この音とまれ! BS11(12/28)#26終
最終回 第26話 スタートライン
抱きしめる母、千春。
部員も先生も廊下の角でこっそりと聞いていた。
さとわに引っ張られてばかりです。
晶さんの言うとおり、いい子たちね。
強引に連れてきてもらって良かった。
その横で落ち込んでいたかずさ。
私達なんて揃っているだけと思って勝った気でいるんでしょう。
私達は揃えることこそ至高だと思って練習してきた。
そんなことない、あの数であのスピードで揃えるのはカッケエと思った。
だろ?
そこは、ありがとうというところでしょ。
音楽に順位を付けたくない、全員に全国に行って欲しい。
時瀬、珀音、姫坂を推す審査員に分かれた。
純粋に演奏を聞いて感動したには久しぶりな時瀬。
演奏を揃える難しさを評価される姫坂。
全国でも3校はトップクラス。
最後の審査員は音楽は純粋に感動を伝えるもの、言語も越える。
その感動を軽いと軽蔑せずに光を当てるべきだ。
会場からも拍手が溢れる。
皆が納得の1位だった。
アキちゃん先生だから上達できた、スパルタだけれど。
お兄ちゃんと呼ばれて抱きつく。
滝浪先生も内心はヒヤヒヤだった。
これで負けたら編曲者の問題。
感動を与える曲はともすれば軽く見られがち。
かずさは悔しくて立ち上がれなかった。
何よりも自分たちの演奏を信じられなかった。
2年生の先輩に次の機会を与えてあげられなかった。
ごめんなさい。
大丈夫、最高の演奏だった、また、ここから始めればいい。
俺の力不足だと謝る山本先生。
部長たちこそ力不足と謝る。
澪は勝つつもりだった、3年生と先生は最後だと分かっていた。
もっと前から今日の演奏が出来ていればと悔やむ。
演奏は最高だった、澪は星空を見た、楽曲が好き。
澪も頑張ってねと告げる。
今は無き売地で座り込んで会話する。
全国大会用の滝浪先生の曲は難しくて想像もできない。
絶対に嫌だ。
それよりも新歓用の合奏曲を練習しよう。
---最終回---
神奈川県予選の結果と各自の問題が解決する最後に相応しいエピソード。
さとわと母の凝りも解けて実家に住むのだろうか?
晶も兄と久しぶりに会えて心の中の負い目が消える。
晶の祖母はもう既に浄化されているのかな?
負けたチームは辛いですよね。
姫坂は2年生の先輩の機会を作れなかったと謝る。
珀音も曲の問題か演奏の問題かと謝罪合戦。
時瀬の感動を与えられたことが全て、音楽とは楽しむこと。
審査員の技術や古典を引き合いに出すのはどうかと思う。
ただ感動は素人判断に近くなるのも事実。
かつてのポプコンで素人審査員の票を増やすと衰退していったことを思い出す。
適度な技術と感動のバランスで審査するのが難しい。
神奈川県予選でこれなら、東京、埼玉など激戦区でも同様の結果が
あるような気がする。
そういう意味で県代表ではない関東大会的な大きな枠で
上位6校を選ぶような大会もあっても良いと思う。
ここまでの26話2クール、面白い感動できる作品だった。
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この音とまれ! BS11(12/21)#25
第25話 天泣
審査は各自に任せるしかない、何を重要視するかは分からない。
この2校で決まりだなと誰もが考えていた。
大丈夫です、あなた達は私の厳しい指導を学んだのですから。
大丈夫だよ、僕たちは一番練習したよ。
嬉しさで今まで言えずにすれ違った言葉を話したくなる。
さとわの独奏から始まる楽曲、その音だけで別格の才能が伝わった。
丁寧さと綺麗さが他校と違う事が分かる。
終わりたくない、もっとひいていたい、そう考えるほどの楽しさだった。
全員の見せ場が演出された楽曲に感心する山本顧問。
楽しいから終わりたくないと思える演奏も最後。
そして最後はさとわの独奏で締める。
見事に演奏を終える。
終わっても反応がないので自信を失ってしまう。


滝浪先生には当然の結果だった、あいつらの練習を知っているから。
観客席は号泣の嵐だった。
誰もが泣いていた。
これが最後なのに山本先生は新しい曲を作りたくてウズウズしていた。
結果発表までは時間があるのでどうする?
全員で母親を探す、着物を着ています。
晶も行きたいと滝浪先生を誘う。
全員で会場を探すが見つからない。
探していない場所は舞台裏だけ。
そんな場所に居るはず無いのに。
さとわ、母親が声を掛けた。
---最終回 「スタートライン」---
予選が始まって、この構成は分かっていたが作画が頑張ってました。
止め絵を殆んど使用せずに描いてました。
演奏する手はほぼ動いていたのは評価したい。
楽曲の演奏もフルに近い?のも素晴らしかった。
演奏と映像の最高峰はユーフォ2期の大会ですよね。
惜しむらくはAパートの最後に余韻が欲しかった。
直にCMは演出上、悲しかった。
アバンの珀音の秒数を削って欲しかった。
ここまで喋らなかった審査員も明らかに違うと言わせるなど周囲の評価で
素晴らしさを演出する王道手法。
観客も感動から自然に涙が溢れてしまう。
演奏後も涙が止まらないので拍手が出来ない。
そんな最高の評価から、さとわの母親探し。
壊れた家族の再構築が始まる。
誤解が氷解するのは次回。
演奏も映像も演出も良かった、最高のエピソードだったと思う。
この作品のオリジナル曲、久遠、天泣は作者の姉と母が作曲したらしい。
作者自身がお箏の家元の出身らしい。
この音とまれ! BS11(12/14)#24
第24話 正解の先
初めて触れる箏の世界、部員に教わって勉強した。
作曲を始めたが部員には不評だった。
転勤して珀音高校の箏曲部で自分の楽譜を演奏する生徒が居た。
従兄弟の鈴森詩に澪について尋ねる。
両親が共働きで6歳から鈴森の母に箏を習った。
山本は澪に声を掛ける。
正解の音は分かるが、その先が見たい。
俺が曲を作るから、正解の先へ行こう、君の才能を俺に預けてくれ。
山本先生は大会が終われば実家の旅館を継ぐのでしょう?
部員たちは彼の決意を知っていた。
そう言われても遅すぎる、兄も見学に訪れて祖母と出会う。
調弦室を出る時間、大きな声が出せるから円陣組もう。
絶対全国いくぞ。
ずっと足りない音を探してた澪。
皆のお陰で向こうへ行ける。
これは曲の力に依る力が大きい。
箏を辞めると言い出した幼い澪。
何年練習しても求める音は弾けない。
好きな音を生み出したいだけ。
直ぐには無理だよ、練習しないと。
邦楽祭で時瀬の演奏を聞いて分かった、感情が伝わってきた。
遂に正解の先に辿り着いた澪。
舞台の袖で待つ時瀬の部員にも伝わった。
さとわが何かを話そうとするが愛が止める。
武蔵が大丈夫、だって僕たちが一番練習したから。
私の厳しい指導に耐えられたから大丈夫です。
大事なのはどうして全国に行きたかったを考えろ。
---次回 「天泣」---
澪が探し求めていた音。
それを見つけるまでの山本先生とのエピソード。
数学的な解釈で作曲をする山本先生。
その絶妙の音の配置が地味だが、バランスの良い曲らしい。
そして澪が気に入る、興味を持つような曲を作る。
そんな二人の関係が演奏を高めていったようです。
珀音の演奏を晶の祖母、さとわの母はどう聞いたか知りたい。
なんと言うか澪の求める音、演奏は自由に演奏すること?みたいに思える。
それは自分の殻を破ることにも通じるのだろうか?
結構曖昧な表現だけに聞いても分かり難い。
映像では最後は笑顔だったの満足な演奏だったのは分かる。
そして次回は天泣、フルに演奏してくれると嬉しい。
映像は静止画でも良いので。
音楽作品ではプロの演奏が聞けるのが嬉しい。
ユーフォのような10分近い演奏をフルに動かすのは難しいと思うが、
演奏だけなら可能だと思う。
母や祖母の映像は描いてもセリフは要らないので楽曲をフルコーラスで流して欲しい。
武蔵が部長らしい存在感を表してました。
弟が鑑賞に来る日も近そう。
この音とまれ! BS11(12/08)#23
第23話 王者の覚悟 
そこで2年生に部長が交代されて11年連続全国大会出場を目指す。
それだけに合わせることに燃える部員たち。
穂澄は苦手な押しが多いので苦労しそう。
今回からは全員出場ではなく、予選出場の24人をオーディションで選ぶ。
12名が落選することになる。
かずさと若葉は良くぶつかっていた。




そんなことすると余計に辛くなるから。
それよりも、あんたは嫌いだけれど予選を通過すれば時間がある。
穂澄先輩にもチャンスが生まれる。
かずさも若葉の意見に同意する。
2年生で1人だけ落選って格好悪いな。
出場選手をサポートしたいと自ら名乗り出る穂澄。
かずさ、若葉が練習時間を増やすことを申し出た。




16部音符の連続でも乱れない、姫坂の演奏は観客を魅了する。




愛も今回の演奏は好きだと肌で感じる。




これは練習してきた音だ。
10年間、箏曲部の顧問を務めてきた。
指導も作曲も彼が1人で行ってきた。
特に曲を褒められると照れくさかった。
先に珀音高校が演奏するので調弦室に向かう。
澪も今回はやる気だった。
時瀬も調弦室に向かう。
これは鳳月さんが作ったの?
カップルみたいと光太に冷やかされる。

姫坂以降はパットしない演奏が続く。
塚地も、それは分かっていた。
コネ入社女子は飽きていた。
---次回 「正解のその先」---
珀音の作曲者、東条雅は顧問の先生でした。
数学教師だったので計算され尽くした曲だったのでした。
完成度は高いが、感動を与える曲とは言えない。
そこを突いた滝浪先生の編曲なのでしょうね。
今回は姫坂女学園のエピソード。
東京の明瞭も揃っているだけと揶揄していた演奏。
今回は難易度高めの曲で勝負。
演奏シーンがたくさん見られて、聞けて嬉しい。
作画も頑張ってました。
でも指導する顧問の力量で決まる部分も大きいと思う。
姫坂は演奏を揃えることだけに特化しすぎた。
それも重要だけど明瞭には勝てなかっただけに、その上が指導できなかったとも言える。
顧問の実力では時瀬高校が圧倒的に有利。
求める表現を部員が演奏できるかが問題でしょう。
各校の演奏が十分聞けるのは嬉しい。
次回は珀音、そして最後に時瀬。
この音とまれ! BS11(11/30)#22
第22話 決戦の朝
弟は全国に出場するなら応援しても良い。
愛を見送る衣咲、哲生と観戦に行くから。勝ってくるから。
澪は空を眺めている、鈴森は心配で急き立てる。
インフルエンザで休んでいた顧問の山本大心先生も駆けつける。
初めてのお守りに大喜びの愛。
顧問の先生同士が挨拶する。
姫坂は3番手の出場だけに調弦を始める。
後半が有利なだけに不安要素になっている。
邦楽祭で伯音に負けて雪辱を果たすためにも頑張ってきた。
審査員との相性もある。
本当は一番に聞いてもらいたかったのは祖父。
全国に連れて行ってやるからな。
家元を誘うが親としては娘を受け入れられず突き放した。
会の柵で雁字搦めになって動けなくなるのも、そうなった人を見るのもうんざりなんです。
伯音の演奏曲の作曲者は東条雅、オリジナル曲で詳細は不明。
---次回 「王者の覚醒」---
今回は予選当日の各自の様子を丁寧に描いたエピソード。
演奏は見られなかったのが残念ですが、次回は姫坂を堪能できそうです。
王者伯音に雪辱を期する姫坂が凄い感じです。
本気の練習で難易度の高い曲を仕上げてきた様子。
伯音も作曲者が不明って誰でしょうね。
今回初登場の顧問の先生かな?
でもそれっぽくない感じなので生徒の親の可能性もあるかも。
晶の闇落ちからの脱出がさとわと母の仲直りに関連するのは上手いですね。
彼女が復活したので後押しできる、良い関係ですね。
ついでに彼女と祖母との関係も浄化できそう。
この音とまれ! BS11(11/23)#21
第21話 意味と役割
早朝5時から練習する愛、実康も付き合う。
滝浪先生の言った自分の役割、意味を考て自分の音を鳴らすべきなのかも。
武蔵と妃呂は教室で話していた。
妃呂と光太のニ箏は、かなり演奏が揃ってきた。
そんなことない、真面目は格好いいよ。
練習で一番乗りの実康は晶と一緒に部室に入る。
先生を独り占めできると指導してもらう。
実康は愛の才能に気づいていて彼の隣に並び立ちたいと必死だった。
愛は実康よりも練習しているので追いつくのも苦しい。
足立くんの音は全員と良く馴染むから十七弦を任せたと滝浪先生が告げた。
晶自身も音をつなげる役割だと伝える。
自分の居場所を認めてもらえたようで役割を知って更にやる気になる。
それを知って弾き方が変わった実康だが本人は分からない。
さとわも演奏が変わっていると言われるが自覚はない。
愛は少々焦り気味。
武蔵部長が部室に一番乗りで愛が2番。
練習しようと焦る愛の指がボロボロで治るまで練習禁止と揉める。
来年もあるのだから。
武蔵と妃呂の3年生が居なくなる来年はない。
愛の音がたまに光ると感じていた。
それは優しく暖かい不思議なものだったが愛の心、そのものだと分かった。
その言葉から祖父の言葉が蘇る。
同じことを言っていた音は心を響かせるもの、曲は作者の思いが籠もっている。
練習できない愛はさとわに天泣に込められた意味を問う。
個人的な家庭の問題だがと話し始める。
堂島家に鳳月会の重鎮が集まる、家元も訪れると知る晶。
このままでは鳳月会の名が再び貶められると説明する。
さとわさんは鳳月会に復讐を考えているとまで暴言を吐く。
彼らはお箏が大好きで真剣に向き合ってます。
家元は破門した娘のことを調べるのは不愉快だと会合を終わらせる。
高木は晶の行動を褒めて将来を喜ぶ。
さとわから家庭環境も含めて全てを聞いた愛。
皆に言ってもいいか?
仲間だと言われて照れるさとわ、部員に天泣に込められた思いを告げる。
全員が泣きながらさとわの思いを受け入れてくれる。
各パートが切り替わり主旋律を演奏する箇所は滑らかに。
切り替わったことが分からないほどに。
各パートごとに細かく指示する滝浪先生に指導者としての力量をみる晶。
さとわの演奏は優しすぎる、コンクールのときの演奏はパワーが有った。
もう少し凄さ荒々しさを表現するように。
久しぶりにワクワクする晶、兄に連絡する。
もうすぐ予選が始まる。
---次回 「決戦の朝」---
各自の練習も進んで役割と意味を考える段階。
演奏することは可能だが合奏で表現を考える。
そんな段階に到達してきました。
1人意味を模索する愛、さとわの家庭環境を聞いて皆にも話すことを提案する。
彼女が込めた思いを知れば演奏も変わる。
そして滝浪先生は音楽のサラブレット、表現をするための指示を注文する。
お箏のテクニックは教えられないが楽曲の表現は教えられる。
晶とは対局の指導ですね。
晶はお箏の技術的なテクニックを教えて演奏法と練習法を教える。
最後に全体の演出を教える滝浪先生ですね。
そして浄化された晶は祖母を嗜めることが出来ました。
ようやく闇が払われた感じですね。
そして予選での演奏が待ち遠しいですね。
フルで演奏して欲しいものです。
この音とまれ! BS11(11/16)#20
第20話 もう一度 
それだけに使えないと判断したら辞めてもらいます。
失礼を承知で敢えて言わせてもらいます。
彼らは全国を目指してます、目指せると思ってます。
その彼らの才能を指導者のミスで潰されれば泣くに泣けませんから。
その条件を聞き入れて晶は指導者となった。
リズム感が未だにズレているが演奏できなかった部分はクリアできていた。
こんなにも合奏が難しいとは知らなかった。
晶にも分かる過去に経験した思い。
何度も繰り返すと演奏ができたと大喜び。

それは晶が兄から教わった言葉と同じだった。
出来なければ出来るまで練習すれば良いだけ。
滝浪先生が訪れてメトロノーム禁止する。
この楽譜にメトロノームの音はない、それぞれが互いの音を聞いて演奏する。
各パートの音には意味があり、役割がある、それを考えて演奏しよう。
朝昼放課後と練習しているが帰っても練習している。
お箏が好きだから出来る、先生もそうでしょう?
帰った晶は何かが変わっていた。
翌日は指導の日でもないのに出かけた晶。
滝浪先生に尋ねる、本気で全国を狙っていますか?
指導態度に本気さを感じない。
よろしく、お願いします。
あの二年間が無駄じゃなかった、だから今ここに立てる。
まさか?念の為早めに手を打ちましょう。
祖母は晶の心変わりを感じて画策する様子。
---次回 「意味と役割」---
晶とさとわの演奏をもう少し聞きたかったですね。
二人の演奏に感動する部員、音の違いまで感じ取れる愛。
上手な人の演奏を聞くことは良い勉強ですよね。
理論よりも体で覚えるタイプ、肉体派ですね。
さとわの実力を余すところなく発揮できれば勝てるわけではないですが、
十分に発揮押させてやりたい。
それが引き出せるように隣に並びたい、愛の望みは高い。
でも可能性があるだけに時間が惜しいですね。
滝浪先生は晶のことを詳しく知り過ぎにも思える。
2年間練習し続けたことを誰から知ったのでしょうね。
祖母が自慢したのだろうか?
邪な祖母の陰謀が気になりますね。
彼女もどこで道を踏み誤ったのでしょうね。
最初は純粋に箏を教えていただけだと思うけれど。
家元は名誉なだけに天賦の才に憧れ続けるのだろうか?
名誉を重んじることだけにこだわり過ぎな気がする。
この音とまれ! BS11(11/09)#19
第19話 対峙
兄は天才だった。
兄が何度も繰り返し練習すれば出来ると教えた。
優勝するまでコンクールに出場する。
頑張る晶に優勝させてやりたいと願う両親。
両親が交通事故で亡くなり、兄が大学を辞めて働く。
兄が箏を辞めるのは忍びない。
それで椿会は安泰。
コンクールにはさとわも出場する、晶は以前に演奏を聞いたことがある。
虚しかった、失格のお陰で1位になれたと噂される。
誰もがさとわの優勝を感じていた。
鳳月以上に椿会が既に空っぽなのに。
部室でさとわの音に光を感じる。
練習では愛の吸収の速さに驚く。
実は良くも悪くも平凡でこの二人を十七弦に選んだのが不思議。
妃呂の押さえが弱いと告げて具体的な指示をする。
脇を締めて体重を掛けると簡単に抑えられた。
晶は口は悪いが指導は適切だった。
仁科楽器店での自主練習、晶の音が濁っているが頭から離れない。
怒るさとわに、いつもどおりの反応、昼間は喉が痛かったから。
晶のコンクールのDVDが手に入ったので全員で視聴する。
さとわが下駄箱で晶に頭を下げる。
失格者に負けた1位と言われてきた。
自分が兄に守られていた頃と同じ年齢の今のさとわ。
さとわは晶に教わりたいことがある。
1音で打ち砕かれた自分に何を教えろと?
突然ですが今日で箏曲部の指導を辞めさせてください。
---次回 「もう一度」---
堂島晶の過去、天才が身近に居たがゆえの悲劇。
それでも努力することが天才なのですが、気づいていない様子ですね。
彼女だって優勝は伊達じゃないのですよね。
1番であることに拘り過ぎたのが問題ですね。
2番でも十分凄いことに気づいていない。
兄もさとわも練習量は凄いはずで、それを気づいていないのかもしれない。
指導も毒舌ですが的確ですよね。
彼女には兄やさとわにはない才能があることに着づければ闇から脱出できそうですね。
祖母と母に問題のある二人だけに、柵から脱出できれば変われそうに思う。
この音とまれ! BS11(11/02)#18
第18話 それぞれの決意
雲ひとつない晴れた日に降る雨のこと。
涙にも色んな意味がある、悲しいだけじゃない。
これで懸案事項の一つが解決。
嬉しいと本音が出てしまうが誤魔化す。
大丈夫だと告げる滝浪先生だが、気にしないわけにはいかない。
教えながら練習するのは大変だから。
早速、基礎からの練習が始まる。
一音をキレイに弾く練習、そして全ての指の音量を同じにする練習。
早速、弾いてみるが汚い音で聞くに堪えない。
晶の言葉は厳しく容赦ない。
妃呂と光太が反論する。
さとわが天泣を演奏したコンクールで1位を頂いたのは私ですよ。
仁科楽器店でも悔しくて怒り心頭の妃呂。
さとわには無理しなくて良いと気遣ってくれる。
皆から意見を求められて、利用すれば良いんですよ。
駄目なら部を追い出すだけですと黒さとわ発動。
愛は楽器を眺めていると周囲の声が聞こえなくなる。
1位の晶の楽曲は水の変体、難しい曲で下手ではない。
堂島の祖母は、さとわの居場所を失くす企みだった。
レベルが低いので放っておけばいいと判断。
くだらないと興味のなさそうな晶。
これが粒が揃うということです。
愛は真横で良く見たい、敬語を使うことを要求される。
足りないなら覚えて上手くなればいいだけ。
下手だからバカにされる、上手くなれば言葉も代わる。
さとわが愛に教える、教えるのは負担じゃない。


自分たちで練習をアレンジしていた。
さとわには私が教えることがありますか?
どうして指導を?
あの日から光が見えなくなったから。
なぜこの曲を?
先生が選んでくれたこの曲に、素直に向き合えると思った。
---次回 「」---
圧倒的な実力不足の箏曲部に突然、師範が誕生。
実は鳳月会の実権を握りたい堂島祖母の悪巧みが裏目に出そうですね。
そして晶は1位をもらったが、さとわの演奏に驚愕したのでしょうね。
それなのに1位をもらって、苦しんだのでしょう。
だから彼女の瞳には輝きのない死んだ目で描かれているのですね。
知らずに、彼女に影響を与えていたのでした。
自分より明らかに上手な人が居るのに差し置いて賞をもらうのは苦しいですよね。
そして、さとわの破門で晶の人生も変わってしまった。
でも純粋な恨みでもなさそうですが根の深いこじれ方、闇落ちしてますね。
OPで天泣1位と書かれているし、EDは虹のイメージが随所に描かれED曲はRainbow。
実は天泣の伏線が色んな所に描かれてました。
愛の上手くなりたい欲求が良い具合に展開しそうですね。
そして、彼もまた欲望の強い努力の人でしたね。
彼のやる気が部活を引っ張ってます。
主人公してますね。
この音とまれ! BS11(10/26)#17
第17話 再会
母親に向けて演奏したオリジナル曲。
それなのに、母親には思いが届かず拒否された。
今が居心地が良くて忘れていた、いつかは別れることになる。
今は全国出場を目指そう。
卒業まで告白はしないとルールを色々と決めた。
忘れそうになる、本部長のこと好きだよね。


どんな寝相すればそんな寝癖になるの? いつもの、鳳月だ。
それは独奏だし色々と駄目です。
邦楽祭のDVDが届いた、珀斗高校の演奏とお前らの演奏を見る。
この曲はメインの神崎澪の為に作られたオリジナル曲だ。


この学校には良い作曲家が居る。
例えて言うなら正解の演奏。
でも正解が必ずしも最高ではない。
お前たちの演奏はまだまだ未熟だが気持ちを伝えることは出来ている。
さとわは自分の曲を演奏することに躊躇いがあった。
愛が隣に来て話しかける。
看病した時に聞いた曲、痛くて苦しい音だった。
今聞くと分かる、届けたい気持ちが込められていなかった。
さとわの演奏を全員で聞くと号泣していた。
この曲の本来の演奏は笑顔にしたかった。
前向きな陽の曲を陰で表現した演奏を聞く必要があった。
それで厚みが表現される。
滝波先生は一晩で合奏の譜面を描いてきた。
徹夜なんてしてないからな。
17弦箏は愛と実康が担当する。
しかし17弦箏はさとわの1面しかない。
しかし練習は1人ずつになる、借り物の楽器を何度も移動させるのは難しい。
負けていられない、追いつきたい。
土下座をして頼む、妃呂と武蔵は次が最後だから。
破門したので貸せないと告げられるが晶が自分の使っていない17弦を貸すと言う。


そんなみすぼらしい格好をするのは忍びない。
晶に迷惑をかけることになるからと母が貸してくれる。
部室に17弦を運んで二人には目一杯頑張ってもらう。
破門された身で借りるのは大変なはずと妃呂はさとわの苦労を理解する。
抱きしめて可愛がる妃呂。
堂島晶はさとわが演奏したコンクールで、さとわの前に演奏していたのだった。
彼女もさとわには負けたくない。
---次回 「それぞれの決意」---
さとわの想いを母に届けたかった曲。
それを演奏曲に選んだ滝波先生。
合奏曲に編曲して各パートの譜面も作成。
滝波先生が部員を後押しして頼もしい。
曲もパートも決まり、後は練習するだけですね。
新たなキャラ、堂島晶、OPで登場している女性。
新たなライバルになりそうです。
ただ高校とは別の鳳月の跡取りとしてのライバルになるのだろうか。
その辺りは母親次第なのでさとわの思いが届かないと駄目でしょうね。