現実主義勇者の王国再建記 BS11(4/02)#26終
最終回 第26話 前に個人を見ず、後に来者を見ず
大晦日に先王のアルベルトに呼び出された。
面会を求めてきたが、常にはぐらかされてきた。
今回はチャンスなので3つ聞きたいことがあります。
召喚されて直ぐに王位を譲ったこと。
ゲオルグ陸軍大将の献身、それはあなたに対するものであるはず。
今まで面会を待たされた理由とは?
今まで面会を拒んだのは、見定めていたから。
人生をやり直したいと考えてことは無いだろうか?
ある国の王が西の大国から勇者召喚の要請に応じた。
その勇者は国の現状を理解して富国強兵策を提案した。
国王は勇者を宰相に登用した。
彼は財政難や食糧問題を解決していった。
しかし彼の政策に不満を漏らす者が居た。
彼らは国王に有る事無い事を吹き込んで宰相を追い落とす策略を巡らせた。
国王は貴族の言葉を信じて宰相を罷免した。
彼の政策に感じ入った陸軍大将だけが彼の後ろ盾となり、身元を引き受けた。
そこに西国が侵攻してきたので陸軍が出兵、迎撃中に貴族たちが氾濫。
王宮を攻めだした。
西国と貴族は連携しており、陸軍は王宮に戻るところを挟撃された。
陸軍大将も宰相も戦死した。
陸軍大将の戦死に空軍、海軍も国王を見限ってしまった。
孤立した国王は王妃と共に死を覚悟した。
まるで見てきたことのように話す国王。
王妃の能力によるお話、過去に記憶を継承できる能力。
そこで国王は勇者に王位を譲渡すれば良かったと反省した。
王妃のエリシャは過去の自分に何度も記憶を継承してきた。
国王の選択も記憶継承の賜だった。
先王アルベルトが最も長く王国を維持してきたし子供も出来た。
彼女の選択は誤っていなかった。
ゲオルグが腐敗貴族の一掃に己自身が泥を被ったのは全てを打ち明けたから。
彼は素直に過去に記憶を継承したことを信じて行動してくれたのだった。
リーシアはゲオルグの秘書官だった。
その彼女を子供として迎えた。
彼女は勇者を信じて罷免にも抗議した。
ソーマにとっては手のひらの上で踊らされていた感覚。
リーシアとの婚約が転機となった気がする。
宝珠放送が使用できたので良い人材が集まり登用できた。
前回は宝珠放送を利用できなかったらしい。
ここまで話すとアルベルトは隠居生活を送る予定。
前王が一緒に住むと良からぬことを企むものが出現するかもしれない。
全てを聞いたソーマはベランダで考える。
リーシアが訪れてショールを掛けてくれる。
新年に雪が降る。
改めて言わせて欲しい、君を愛している、結婚して欲しい。
花火が打ち上がる中でキス。
新年の挨拶を行うソーマ。
そして各自に訓示、これからも力を貸して欲しい。
各々が出来ることをすれば良いだけ。
ーーー最終回ーーー
今明かされる衝撃の事実でしたね。
いきなり王位譲渡はおかしかったが異世界転生作品なら有るのかなと考えていたら
正当な理由がありました。
シュタゲのDメールみたいに連絡だけじゃなくて、過去の人物に
記憶を継承できる。
自分自身なら何度もやり直せますね。
それで国を守ってきた王妃でした。
でも何度もやり直しは疲れそうですよね。
きっと国のため、民のための使命感が為せる技かもしれない。
今回のエピソードで少し作品自体を見直した感がある。
前回までは色んなネタを扱っているが、なんだか説明不足だったり
トントン拍子で進んで行くので苦労を感じられなくて絵空事感が強かった。
そういう意味でも大事な最終話だった。
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現実主義勇者の王国再建記 BS11(3/26)#25
第25話 相手を知り、己を知れば夫婦仲も危うからず
リーシア、アイシャ、ジュナ、ロロアを一同に集めてエクセルが講義を始める。
エクセルは過去、男性と恋仲に陥り出産をしているので適任。
夜のお勤めも含めて全てを教えます。
その前にソーマ殿には催眠状態で各后候補の印象や求めることを尋ねています。
受講が完了すればマル秘の重要機密書類をプレゼントします。
ソーマ殿が各候補とやってみたいことが記されています。
急に真剣にクリア目指して講義を頑張る4人だった。
グラン・ケイオス帝国でもジャンヌとハクヤは互いに連絡を取り合って
奴隷商の公営化を勧めていた。
ソーマたちが遭遇した、公務員試験に不合格した奴隷商の反乱も想定して
対応を考えていた。
マリア女皇はソーマの政策には感心していた。
ハクヤと難民問題の件で会議するソーマ。
国内の建築が盛んになり材木が足りずハゲ山が出現することになってきた。
留山の指定を行おう。
ベネティノヴァへの移住は予想通りに進行中。
だが仕事を斡旋する必要があり、公共工事を増やす必要がある。
ポンチョがハクヤとの会議中に飛び込んできた。
かねてよりの懸案事項だった粉物ソースが完成したのだった。
ウスターソースに醤油と味醂を少し加えたらしいが見事な出来栄え。
これを利用してベネティノヴァの特産品を作ろう。
湾岸都市なのでイカ焼きそばなどを名物にしよう。
12月31日、仕事も押し詰まりソーマとリーシアはコタツで寛いでいた。
この世界は1年が32x12で384日。
明日の12月32日に国王陛下からソーマ一人が呼び出される。
ーーー最終回 「」ーーー
諸問題を解決しての花嫁修業と終わりに向かってまとめに入った感じですね。
そして久しぶりのポンチョの出番。
粉物ソースってとんかつソース?
この作品は政策などを簡単に描いてきたので、肝心の部分があっさり目。
なので単なる異世界転生作品と成り下がっている感じ。
もう少し丁寧にしっかり描けば良いのに尺の関係なのか解決したところだけを描いてきた。
それ故に面白さが薄まった感じで残念。
最後は結婚式でも描くのだろうか?
それ以外に描かれる内容が無さそうな展開。
現実主義勇者の王国再建記 BS11(3/19)#24
第24話 家郷に離別して歳月多し
難民問題に決着をつけるべく長のテントに向かうソーマ。
他国では魔王軍の侵略で故郷を追われた難民を兵士として招集したり
国内で奴隷に近い使役を課する場合が多い。
帝国では未開地を与えて開墾すれば暮らせる政策を施行している。
しかし、借り物の土地なので次世代には不満が生じる。
そこでソーマは新たに建設中の港湾都市ベネティノーヴァへの移住を提案した。
そこでなら、住居も仕事も豊富にある。
ただし、王国民となり故郷の思いは捨てる必要がある。
それが嫌なら故郷を取り戻すべく参戦するしか術はない。
どちらにしても国境付近での不法占拠は終わりにしたい。
ブラッドがヒルデを探して乱入してきた。
破水した女性の帝王切開を行いたい。
ヒルデが感染症対策を行えば、女性の手術は100%成功する。
そこでソーマたちも協力して急遽、長のテントで手術となる。
最低限の道具は必要。
ソーマはお湯を沸かせて煮沸消毒の準備を指示する。
ジルコマは帰りたい者たちと一緒に北の兵士となって魔王軍と戦う。
長はコマインに譲る。
母子ともに健康、リーシアは自分たちの子供を作りたい。
子供の名付け親を求められて「フク」と命名する。
ーーー次回 「」ーーー
難民問題の決着は新都市への移住。
それなら他国のような兵士、奴隷よりはまし。
その代わり、故郷は捨ててもらう。
まあ、これしかないですよね。
帝国の未開地の開墾政策も安い値段で買い取れれば、問題はないと思う。
そこまで儲けられるかは不明ですが。
人々の暮らしが安定すれば、次の問題に目を向ける。
難民問題はヨーロッパでは解決しづらい問題です。
彼らのせいで国民の利益が奪われているとか叫ぶ人もありますから。
それにしても、トモエ、ポンチョなどの他の人物が一向に登場しない。
毎回1エピソードを描くゆったりとした展開。
長のテント内ってベッドとテーブルが有って、その間に直座りって不思議な光景。
現実主義勇者の王国再建記 BS11(3/12)#23
第23話 うがい手洗いは防疫の基本
ソーマはリーシアとお忍びで町を歩く。
アイシャの代わりに師範代、そしてカルラがメイド服姿で護衛として同行する。
そんな不統一姿の4人が向かう先はスラム街。
かつては不衛生で違法薬物や犯罪の巣窟だった。
しかし今ではソーマの指示で衛生的で明るい町に生まれ変わっていた。
この世界では全てが魔法で片付けてしまう。
しかし細菌、ウイルスは存在していた。
なので流行病で大量死も発生していた。
そこで細菌を見ることが出来る種族と遭遇した。
額にサードアイを持つ三つ目族だった。
そんな彼らと親交を深め協力してもらっていた。
抗生物質の抽出にはトモエの能力も役立った。
三つ目族は潔癖主義者で、この時代に人間は不衛生だったのだ。
なので王国の人間とも仲良くしなかったのだ。
その三つ目族のヒルデがスラム街の子供たちを見回ってくれている。
彼女とブラッドが医療関係に従事してくれている。
普段から医療の講習も行ってくれている。
手洗い、うがいを励行して不衛生な環境を改善することに努めてきた。
スラムの家も立て直して移り住んでもらった。
そして当初の目的はジンジャーの職業訓練所の視察だった。
子供たちには給食を提供することで集まりも良かった。
この世界の民衆の識字率は低い。
それを高めて最終的には職業を身に着けて欲しい。
大人は夜に教えているが集まりが悪い。
最後の問題は壁の外の難民。
各地から戦争で焼け出された人々が集まっている。
彼らにもソーマは食料や薪を援助してきた。
冒険者ギルドにもクエストを依頼して警護を担当してもらっている。
他国からの襲撃などに備えている。
そんな時、子供を誘拐しようとする者が現れた。
偶然通りかかった冒険者が対応する。
師範代とカルラも応援に回る。
偶然にも縫いぐるみを操作してパーティを組んだユノのパーティだった。
彼女を助けた時に名前を呼んでしまった。
それはどうしてかと説明に困るソーマ。
今回の事件は奴隷商の公営化がことの始まりだった。
公営化により試験を受ける必要が有った。
それに落ちた奴隷商が難民の子供を攫って行きがけの駄賃として王国を
出る予定だった。
難民の長と会って、この問題に決着をつける。
ーーー次回 「」ーーー
今回は自国内の改善。
先ずは教育と医療。
特に魔法で何でも解決できる世界では医療は軽視されがち。
その医療体制の根本的な見直し。
それと奴隷制度の廃止に緩やかに向かう政策。
それでも合格しなかった者ははみ出してしまう。
それが今回の難民キャンプでの出来事。
難民キャンプの問題はリアルでも取り扱いが難しい。
ベストは自宅に帰ることでしょうね。
それが出来ない場合は選択となるでしょうね。
現実主義勇者の王国再建記 BS11(3/05)#22
第22話 人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり
ソーマは悩んでいた。
人材不足が甚だしい。
国民の識字率は低い。
貧困ゆえの制度と言えた。
祖父の奴隷商を引き継いだジンジャー。
急なことで、抱えている奴隷が売れるまでは面倒を見る。
しかし、そこで商売は終わり、新しい商売を始めるつもり。
サンドリアは奴隷たちの現状を報告する。
親族は離れたくない。
そこでジンジャーは考えた。
なるべく、素性の悪い買い手は断り、高く売れて、奴隷たちも
使い潰されないようにしてあげたい。
そこで衣装を購入、身なりを整えた。
次に読み書き計算を教える。
付加価値を高めるには学習が大事だと思いついた。
ある日、各地の領主たちがジンジャーの店に駆けつけた。
我先にと読み書き計算の出来る奴隷たちを求めてきた。
国王が領主に統治能力を求めてきた。
それには読み書き計算ができる者が重要になる。
出来ることなら全員を引き取りたいと焦っていた。
残ったのはサンドリアだけ。
彼女の実家は商家で保証人になってしまって借金を背負った。
それが焦げ付いて娘を一人、売ることになった。
そんな、何処にでもある不幸なエピソード。
ある人物がジンジャーを訪れてサンドリアを購入したいと大金を手渡す。
しかし、ジンジャーは彼女を新たな事業のパートナーに考えていた。
そう聞いて、彼女も彼の願いを受け入れた。
面白いことを始めた奴隷商の噂を聞いて訪れた。
ジンジャーの教育が他の奴隷商にも波及した。
噂を辿ってジンジャーを探して訪れた。
ソーマは奴隷制度を廃止したいが急な改革は争いを生む。
そこで、先ずは奴隷商を公営化したい。
そこで職業訓練を行う、その所長をジンジャーに任せたい。
サンドリアと喜んで引き受ける。
ーーー次回 「うがい手洗いは防疫の基本」ーーー
途中から主役が代わってました。
ソーマが行ったのは奴隷解放の手段。
穏やかな解放を目論んだ。
そして有益な人材を増やしたい。
ただ学校を作るだけでは人材は増えない。
なぜならば、重要な職は貴族が独占してしまうから。
そこで識字率を上げるだけではなく、奴隷を開放して人民として国家に組み込む。
それで有用な人材の数が跳ね上がる。
これは面白いエピソードですね。
現実主義勇者の王国再建記 BS11(2/26)#21
第21話 蝦で鯛を釣ろうとしたら鮫が掛かった
アミドニア公国全土をエルフリーデン王国に併合する。
そのためにも第1王女ロロアは娶って欲しい。
彼女は民衆の暮らしが最優先の考えだった。
彼女の商会からは資金が融通されていた。
それを食料費に使うことなく軍備拡大を行った王。
そのために兄を追い出すことを決めた。
各地で発生した同時多発の反乱は彼女の指示だった。
だが最初の国境付近の反乱は違う。
隣国の宗教国家ルベリア聖皇国の仕業。
宗教に国境はない、彼らは教えを広め信者を増やすことが目的。
いずれルベリアはソーマに会いに訪れる。
ルベリアはケイオス帝国とは仲が悪い。
女皇マリアは民衆から聖女と呼ばれている。
ルベリアでは聖女は教皇が定めるものだから。
ロロアにはメリットが多い。
リーシアも彼女を嫁に迎え入れることは賛成だった。
アミドニア公国を併合統治するための王位継承権を得ることが出来る。
加えて政情や商業にも詳しい、異論はなかった。
彼女の願いは一つだけ。
彼女自身の商会を持ちたい。
ソーマの政策には費用が必要な場合も多い。
そんな時の貸付も行える。
もちろん個人的にソーマに興味もある。
彼女の提案を受け入れアミドニアも併合する。
領土は新たにフリードニア王国と呼ばれる。
帝国のマリアと宝珠通信で会談する。
人類宣言に乗っ取り国境の変更は認められない。
しかしソーマは人類宣言の盲点を告げる。
民族自決権を認めている、国境の変更禁止と矛盾している。
ソーマの指摘にアミドニア併合には目を瞑ることを約束する。
帝国が魔王軍の侵攻に対抗するならばフリードニア王国も賛同し支援する。
ロロアがソーマのベッドで眠っていた。
アイシャは真っ先にロロアに手を出したのは許せない。
徹夜の会議で疲れて同じベッドで眠っただけだった。
これからは穏やかな政策ではなく、独自色を強めていく。
これからは穏やかな政策ではなく、独自色を強めていく。
それが出来ればリーシアたちのことも考える。
ーーー次回 「」ーーー
アミドニア公国の第1王女ロロア。
彼女の戦略に従ってアミドニアを併合、ソーマに統治権を与えるためにも
ロロアも嫁の一人となったのでした。
こうしてソーマのハーレムはまた一人メンバーを増やしたのでした。
次は宗教国家とのトラブルでしょうか?
政教分離が正しいはずだが、そうではない国は厄介そう。
神を信じる民衆は怖い、論理的ではなく神の言葉、教皇のお告げで全てが決まる。
なんとも怖い政治ですね。
現実主義者の王国再建記 BS11(2/19)#20
第20話 西施のふせみにならう 
ソーマはエルフリーデン王国の道路や上下水道などの改革を断行した。
そして町の美化にも努めてきた。
下水道を完備させるため沈殿池を設置した。
その場所では大量の化石が出土した。
それをジーニャが拝借したのはかなり前の話。
ルドウィン宛に書き残した書簡が今頃、発見された。
ジーニャは関節の可動部分を調べるために魔物の素材やダンジョンで発見された
未知の部品を組み合わせてメカドラゴンを作っていた。
しかし動力は組み込んでいないので動かない。
ドラゴニュートの星龍連邦が見たらただでは済まない国際問題となりそう。
そして動かないのでは武器にもならない。
王子ユリウスが治めるアミドニア公国では不満が募っていた。
公都ヴァンでさえもエルフリーデンに治めてもらったほうが良かった。
そんな民衆の不満の声が遂には反乱となる。
その反乱を収めたユリウスは見せしめにと過剰な残虐性を発揮してしまった。
その結果、ヴァンの民意はエルフリーデンへの併合を求めてきた。
ソーマは全てを予測していたので、すぐさま併合を認める。
カルラは王宮でメイドとして教育されていた。

この機に乗じて各貴族たちが決起した、ユリウスは帝国に逃げ込むしか術がなかった。
その結果としてアミドニア全土を併合して欲しいと嘆願書が届く。
ここまでは想定していなかった。
アミドニア併合はデメリットのほうが多い。
一番は食糧問題がある。
エルフリーデンも他国を養えるほどの蓄えは存在しない。
それに隣国のルナリア正教皇国、トルギス共和国はアミドニア公国への侵攻を開始する。
傭兵国家ゼムは侵攻しないが傭兵を両国に貸し出している。
この状況下では併合を受け入れるしかない。
公都ヴァンの民衆も断られると反乱を起こすかもしれない。
それにしても全てが上手く速やかに運び過ぎている。
ギャツビー・コルベールは公国の権利書などの重要書類をソーマに差し出す。
元財務大臣のコルベールをエルフリーデンの財務大臣に任命する。
トルギス共和国の侵攻を食い止めていたヘルマン・ノイマンから特産品をプレゼントされる。
羊毛が特産で絨毯が送られる。
これに女性が潜んでいる事例が歴史上ではあった。
鼻がもう少し低ければと歌われた絶世の美女の逸話。
同じく王女でユリウスの妹ロロアが潜んでいた。
彼女はソーマに自分を娶って欲しいと告げる。
ーーー次回 「」ーーー
まだお隣のアミドニア公国の問題は終わっていなかった。
今回は兄のユリウスに代わり妹で商人のロロアの秘策。
自分がソーマの嫁となりアミドニアも統治してもらう。
それにより、軍事大国から商業の発達した商業国へ転換できる。
食糧問題も解決してもらえる。
色んな思いを込めて身売りを画策した。
何処かの赤字国家の再生プロジェクトのような秘策でした。
ソーマが統治して王女が嫁げば併合も問題なし。
ソーマの政治力で国内外の諸問題も解決できる。
そんな彼女の秘策でしたね。
こうしてソーマの嫁は増えていく。
ただし王女なだけに愛人は難しいかな?
現実主義者の王国再建記 BS11(2/12)#19
第19話 奇貨おくべし
ハクヤから計画は滞りなく順調であることが報告される。
ソーマは順調すぎると逆に何かを懸念する。
近衛騎士団のルドウィンが飛び込んできた。
彼の幼馴染みでマックスウェル家の娘ジーニャ。
彼女の家は代々、ダンジョンの異物の研究を続けてきた。
禁軍のマッドサイエンティストの異名を持つ。
かつては研究所勤務だったが訓練場を樹海にした罰で軍属を追われたのだった。
戦争で荒れた土地を緑豊かにしたいと鏃に成長の早い植物を付与した。
魔法で成長を促進したら付近が緑に溢れてしまった。
この世界では分からないことは全て魔法、精霊の仕業にされてしまう。
例えば宝珠が良い例だった。
宝珠はダンジョンコアで配置されているもの。
それを破壊して持ち帰れば国が買い上げてくれる。
破壊しないとダンジョンに魔物を登場させるなどが可能となる。
なので映像放送はコアとしての機能の一部しか利用できていない。
実は精霊をリーシアも見たことはない。
ジーニャの説明はソーマにも心当たりが有った。
人は未知なるものが怖い、そこで適当な理由で無理やり理解しようとする。
それに納得するとソーマとは話が合いそうだと喜ぶ。
そして彼女の発明品が披露される。
巨大な送風機だった。
動力はカース鉱石だった。
王国の地下には豊富に存在する鉱石で魔法が使えなくなる。
そして爆発する、つまりは魔法を吸収する。
彼女は鉱石からエネルギーを取り出すことに成功した。
これは一大エネルギー革命となる。
エネルギーを貯めて取り出せる。
魔法の許容量を超えると爆発する。
エネルギー問題はいつの世も重要。
この技術が世に知られたら王国の地下の鉱石を巡って争いが生まれる。
トンデモナイ事態に収拾を急がないといけない。
マクスウェル家は王家に仕える貴族なので反乱は無いと思う。
それでも念の為、王国側の人間に嫁いで縛り付けるのが良い。
そこでルドウィンと結婚させることにする。
双方ともに互いに好いている。
しかしルドウィンが報告したいのは発明品ではない。
ジーニャがドラゴンの骨を盗んだことを謝罪させる。
ーーー次回 「」ーーー
今回はハーレム要因に見えて貴族なので側近の近衛騎士団長に
嫁がせて寝返らせないように婚姻を画策する。
それ程に画期的なエネルギー問題を解消できる一大発明でした。
エネルギーの蓄積は重要かつ便利。
送風機はまんまダイソン扇風機でした。
そんなことより、この世界の文明レベルが異常。
現代的なコンクリートや金属加工も可能な世界?
オーパーツとすれば何でもありな世界です。
床が金属で光っているとか分からないものは全て魔法で処理する。
それが特殊でもない世界。
そこに科学を持ち込むのは大変でしょう。
ソーマは経済学が得意分野なので発明品はなさそう?
ジーニャに色々と教えれば発展しそう。
ジーニャに色々と教えれば発展しそう。
先ずはモーターから原理を教えよう?
現実主義者の王国再建記 BS11(2/05)#18
第18話 杯中の蛇影
リーシアは地下牢のカルラに話をする。
第2、第3側室が決まったことには胸の多くが傷んだ。
でも今後のことを考えると最善策だとは思って受け入れた。
カーマイン公の死罪も理解はしている。
しかし納得はできていない。
そんな苦しい胸の内を友人カルラに打ち明けても何も出来ない。
カルラもまた反逆罪で拘束された身。
それに新しい目標も失っている身だった。
空軍大将カストールと娘で部隊長のカルラの裁判が始まる。
王家に反逆した罪は重い。
過去100年に渡り王国の空軍を率いてきた功績を説く貴族もいる。
しかし大半の10名は死罪が妥当だと告げる。
法は法、曲げられない。
ソーマは斬れと命じると代々王家に使えてきた12の貴族たち。
彼らはアミドニア公国に通じていた。
ソーマ直属の暗殺部隊のリーダーカゲトラはカーマイン公だった。
彼らの家族や一族も拘束に向かう。
ソーマは王家と貴族など関係者の身辺調査を行い、粛清を断行した。
カストール大将の減刑を提案したサラセンとジャバナ家だが残された。
ソーマにとって信用に足る貴族は2名だった。
カストールは反逆罪が適応される。
しかし過去の100年の功績により延命、祖母エクセルに預け監視することを告げる。
カルラは功績もない。
死罪の適応は辞めて王家の奴隷とする。
もし俺が道を踏み外せば斬れ。
リーシアや側近は出来ないから。
初めての処刑と疲労でよろけるソーマ。
初陣帰りの兵士に似ています。
忘れさせるのが一番とアイシャ。
リーシャの提案で2人がソーマに添い寝する。
一人で重責を担ってきたことを知らなかった。
もう私達は家族だから。
アミドニア公国の王女で商人のロロア。
兄ユリウスの賠償金を支払って公国都市ヴァンを取り戻したことを愚策だと考えていた。
他にやりようがあるはず。
アミドニアのためにも一世一代賭けに出る。
ーーー次回 「」ーーー
何だか内乱の裁判が始まった。
前回のカーマイン公とかストール公。
彼らの処罰に託けて公国に通じる貴族を一掃したい。
それには処刑するしか術はない。
それが初めての処刑なだけに平常心では居られない。
そんな彼をエロで癒やす正妻と側室でした。
エロを描くなら裁判もなんと言うか軽くなってしまう。
もっと端折って適当に描けば良かったのにね。
なんと言うか内容と絵柄が一致していない。
そこまで重い雰囲気を描いてきた作品でもない。
同様にエロを前面に描いてきたわけでもない。
それだけにどちらに振って描いても苦しくなる。
それらを会話で繋いでも厳しい。
ライオン丸が景虎になったのは前回の叫びから考えると茶番になってしまう。
その転身した部分を描かないといけない。
現実主義者の王国再建記 BS11(1/29)#17
第17話 士は己を知る者の為に死す
アミドニアの領土問題を帝国と決着させたソーマ。
ジャンヌとハクヤは頻繁に連絡を取っていた。
帝国女皇マリアはソーマの提案を聞いて喜んでいた。
自分と同じ価値観、考えを持つ人物は理解者とも言える。
早く会って話したいと望んでいた。
ジャンヌはハクヤの有能さから帝国へ移籍を願うが引き抜きは無理だった。
アミドニアから借りた書物で王家の血縁を調べるが見当たらない。
ハクヤに報告が届く、事態が全て上手くいきすぎている。
まるで誰かが書いた筋書きをなぞっているかのような状況。
地下牢のゲオルグ・カーマイン元陸軍大将と話すソーマ。
彼のお陰で国内に蔓延る不正の恩恵を牛耳る貴族たちは一掃できた。
しかし反逆を企てた罪でゲオルグも罰しないといけない。
事前に相談して対応することが出来たはずだと迫るソーマ。
彼が犠牲になって国を浄化できた。
若い芽が育つ土壌に古老は必要ない。
人材を失うのは惜しい。
ゲオルグ一人で考えて行動したとは信じがたい。
リーシア姫もゲオルグを信用していただけに話題を避けるのは痛ましい。
ゲオルグが準ずるのはエルフリーデン王家のみ。
誰かのシナリオを感じる。
彼を慕う陸軍の将校には同じ処罰を求めるものも居る。
公開で処刑するのは過去の実績から鑑みて忍びない。
服毒を迫り手渡す。
リーシア姫にゲオルグの死亡を伝えると無反応で公務に勤しむ。
今回の一件で功労者に報酬を与える。
ダークエルフの長はアイーシャをソーマの嫁を希望する。
第一正妃はリーシアだが、第二、第三の席は空いている。
今後は他国の貴族を政略上、后に迎えることも必要となる。
リーシアは第二,第三正妃は信用できる者で固めたいので賛成。
アイシャを第二正妃として迎え入れることに決まる。
ジュナ・ドーマが悔しそうにする。
彼女は両親や家族の報酬を求めないようにと祖母のエクセル海軍大将が釘を刺す。
今は国営放送のプリマドンナとして国民に大人気。
その彼女を后として奪うと国民の指揮にも関わる。
後任が育った後に正妃として迎え入れることに決める。
今はソーマに人気が集まり勢いがある。
それに乗り従う一団は国家を裏から操る集団だった。
ーーー次回 「」ーーー
ライオン丸ことゲオルグの処罰と功績を認めたものへの報奨授与でした。
アイシャ、ジュナは愛人になりました。
そして国を裏から操る集団が存在していた。
リーシア姫とゲオルグの関係が不明。
もう少し幼い頃から面倒を見てもらってきた。
互いに仲良く理解し合ってきたなどの描写が事前に欲しかった。
色々と描き方に問題がある。