが、先ずは最終決戦に勝利することが大事。
先陣はキルヒアイス、中央突破で切り崩す。
中央のフレーゲル艦は素通りで相手にしない。
続いてミッターマイヤー、ロイエンタールも同じ戦法。
ロイエンタールに1対1の勝負を求めるが古臭い貴族の戦闘には応じない。
中央を切り崩されて、リップシュタット連合は艦隊の陣形がボロボロで機能しない。
艦隊を突破した艦隊は後方のガイエスブルグ要塞を攻める。
メルカッツ提督は作戦参謀の地位も虚しく出来ることもなかった。
一人部屋で自決を決める。
シュナイダーがメルカッツの自決を防いで亡命を説得する。
二人でヤン・ウェンリーを頼りましょう。
彼が慕ってくれるので、彼に行末を一任する。
フレーゲルに逃走を進言するシューマッハ。
帝国軍人として死を恐れない、例え一人になっても滅びの美学を完遂する。
死にたくない兵士が彼を撃つ。
アンスバッハは監禁されていたが部下が助けてくれた。
ブラウンシュバイクに避難路を案内する。
勝敗が喫したことは理解していた。
講話しか術はない、娘を嫁にやろう。
半年前ならいざしらず、今となっては無意味です。
人道に劣る行為を国民は許しません、ローエングラム侯は見せしめに処刑します。
自決を勧める。
自決の条件としてローエングラムを簒奪してくれ。
しかし、死にたくないとグラスを受け取らない。
何でも欲しいものは差し出すから命だけは取らないで欲しい。
両脇から彼を押さえつけさせて、口に毒の入ったワインの瓶を押し込む。
亡くなったブラウンシュバイクを医務室に連れさせる。
遂にラインハルトが賊軍を排除した。
ーーー次回 「さらば、遠き日」ーーー
ゴールデンバアム王朝の最後でした。
ブラウンシュバイク侯爵は最後まで生に執着する貴族とは思えない見苦しさで
適役としては秀逸でしたね。
そんな愚かで見苦しい貴族だからこそ負けた。
最後も命乞いをする見苦しさが倒すべき相手の象徴的な存在でした。
気になるのはキルヒアイスとラインハルトの掛け違い。
少し綻びが生じ始めました。
そこをオーベルシュタインが突くとマズイですね。
ラインハルトも分かっているだけにキルヒアイスの言葉は痛かった。
ラインハルトも分かっているだけにキルヒアイスの言葉は痛かった。
失敗だったと素直に言えれば良かったのですが。
ヒルダも本国の様子を伝える情報将校的な立ち位置で役に立ってますね。
次回は自由惑星連合の後始末とヤンの昇進かな?
これでラインハルトとヤンの対決の場が整った感じですね。
銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 Eテレ(8/24)#21
第21話 誰がための勝利
自由惑星連盟の首都が存在する惑星ハイネセン。
これがある限り、ハイネセンの重力圏内には何人も無許可で降下することは出来ない。
アルテミスが救国軍事会議の最後の拠り所だった。
ヤンは元スパイのバグダッシュに証人となることを求める。
今回の救国軍事会議のクーデターは帝国元帥ローエングラム侯の陰謀であると。
それは事実なんだ。
非常回線を利用してバグダッシュがハイネセンの国民に呼びかける。
それを聞きつけたグリーンヒル会議長は一笑に付す。
リンチ少将が計画した作戦なのに。
リンチが本当の首謀者がローエングラム侯であることを明かす。
生真面目な将校が恥をかくところを見たかった。
ここまではシナリオどうり、ここからは演者の力量不足で行き止まり。
ヤンはハイネセン独立の祖であるハイネセンの故事にならって
膨大なドライアイスを切り出してエンジンを付加してアルテミスの首飾りに
衝突させることを立案する。
亜光速まで加速すれば衝撃力は凄まじい。
無人機を無人機で破壊するなら誰にも被害は及ばさない。
事後の事を考えていくつかは残すべきでは?
こんな物があるからクーデターが生じてしまう。
全て破壊しよう。
アルテミスの首飾りが破壊されてグリーンヒル会議長は諦める。
これ以上の抵抗は国家、国民に害をなすことになる。
しかしクーデターが帝国の陰謀である証拠だけは残してはならない。
俺は彼の名誉を守ってやったのだぞ。
軍法会議で晒し者になることから守ってやった。
救国軍事同盟会議はヤンに通信で降伏を伝える。
我々は間違っていない、運と実力が足りなかっただけだ。
最後まで彼らは自分たちの過ちを認めなかった。
軟禁されていた国家首脳、ビュコック提督たちを開放する。
これから、やるべきことは山積みだった。
父の死亡で憔悴していたフレデリカも2時間で立ち直っていた。
ユリアンがトリューニヒト最高評議会議長を発見した。
彼は地球教に匿われていたらしい。
厄介な人物を見つけたと残念そうな報告をするシェーンコップだった。
地球教信者を輸送したボリス・コーネフにドミニクが出迎える。
フェザーン自治領主ルビンスキーが彼と会見を求めたのだった。
ボリスは神は最大のペテン師だと告げる。
ルビンスキーはボリスの過去を知ってヤンにスパイを求めてきた。
既に輸送船には盗聴器が仕掛けられていた。
不肖ながら受けざるを得ない状況だったらしい。
戻って憤慨遣る方無いボリスだった。
ーーー次回 「黄金樹は倒れた」ーーー
自由惑星連盟のクーデター終結でしたね。
ヤンの大勝利ですね。
そしてヤンに近づき同行を探りたいルビンスキー。
色んな人々がヤンの考えを知りたくて集まり始めましたね。
権力を持てば、それを求めて色んな者が集まる。
これからは色々と大変そうですね。
グリーンヒル大将、会議長は清廉潔白な人だが人を見る目がなかった。
組織の上に立つ人は清濁併せ呑む、少なくとも悪意を持つ人の存在を
理解して見分けることが必要でしたね。
ヤンは歴史上の政策、戦略を知るだけに自分が相手ならどうするかと
逆説的な考えができることが素晴らしいのでしょう。
銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 Eテレ(8/17)#20
第20話 惨劇
キルヒアイスは辺境の星々を制圧していた。
ラインハルトも彼を信じて早く姉上にケーキを届けようと提案する。
リッテンハイム公が5万の軍勢でそちらに向かった。
キルヒアイスを倒して優位に立とうと考えていた。
高速艇800隻で最奥部に向かうキルヒアイス。
正面でリッテンハイムの攻撃を受ける主力艦隊、反撃はしない。
キルヒアイスの攻撃が側面から旗艦を一直線に狙っている。
前衛を呼び戻すには遅すぎる。
退路は補給艦隊が塞いでいた。
その補給艦隊を攻撃して逃走する。
ガルツッシュ要塞に撤退した、キルヒアイスは取り囲む。
補給艦の生き残りのコンラートはキルヒアイスに上申する。
味方の友人たちに主君を間違えないためにも説得する。
降伏勧告を行いたい。
ラウディッツが死亡した友人を抱えてリッテンハイムに面会する。
薄汚れた身なりに怒って射殺を命じる。
彼の制服の下にはゼッフル粒子を隠していた。
主君に異論を唱えるのはコンラートだけではなかった。
ラインハルトは戦闘を継続していた。
メルカッツ提督は戦上手で押せば引く、引けば押すの一進一退。
彼と戦うのは得策ではない。


その背後に居るブラウンシュバイク候を利用すればいい。
ミッターマイヤーは敢えて後退して相手を図に乗らせる。
戻ったフレーゲルと若手将校に軍法会議に出席を命じるメルカッツ。
ブラウンシュバイクが盟主であり戦略の選択権がある。
そう言ってメルカッツの権利を蔑ろにする。
ブラウンシュバイク候、自らが出撃する。
このための挑発だった後退するラインハルト艦隊。
驚き死を覚悟するブラウンシュバイク。
メルカッツの艦隊がミッターマイヤーたちを迎撃する。
メルカッツの実力を知るミッターマイヤーは撤退を命じる。
命を救われたブラウンシュバイクだったがもっと早く助けに来いと毒づく。
その時に彼の領地、ヴェスタ-ランドで反乱が起こる。
領地を管理していた甥が殺害されてしまう。
怒りに身を任せてヴェスタ-ランドの攻撃を命じるブラウンシュバイク。
それはいけません、ゴルデンバアム王朝の終焉となります。
そう上申するが監禁となる。
ラインハルトにヴェスタ-ランド殲滅の知らせが届く。
すぐさま守りに出撃しようとするラインハルト。
オーベルシュタインが止める、逆に攻撃させて映像を公開するのです。
この非常なまでの愚行を世間に知らしめるのです。
覇者たるとはなりえない人物であると。
200万人を見捨てて250億人を助けるのです。
これで内乱は終結できます。
その攻撃を見るキルヒアイス、なんと酷い仕打ちだと思う。
しかしラインハルトが事前に知っていて見捨てたとの情報もある。
箝口令をしいて考える。
ラインハルトにもうすぐ会えるので真偽は直接確かめればいい。
もし真実ならばどうするのだろうか?
ーーー次回 「誰がための勝利」ーーー
賊軍となった門閥貴族のリッテンハイムとブラウンシュバイク。
双方ともに堪え性がなく、弱気で怖がりでしたね。
敵から逃走するために味方の補給艦を撃つのは最悪すぎる。
補給艦は兵装がないですからね。
自分の領地を平民に奪われて逆上する領主とかも愚か過ぎる。
ただ、それを宣伝には利用できるのも事実。
多少なりとも部隊を派遣して1,2発を防ぐポーズを見せれば良かったのにね。
それなら完璧で、守ろうとしたが守れなかったと大義名分も付けられた。
艦隊を派遣しなかったのは失敗だと思う。
ヴェスタ-ランドの内乱はオーベルシュタインの策略かと思った。
キルヒアイスには、この仕打は許せないでしょう。
平民を貴族から開放するのが命題なのに。
銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 Eテレ(8/10)#19
第19話 ドーリア星域の会戦
ハイネセンでビュコック提督とクーデターに関して話したことが有る。
先ずはシャンプール惑星に向かう。
補給路を確保したい、ゲリラ戦で補給路を絶たれると戦闘が続かない。
相手に無名のヤン・ウェンリーが潜んでいるかもしれないから。
シャンプール惑星には守備艦隊は存在しないので陸戦となる。
ハイネセンの情報部が脱出して面会を求めてきた。
彼と会うために上層部は艦橋に集合していたがグリーンヒル副官は不在。
ハイネセンでは軍首脳は拘束され、第11艦隊が迎撃に出発した。
シェーンコップはそれを聞いて彼女のもとに向かう。
バグダッシュ情報部中佐は眠らせている。
第11艦隊が進行してきた、司令官のルグランジュはバグダッシュからの連絡を待っていた。
迎撃準備が整い、ヤンが全員に通達する。
勝つための準備は整えた。
救国軍事同盟は国家の存亡などという個人の自由と権利に比べて詰まらないもののために戦っている。
諸君らは冷静に人命優先で無理をせず戦ってくれ。
第11艦隊が挟撃を狙い左右に分断して攻撃を仕掛ける。
右翼は左翼に合流できないように足止めをする。
後方を守ろうと反転回頭するが阻止される。
全てにおいて先回りされてお手上げ状態の第11艦隊。
大勢は決しているが降伏はしない。
ヤンが焦れて降伏勧告を送るとルグランジュが返信してくる。
ようやく部下には降伏を伝えた。
しかし彼は救国軍事同盟にヤンも参加することを伝えて自決する。
出来得る限りに死者を減らしたかったが、徹底抗戦した結果は
あまりにも多大な死者が反乱軍に生じてしまった。
目覚めたバグダッシュはワガママ放題。
ヤン提督が直々に会う。
彼は主義主張など生きるための方便だと言ってのける。
実はヤンの暗殺を請け負っていた。
現状はヤンには勝てないと考えて彼の下で働きたいと寝返りを告げる。
仕事を見繕おっておこうと拳銃を返す。
鬼の形相でユリアンが銃を構えていた。
私が勝ち続ける限り彼は裏切らない。
ハイネセンのスタジアムでは反戦の集会が準備されていた。
市民を捕まえて力づくで首謀者の名を問いかける。
暴力には屈しないとジェシカが登壇する。
彼女の瞳が気に入らないと警棒で殴って死亡させてしまう。
市民を攻撃する反乱軍と抗争が始まる。
スタジアムの惨劇で市民2万人と兵士1千5百人が死亡した。
1ヶ月後にヤンに惨劇の知らせが届く。
ジェシカ死亡の報にサングラスを掛けて過ごした。
ーーー次回 「惨劇」ーーー
ヤンは兵法、戦略に詳しいだけに相手の出方を先回りしている感がありますね。
情報将校がスパイの可能性がある。
眠らせました。
暗殺を請け負っていたらしいが、グリーンヒルにも近づいて仲間入りを求めたでしょうね。
上手く行けば彼女に暗殺を唆してかもしれない。
敢えて自室待機させたのは、色んな可能性を考えてでしょうね。
ジェシカの死亡は若い将校の暴走として描きましたね。
市民に手を出すのは最悪の結果を招くことを知らなかったのでしょうね。
これが帝国なら完全に上からの命令で手出ししなかったかもしれないと思う。
それ程の差が自由主義国家と軍事国家には有ると思う。
軍の規律、戒律を守ることを叩き込まれている感じ。
グリーンヒル議長は、ここで諦めても良かった気がする。
2万人の市民を結果として惨殺したのだから誰も正義とは認めない。
益々苦境に立ってますね、ここで好転することは無さそうですが。
軍事クーデターは悲惨な結果しか生まないと描かれそうですね。
ヤンのサングラスは泣きはらした目を隠すためですね。
次回は帝国軍の戦闘かな?
銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 Eテレ(8/03)#18
第18話 流血の宇宙
リップシュタット貴族連合はガイエスブルグ要塞を拠点としてラインハルトとの交戦を決定する。
艦隊司令のメルカッツは得策ではない、相手を要塞に引き付けて戦うべきだと提案する。
それよりも、妙案がありますぞ。
シュターデン大将は別働隊を首都を向かわせ皇帝を新たに擁立する。
皇帝にラインハルトこそ賊軍であり我らこそ正規軍であると宣誓させるのです。
その案に貴族たちは次々に別働隊を任せて欲しいと立候補する。
愚策だとメルカッツ提督は諦めていた。
兵力を分散させるには、揺るぎない信頼が必要だ。
所詮、利権欲しさの疑似連合では直ぐに疑心暗鬼となってしまう。
貴族たちは一度、敗北しないと理解しないのでしょうか?
シュナイダーはメルカッツに問いかける。
シュターデンが先鋒として出撃してきた。
彼はミッターマイヤーの学生時代の教師だった。
いささか理屈が立ちすぎるので、理屈倒れと呼ばれていました。
ラインハルトはミッターマイヤーに先鋒を命じる。
ヒルデスハイムとシュターデンの艦隊の前には機雷原を敷いたミッターマイヤー。
彼らは左右に迂回をせざるを得なかった。
ミッターマイヤー艦隊は機雷原の中を直進する。
少しでも艦隊操作を誤れば誘爆する緊張の瞬間だった。
ヒルデスハイムの後方に到着したミッターマイヤーは攻撃を開始する。
全滅の状態にシュターデンは急ぎレンテンベルク要塞まで後退する。
ヒルデスハイム死亡、シュターデン敗走の報告にシュナイダーは問いかける。
我々は何のため、誰のために戦うのでしょうか?
ラインハルトの命に策を巡らせるミッターマイヤーとロイエンタール。
レンテンベルク要塞は第6回廊を掌握すれば無力化出来る。
しかし、それには白兵戦が必要だった。
強襲揚陸艦で兵士を送り込むが、その前には前時代の遺物が立ちふさがる。
オフレッサー上級大将だった。
ラインハルトは彼の猛将振りを知っているが時代遅れの遺物で寝返ることもない。
利用価値もないので捕虜にする必要もないとにべなく命じる。
しかし彼の力量は凄まじく、8時間も奮闘する。
そして通信で姉アンネローゼを侮辱する。
その言葉はラインハルトの逆鱗に触れる、手足をもいでも生かして連れて来い。
私が自らの手で口を引き裂いてやる。
ラインハルトの無茶振りに更に頭を捻る事になった双璧の二人だった。
ミッターマイヤーとロイエンタールは自ら白兵戦を仕掛ける。
オーベンシュタインがオフレッサーを開放すると伝える。
オーベルシュタインはオフレッサーに使者として司令官に伝言を任せたい。
密命を与えて敵陣に送り返す。
ブラウンシュバイクに面通しされるが、味方の兵士は公開処刑された。
なのに指揮官のオフレッサーは無事に帰ってきたのか?
密約をして裏切ったと汚名を着せられてしまう。
罠だと言い張っても信じられず処刑されてしまう。
事実を見ようともしない者は一掃される。
死に際に彼の言葉の意味がようやく理解できたのだった。
キルヒアイスは別働隊として航行中。
フェザーン商船艦と遭遇、臨検するが民間人だけだった。
貧乏なので貨物扱いで輸送中の言葉を信じ、足りないものの補充まで与える。
良い人過ぎる。
良い人は長生きできない、こんな時代では。
ーーー次回 「ドーリア星域の会戦」ーーー
今回は門閥貴族の掃討作戦が始まりました。
キルヒアイスは別働隊として後方?もしくは側面を突くための迂回航行でした。
それはアバンのメルカッツ提督の言葉に掛かってますね。
互いに信頼できる者でなければ別働隊は任せられない。
キルヒアイスには全幅の信頼を寄せてますからね。
ミッターマイヤーとロイエンタールの出陣です。
この二人がラインハルトの剣として頑張ってます。
フロントアタッカーの役割ですね。
先ずは牽制して数を減らす役割でしょう。
しかも臨機応変に戦う明晰さも備えているので安心ですね。
それでも白兵戦の鬼、オフレッサーには手を焼いた。
艦隊戦ではないだけに難しい、それに無傷で要塞を手に入れるが命題ですからね。
最後は無傷でとか無茶ぶりにも程がある。
ラインハルトが彼らを信頼しているのは分かりますが、無茶振りです。
そしてそれを利用するオーベルシュタイン。
本来、武人で裏切りとは一番遠い存在のオフレッサーが裏切った。
この事実は連合に動揺を誘い、信頼を失わせるのには十分です。
皆が怒っているだけでしたね、短気は損気でした。
さてメルカッツ提督は配色濃厚な戦況を立て直せるのでしょうか?
戦闘の指揮官だったはずが既に蔑ろにされてますが…。
シュナイダーが素朴に疑問を投げかけるのが効いてます。
このシリーズは帝国、連合共に内戦を終結させて終わり?
銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 Eテレ(7/27)#17
第17話 ヤン艦隊出動
フォークは精神疾患を認められ予備役に後退させられた。
しかし正式な手順を求めて認められなかったので本部長を撃ってしまう。
負傷した本部長代行職をビュコック宇宙艦隊司令に打診する。
両方の職を兼務するのはマズイと辞退する。
これなら兼務するべきだったと後悔するビュコック提督だった。
本部長代行は早速、内乱の静定をヤン提督に命じる、4箇所を全てだ。
今の帝国軍の状況ではイゼルローン要塞を攻めることはない。
かなりの無茶振りに考えを巡らせるが恨まれた記憶はない。
ユリアンは年齢差こそが嫉妬を生んでいると指摘する。
ドーソン大将は40代なかばでヤンは30歳になったばかりで同じ大将なのだから。
内乱は最後に首都ハイネセンでクーデターを起こす。
誰が首謀者かは分からない。
仕組んだラインハルトでさえも結果は分からないだろう。
出撃準備を行っていると首都でクーデターが発生したことを知る。
救国軍事同盟と名乗る反乱軍は首都の主要施設を占拠した。
救国軍事介入で首都は彼らの占領下にあった。
やっていることは500年前のゴールデンバァム王朝と同じだと吐き捨てるヤン。
救国軍事会議の議長が紹介される。グリーンヒル、フレデリカ副官の父親だった。
宇宙艦隊司令長官のビュコックはグリーンヒルの真意を見抜けなかったと後悔する。
しかし愚かなクーデターだと揶揄する。
彼も本部長代行のドーソンも軟禁される。
ヤンはフレデリカに副管の継続を求め更迭は求めない。
シェーンコップはヤンに個人的な未来を話す。
あなたは矛盾の塊だ、戦争が嫌いなのに負けずに帰ってくる。
あなたがラインハルトと戦えば勝つと信じている。
自由惑星同盟の上層部は腐っている。
彼らが旧惑星同盟の上層部を処分した後に救国軍事同盟を追い出せばいい。
その後はヤン・ウェンリーの独裁国でも構わない。
それが一番良い結果だと考えていた。
独裁などヤンから一番遠い役職だと鼻で笑う。
ヤンは救国軍事会議への出席を拒否した。
ルグランジェ中将にヤン艦隊の攻撃を指示するグリーンヒル。
クーデターを決意した時に娘の安否は忘れている。
シェーンコップに体術や武器の扱いを学んでいるユリアン。
既にヤンの肉体的な実力は上回っている。
それでもヤンはユリアンを軍人としては出世させたくない。
自由惑星同盟を信じておらず自由に他の道を選択してほしいからだった。
ヤン艦隊は出動、要塞の防衛は補給部隊のキャゼルヌに任せる。
出撃の最終目標は首都ハイネセンだ。
ーーー次回 「流血の宇宙」ーーー
シェーンコップの考えは理想的ですね。
でも独裁すると仕事が増えて逃げ出しそうですよね、ヤンは。
ラインハルトは反乱軍たる門閥貴族を一掃して帝国軍のトップに立つ。
ヤンもクーデター軍を制圧すれば、事実上のトップに立つでしょう。
そして両勢力の本気の戦闘が始まる?
ヤンは負けない戦略を考えているので、勝つための狡さがあるかですよね。
ここまでは出世欲もなく、自分たちが負けなければいい。
背負う者も少なかったからですが、今後は背負う者が増えればそうはいかない。
クーデターは彼らを信じて共に戦う仲間がどこまで増えるか次第ですよね。
駆けつける兵士の数で決まるのですが、その前に叩けば元の木阿弥となる。
さてグリーンヒル大将に人望はあるのか?
救国軍事会議に何名が馳せ参じるのでしょうね?
銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 Eテレ(7/20)#16
第16話 発火点 

マリーンドルフ伯爵家の一人娘、ヒルデガルドはオーディンの大学より急遽帰国した。
父親は中立を守りたいが、どちらかにと問われればブラウンシュバイク家に
味方する腹づもりだった。
ヒルダはそれを良しとしない。
世界中のどんな強大な国家も滅んでいった。
歴史上、永遠に栄える国家など無いのです。
ゴールデンバウム王朝も500年は長過ぎた。
貴族たちも自分の利権を守るためにやりたい放題やり過ぎた。

ローエングラム侯に味方することを進言する。
父は娘に決断を任せる。
面白い時代に生んでくれてありがとう。
早速ヒルダはオーディン元帥府のラインハルトを訪ねる。
キルヒアイスとは少し縁のある家系のヒルダ。
此度の内戦にラインハルトに味方すると伝える。
理由はラインハルトには新皇帝の後ろ盾があり大義がある。
ブラウンシュバイク、リッテンハイムには大義がない、単なる我儘でしか無い。
そしてラインハルトが下級貴族出身なので有利、何より兵士は平民だから。
知人、縁者も高く登用することにしよう。
マリーンドルフ家の家紋と領土を守ると公式文書が欲しい。
了承するラインハルト。
知人、縁者にも同様の措置が必要かな?
求めるものにはお出し下さい、求めないものには与えなくても結構。
才あるものは閣下が見抜いて登用するでしょうから。
ラインハルト、リヒテンラーデに反対するブラウンシュバイクとリッテンハイムは
同盟を結ぶ、参加した貴族の兵はラインハルト軍を凌いだ。
リップシュタット貴族連合を名乗る。
ミュッケンベルガー元元帥は真実を見ないものは一掃されると告げて参加しない。
ブラウンシュバイクが陣頭指揮する予定だったが止められる。
然るべき軍事参謀に任せるべきです。
メルカッツが参謀として招集されるが断る。
家族がどうなるかと脅されて引き受ける。
しかしブラウンシュバイクにはラインハルトよりも恨まれる結果になるだろうと分かっていた。
シュトライトはフェルナーを連れてラインハルトの暗殺を進言する。
若いフェルナーが独断でアンネローザを人質に取ろうと屋敷に向かう。
キルヒアイスは読んでいた、既に森の中で待ち伏せていて彼らを捕獲する。
補足されたフェルナーは寝返りを直訴する。
オーベルシュタインの配下に組み入れる。
暗殺が失敗に終わり、ブラウンシュバイクはオーディーンを脱出する準備を始める。




国家の中枢を占拠するラインハルト。

シュトライトを拘束、暗殺の件を尋ねると全てを白状する。
彼の有能さを理解して拘束を解くラインハルト。
それ以上に自身の軍への参加を訪ねる。
いきなり、かつての主君を撃つのは気が引けると辞退する。
新皇帝からラインハルトは最高司令官に命じられる。
反逆者ブラウンシュバイクとリッテンハイムの討伐を命じられる。
公文書の記述を訪ねられると賊軍だと答えるラインハルト。
彼らにも名称を分からせてやれ。
俺は遂に宇宙を手に入れる。
ご武運をとキルヒアイスと出撃、方向は異なる。
---次回 「ヤン艦隊出動」---
今回は実質の門閥貴族の一掃ですね。
マリーンドルフ家の令嬢が何やら登場ですが閣下を選んだところに
先見の明がある?
と言うよりも戦闘の実績でも上ですよね。
それに皇帝の直属なので大義もない。
彼女の見方が冷静で合理的。
特権階級は甘えて腐っていくだけですよね。
キルヒアイスは何処に向かったのだろう?
ここからはラインハルトの時代ですね。
門閥貴族の一掃は結果だけでも良さそう。
それ程に一方的になりそう。
銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 Eテレ(7/13)#15
第15話 嵐の前
航行不能宙域のイゼルローン回廊。
左遷されたキャゼルヌはヤン提督の要請でイゼルローン要塞に着任した。
200万人の捕虜を食わせるのは大変だからが表向きの理由。
ヤンはラインハルトが門閥貴族の一掃を行うための策略だと見抜く。
交換されて戻った捕虜たちはラインハルトのために戦ってくれる。
捕虜交換はイゼルローン要塞で行われる。
ラインハルトの名代でキルヒアイスが訪れる。
彼は清廉潔白な人物なだけにユリアンの情操教育の一環として同席を許すヤン。
単なる親ばかだった。
帰りがけにキルヒアイスはユリアンに声を掛ける。
頑張ってというのはおこがましいが元気に育ってほしい。
味方の政治家よりも敵の大将に高評価を与える自分が悲しいヤン。
ラインハルトもキルヒアイスからヤン提督の人となりを報告させる。
互いに一度は会ってみたいヤン、ラインハルトだった。
フレデリカは父親のグリーンヒル大将と食事、ヤンを誘うが所用があって断られる。
地球教の信者がデモ行進、8世紀前に地球を捨てた人類なのに。
公園で学生時代を思い出して買食いするヤンとユリアン。
このほうがヤンには向いている。
ビュコック提督と秘密の会談を行う。
捕虜交換はラインハルトが門閥貴族の一掃を行うための政略です。
その間に自由惑星同盟軍に攻撃されると厄介なことになる。
そこでラインハルトは捕虜の中に工作員を忍ばせて各地で反乱を起こさせるはずです。
それにより自由惑星同盟は内乱の制定に忙しくなり攻撃どころではなくなる。
その辺境各地で勃発する内乱を速やかに平定してほしい。
出来れば勃発前に。
しかし200万人の捕虜の全てを検閲できるわけではない。
厄介事をヤンから任されるビュコック提督だった。
ヤンが気づいたのならば、帝国に対して同じことを出来るはずと問い正す。
ヤン自身は可能でも実行するための目的意識が欠落していた。
それともう一つと頼みごとをする。
ラインハルトはリンチに目をつけていた。
彼を工作員として送り込んでいた。




彼の言葉に扇動されてしまったグリーンヒル大将だった。
浄化と再編、正義の名のもとに。
惑星ハイネセンでクーデターを起こす。
問題はヤン提督、彼を仲間に入れれば心強い。
逆に敵に回すと厄介なことになる。
フォークは彼など不必要、彼に見張りを送り込むのがいいと提案して了承される。
---次回 「発火点」---
ラインハルトが着々と自身の基盤を整えつつあります。
確かに門閥貴族の一掃は手間暇が掛かるので相手から攻められると危うい。
そこで敵にも内乱を起こさせる搦手を発案。
それに利用されるリンチ、彼は最初に攻められて敵前逃亡した将校ですね。
誰からも彼は認められない。
将校であったことが不適格だったと言える。
そんな彼が闇落ちして他の将校たちを道連れにして地に落としめることを実行する。
なんとも歪んだ願望です。
そんな彼を挑発して従わせるラインハルト。
確かに言われてみれば工作員を送り込むのは帝国としては簡単で効果絶大ですね。