異世界居酒屋 ~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~ BS11(12/18)#12終
最終回 第23話 北方三領邦会議之顛末
王様がラガーの解禁を宣言したと報告に訪れたゲーアノート。
バッケスホルンの件ではお世話になったのでナポリタンを特別に受注する。
今回はしのぶではなく店主が自ら調理。
その間に王宮で開催された北方の三国との会議を話す。
食事は北方の料理を北方のマナーで先帝自らが食し始めた。
彼らはパンを受け皿にして手掴みで食べる流儀。
それは北方三国を貶めないための心配りだった。
そして最後に豚の丸焼きを準備したが給仕が転んで台無しにしてしまった。
北方三国にとって肉は高価な貴重品。
彼らは主人が配下の者に取り分ける習わしがある。
アイテーリアへの恭順を試される料理でもあった。
その失敗を物ともせずに準備していたより大きな丸焼きを提供すると
三国共に資金の豊富さに驚き、恭順の意を示した。
まるで、何処かで見たような光景だったらしい。
そしてナポリタンを食したゲーアノートの口の周りは真っ赤っ赤。
エーファが先日、老貴族からもらったハンケチを差し出す。
その紋章は先帝だけが使用を許されたもの。
エーファを勝手に隠し子だと勘違いする。
第24話 古都のエール
ブランターノ男爵が突然、大量のエールを運び込む。
そして本日は食費は全て支払うと宣言する。
理由はバッケスホルンが逮捕されて審議が始まったから。
それに元使用人だったダリアンが取り入って、店に迷惑を掛けたから。
バッケスホルンは昔から黒い噂が絶えなかった。
それが今回の事件で審議できることが出来て町を浄化できたことへの感謝も兼ねてだった。
ゲーアノートに調査を依頼したのも実は男爵だった。
ブランターノ男爵は古都アイテーリアを愛する貴族だったのだ。
そして彼が持参したエールは混ぜ物なしの本物。
味わいが全然異なる高級品でもあった。
大賑わいの居酒屋のぶだった。
お店が終わって、しのぶに料理を提供する信之。
彼女の好みは分かっている。
刺し身に天ぷら、鮭茶漬けまで。
良いお店の条件とは、いいお客の常連が付いて店をもり立ててくれること。
お店とお客が両方揃って成り立つと分かった。
これからはアイテーリアの食材も利用して調理することも考えよう。
お店がオープンして半年経過した記念の日でもあった。
これからも、ここで頑張ろう。
これからも、ここで頑張ろう。
のぶ+
銀座の居酒屋、青森から魚が届く。
---最終回---
前回の老貴族が先帝だった伏線を明かすエピソード。
そしてゲーアノートがバッケスホルンの悪事を調査したのは
ブランターノ男爵の意向でもあった。
そんな種明かしのエピソードでした。
古都アイテーリアはドイツに似た中世の町。
そこで繰り広げられる居酒屋での出来事を描いた作品。
悪くはないけれど、良くもない。
華がない、強烈な特徴がない。
異世界食堂には遠く及ばない、居酒屋なので酒や肴にメニューは豊富で
扱えるネタも豊富。
しかしどれも異世界である必要がない。
それに異世界の特徴が弱い、中世ドイツ風なので。
それだけに大きくハズレないが当たらないイメージで全てが弱い。
ちょっと勿体無い作品だった。
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異世界居酒屋 ~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~ BS11(11/06)#11
第21話 トリアエズナマの秘密(後編)
バッケスホーフによる提訴で、ご禁制のエール販売の審議をゲーアノートが調査した。
その調査結果を明らかにする。
神酒の神で輸入されたビールを徹底的に調査したら37樽のエールが輸入されていた。
そのうちの30樽はパーティなどで使用されていた。
6樽は、そのまま隣国に輸出されていた。
しかし1樽はバッケスホーフ商会が輸入して消費されていた。
どうしてバッケスホーフさんはラガーの味をご存知なのですか?
ご禁制の商品だけにバッケスホーフと従者は逮捕される。
この店でラガーを密造するのは無理。
居酒屋のぶの疑惑は晴れたことになった。
これから忙しくなります、新しい会長も選ばないといけませんから。
常連のお客さんがそれぞれに、のぶが営業できるようにと色々と尽力してくれていた。
お礼に季節のフライなど大盤振る舞いの店主だった。
第22話 老人と魚
ヨハンが叔父さんを連れてきた。
トリアエズナマを所望するが、自粛中だった。
しかし遠方からトリアエズナマを期待して訪れたと聞いて店主は提供を決意する。
生ビールを提供する、それが発声できて大喜びのしのぶだった。
ゲーアノートから疑いは晴れたが、トリアエズナマは疑われているなら、
しばらく提供を控えたほうが良いと言われたからだった。
そのため、不調だったしのぶなのだった。
お通しの小アジの南蛮漬けに興味を示す叔父さん。
この料理の鍵は辛さだと見抜くと鷹の爪と呼ぶ香辛料を入れてます。
鷹の爪とは幸先がいいらしい。
一気に生を飲み干すと帝国のラガーとは違うと説明してくれる。
帝国のラガーはもっと深いコクがある、しかしキレはトリアエズナマの方が良い。
料理はお任せで、アジフライが提供されるとエーファはかぶり付くと美味いと言う。
切り分けて食べるよりも、大胆に大口で食べるのは格別だった。
カレイの煮つけを準備したがエーファが転んで落としてしまう。
エーファを気遣ってくれる叔父さんだが、大きなカレイが食べられなくて残念。
あれ以上の大きいカレイが出てくるとは思わなかったので感動する。
最後に食べたい魚料理を問われて塩鮭の皮を求める叔父さん。
漁師町に生まれたので捨てる部分だがカリカリの皮は美味い。
出されたカリカリの皮はビールにもあう。
明日の会議に付け加えたいこともあって、急ぐ二人。
のぶ+
新橋の浜んこは天草から届く魚料理がメインでオコゼの刺し身、肝、卵、皮を食べる。
なぎらも気に入って暫く通うと宣言。
---次回 「」---
一応は酒蔵があり、輸出入は管理されている世界でした。
なので自家製でなければ輸入したはずと調べて疑いを晴らしたゲーアノート。
うなぎ弁当のファンだが、本当はナポリタンの大ファン。
そしてヨハンが叔父さんを連れてきた。
なぜだか帝国のラガーの味を知っている。
完全に王様ですよね。
ヨハンは貴族でも王家の一族なのでした。
国王がラガーを解禁するのか?
その方が儲かりそうですよね、どこでも製造できるものでもなさそうですし。
小アジの南蛮漬けのお通しが偶然にも幸運を呼び寄せた感じです。
魚に詳しいので魚料理メインが正解でしたね。
しのぶのためにも生じゃなく瓶ビールを購入すれば良かったのにね。
最近は出す店も少ないのかな?
異世界居酒屋 ~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~ BS11(12/04)#10
第19話 女傭兵
女傭兵のリオンティーヌがのぶを訪れた。
フェルミーナが潮汁を調理したら作りすぎたのでトマト味の
ブイヤベース風にアレンジしたメニューが好評。
実はリオンティーヌはこの香りに誘われて訪れた。
リオンティーヌは南方の港町生まれで、フェルミーナは北方の港町生まれ。
魚に詳しい二人は意気投合する。
北方の貴族の仕事に赴く途中である男を探したいと寄り道したらしい。
戦場で戦った鬼の兵士、彼からとどめを刺されず見逃された。
鬼はベルトホルンのことであるのは明らか、決闘が始まるのでは?
仕事が終わりフェルミーナを迎えに来たベルトホルンと出会うリオンティーヌ。
お互いに相手を覚えていた、兜飾りがイカの傭兵と覚えていた。
フェルミーナは彼女のペンダントが良縁を求めるものと知っていた。
そんな気遣いなど気もせず妻のフェルミーナを紹介するベルトホルン。
あれから長い年月が経過しており結婚しているのも当たり前。
彼女の思いなど露程も知らず良い相手を見つけろと帰るベルトホルンだった。
店主のサービスは潮汁、塩辛いのは北方の味付けと恋の味だった。
「トリアエズナマの秘密(前編)」
今夜は暴風雨で昼のうなぎ弁当も中止して正解だったな。
そんな日はお客も来ないが嵐の前の静けさだった。
馬車が止まり、いつぞやの貴族の従者が訪れた。
彼が案内したのはバッケスホーフ、トリアエズナマを注文する。
これがエールと偽って販売しているがラガーです。
ラガーはご禁制の酒です、莫大な違約金が必要です。
バッケスホーフは、この店を買い取って我が物にすることを求めてきた。
鍛冶職人のボルガーは商人たちの会議結果を伝えに来た。
バッケスホーフの緊急動議で、居酒屋のぶのラガー販売が気論された。
港湾ギルドに3人が揃って養護、ローレンツも賛同した。
しかしバッケスホーフは準備周到に根回ししていた。
ゲーアノートが立ち入り調査に訪れることが決まった。
皆を集めて相談するが、良い知恵は浮かばない。
のぶが閉店になるとの噂が広まって連日大入りの超満員となった。
忙しさにかまけて悩みは吹き飛んだが…。
のぶ+
池尻大橋の旬菜のお店でおにぎりを食す。
山椒味噌を練り込んだおにぎりが冷酒に合う。
鮎まで注文していた、頭から3口で、まるかじりが美味い。
---次回 「」---
女傭兵のエピソードは淡い恋心を抱いていた乙女なリオンティーヌでした。
イカの兜飾りはライダー怪人みたいでした。
ちょっといい話でしたね。
後半のエール、ラガー談義は無理矢理感もある。
何処から仕入れているかを考えれば良いのにね。
製法が秘密のラガーが簡単に製造できるのか?
販売している店よりも製造元が問題だと思うけれど。
アイテーリアでは酒屋が居酒屋を営んでいる前提だろうか?
今でも残る酒屋の立呑店みたいな感じなのだろうか?
ゲーアノートがすっかりうなぎ弁当ファンになっているのですね。
ここは特性ナポリタン弁当で解決だと嫌ですね。
漫画だと異世界食堂よりも面白いと思う。
でもアニメでは別なのですよね。
演出の勝利とも言える。
そして異世界要素が薄くて重要ではないこの作品。
なので異世界食堂が誕生したのでしょうね。
異世界居酒屋 ~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~ BS11(11/27)#09
第17話 初夏の天ぷら盛り合わせ
ハンスが割ったビールジョッキのお詫びにとガラス職人の父、ローレンツが
手作りジョッキを2個持参してきた。
賑やかな団体が気になると、年中無休のお店「花園の熊」店主のビョエルンも居る。
不思議に思って声を掛けると店を閉める宴会だった。
ミード、蜂蜜酒が飲めるお店だが腰を痛めて限界を感じたのだった。
既に息子は独立しており、店舗の老朽化も原因で決断したのだった。
最後の餞にと料理をお任せする。
初夏の天ぷら盛り合わせ、天ぷらは花が咲くとも例えられる。
引退の門出に向いていると考えた。
つけ汁、塩、抹茶塩で食べる事ができるのも良い。
そして鱧のお吸い物、鱧も湯引きすると花が咲いたように縮こまる。
その姿は牡丹に例えられる。
良いお店の条件とはいい酒いい魚ともう一つ。
このお店は既に手に入れているようだ。
今後は、こに通わせてもらうよ。
ローレンツも綺麗に装飾したジョッキをビョエルンさんの専用にと申し出る。
花の装飾を花束代わりにと考えたのだ。
最後まで飲んでいたビョエルンさん、背中が辞めたくないと語っていた。
辞めるための理由をたくさん見つけて諦めようとしていたが
辞めたくないのは明白だった。
自分で引退を決められるのは、幸せなんだよ。
第18話 三粋人のカラアゲ問答
ベルトホルト、ニコラウス、ハンスは今日も居酒屋のぶで飲んでいた。
中隊長のベルトホルトとニコラウスの目下の関心事は唐揚げを
二人の主張は相手を認めず互いに言い合うだけの不毛な時間だった。
しかし、遂に決着をつけようとハンスに意見を求められる。
2対1になるのは避けたいハンス、竜田揚げだと言うが
二人は唐揚げじゃないと冷たい反応。
店主が最近では唐揚げと竜田揚げの境目が薄れてきていると説明する。
小麦粉と片栗粉で揚げる違いがあったのが、混じってきているらしい。
そこでベルトホルトはフェルミーナに意見を求める。
彼女は既に注文していたのは軟骨上げの塩味と醤油味にレモンを掛ける。
勢いよく絞ったレモンが全員の顔にかかって全員の熱を覚まさせる。
実はベルトホルトを完全に尻に敷くフェルミーナだった。
のぶ+
恵比寿の唐揚げで有名な別邸。
唐揚げ、竜田げ、南蛮漬けの3種類の唐揚げが楽しめる9年目の店。
お勧めは若鶏南蛮にタルタルソース掛けだった。
---次回 「」---
17話の店を閉める店主のエピソードはちょっといい話。
年中無休の店を辞めると翌日からやることが無くなって辛そう。
良いお店の条件の最後はいいお客でしょう。
客層が店を作ると思う。
人が集まるお店は良いお店で何か良いものがある筈。
彼のお店が続けてこられたのもいい仲間、お客が居たからですね。
最後に彼のお店で出していたミード、蜂蜜酒を卸してもらうエピソードが
あれば良かったのにと思う。
唐揚げ論争はどうでも良いエピソード。
ハンスがレモンだと言うのかと思った。
塩味の唐揚げって珍しくはないが、見た目も白いのが不思議。
普通はタレに漬けて味をつけて揚げるので白い唐揚げにはならないのですが。
素揚げにも見える唐揚げでしたね。
フェルミーナが塩と醤油の2種類を準備したのは分かるが軟骨揚げである必要が分からない。
異世界居酒屋 ~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~ BS11(11/20)#08
第15話 仁義なき蒲焼
蒲焼が異世界にはなかったエピソードですが、異世界である必要がない。
水運ギルド「金柳の小舟」ラインホルトの漁師が「水竜の鱗」ゴドハルトの
漁場で禁を破って漁を行った。
補償としてラインホルトは自らが保有する運河の漁場の漁業権を差し出すしか術がない。
しかし鰻などの雑魚しか捕れないと納得しない。
調停役として「鳥娘の舟歌」エレオノーラの3人で会談をしている。
ガラス職人のローレンツが徴税監査官のゲーアノートに押し付けられたのだった。
食事を食べながらと言われて、のぶに連れてきたのだったが、不穏な雰囲気に
客足が遠のいてしまった。
アイテーリアでは鰻はぶつ切りで煮るか、煮凝りにする程度で美味い認識はなかった。
そこで蒲焼に調理してみると初めての調理方法なので全員が大絶賛。
ゴドハルトは大喜びで交渉成立する。
第16話 中隊長の凱旋
故郷に帰ってお見合いをした中隊長、イカ漁師の娘ヘルミーナと
無事に結婚できた。
しかし新婚家庭を考えていた引越し先の前住人が未だ退去できなかった。
用意していた荷運び用の馬車が僧侶に調達されて帰ってこないのだった。
今は中隊長の官舎に嫁入り道具を押し込んだが、生活するスペースが無くなってしまった。
そこで昼間はのぶで働かせて欲しい。
丁度いいタイミング、のぶはうなぎ屋に屋号を変えたいほどに鰻の蒲焼メニューが
大評判となってしまった。
しかし、鰻を捌くのは手間もかかるし、焼くのも時間が掛かる。
鰻だけをさばいて焼いている状態だった。
ローレンツが木工職人の見習いが作った大量の薄い木箱を使ってくれないかと
相談を持ってきた。
丁度、うなぎ弁当にぴったりなのでお昼に店先で売り出してみたら大好評。
ヘルミーナは漁師の娘なので魚料理も毛嫌いしない。
中隊長のためにと焼きに挑戦して失敗したがまぶしで対応、しじみの赤だしも
調理してくれる料理上手だった。
のぶ+
森下の焼き鳥屋、鳥長で鰻を食べる。
---次回 「」---
今回は鰻の蒲焼で繋がったエピソード。
蒸して焼く鰻料理は、珍しい調理でしょうね。
ヨーロッパでも鰻は取れるので煮込み料理に使うらしい。
泥臭いと言ってましたが、あの黒い生簀は泥抜き中でしたね。
ヘルミーナが鰻を物ともせず掴むところが度胸の良さを表していて
中隊長はヘタレでしたね。
ヘルミーナのエピソードは有りがちで納得できましたが、最初の
漁業権のエピソードはどうだろうか?
漁業権を与えずに売上で賠償する解決策が良かったと思う。
もしくは期限付きの貸与でしょう。
あれでは、全てを手放したようで、益々寂れていきそう。
蒲焼が異世界にはなかったエピソードですが、異世界である必要がない。
ヨーロッパでも成立しそうで、どれも異世界エピソードとは言いにくいのが
全てに通じる残念さだと思う。
異世界居酒屋 ~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~ BS11(11/13)#07
第7話 メンチカツ
のぶを訪れた老夫婦、コローナが入るなり、しのぶの手をとってを孫の嫁にしたいと言う。
実は宿屋「飛ぶ車輪」亭の主人でミンチ肉を焼いた料理が評判の店でもあった。
ロルフは評判の店の味を確かめに来たと挑発する。
燃える店主、信之はしのぶに手伝ってもらって鹿肉のメンチカツを調理する。
中々の高評価だが、ウスターソースとマスタードを付けると
一段と美味さがアップ、千切りキャベツにも合う。
これには宿屋のロルフも認めざるをえなかった。
のぶとしのぶの共同作業に若い頃の自分たちを思い出す。
二人の共同作業で切磋琢磨して店を切り盛りしてきたのだった。
近所で迷子になっていた少年を常連さんが連れてきた。
彼が二人の孫で7歳、しのぶは23歳でちょっと不釣り合い。
ストーキングしてしのぶを見初めたコローナだったが14歳だと思っていた。
のぶの常連に楽しい話題が増えたのだった。
「密偵とサラダ」
帝国の隣国、東王国オイリアの密偵ジャンは帝国の状況を探りに来た。
それには庶民が集まる居酒屋でサラダを調べるのが良いとの持論を持っていた。
新鮮な野菜の流通で国の経済状況、庶民の暮らしが分かる。
そこで僧侶だからと酒を断ってサラダを注文する。
それなら複数のサラダを少しずつ提供するように取り計らうしのぶ。
まずは温玉シーザーサラダ、新鮮な野菜が供給されている。
続いて大根サラダ、豆乳とたらこのドレッシングが不気味だが美味い。
内陸部のアテーリアに海産物があるのは運河が発達しているのか?
ポテトサラダは当たり前過ぎて残念、普段食べ飽きているじゃがいもだから。
しかしマヨネーズは美味い、しかも胡椒をかけてもらって大喜び。
ペッパーは金と等しい効果な品なのにサラダに掛ける財力を持っているのか?
調子に乗ったのぶはフルーツサラダ百式を提供する。
金箔を掛けているので驚いて逃げ去ってしまう。
帝国には関わらないほうが良いと報告書をまとめるジャンだった。
のぶ+
人形町のポテトサラダのお店を訪れる。
そこでは3種の変わり種ポテトサラダを提供する。
カレー味、とろけるチーズ掛け、いくら乗せ。
---次回 「」---
密偵とサラダは文化レベルの違いによるあるあるネタの定番。
これは無駄な常連も絡まなくて上手くまとまっていた。
金箔はやりすぎ感はあるけれど。
メンチカツは油が貴重品であることから、ちょっとズルいかな。
鹿肉である理由が足りないとは思う。
特別な食材の活かし方が残念かな。
のぶ+で紹介される店が既に閉店していることはないのだろうか?
製作してから、この放送までに2,3年は経過しているのでは?
今も健在であることを願う。
異世界居酒屋 ~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~ BS11(11/06)#06
第11話 親方喧嘩
鍛冶職人マイスターのボルガーは大将が使う和包丁の素晴らしさには感動していた。
その包丁から生み出される刺し身の切り口の見事さには惚れ惚れしていた。
そこにハンスの父親でガラス職人マイスターのローレンツが訪れる。
互いに言い合いを始める二人に、しのぶも他のお客も少し迷惑気味。
二人は自分の選んだ料理こそ美味いと言い合うが、互いに交換する度量がある。
鮎の塩焼きとホッケ焼き、チーズコロッケに厚焼きベーコン。
自分の目は確かだと譲らない。
のぶで使うビールジョッキの見事さ、数を揃える素晴らしさを知るローレンツ。
ボルガーも和包丁の素晴らしさを、いつかは自分で作りたい。
二人は互いに相手の力量も理解しており、目標も見据えていた。
そんな二人を姉のエーファは理解していた。
喧嘩していても仲が良い、妹と弟と同じ。
まかないのオムソバを食べたくないと言い出すエーファ。
妹と弟に食べさせてやりたいので持ち帰りたいのだった。
それも分かって大将が何か作ってくれる。
ボルガーとローレンツもオムそばを食べたいと言い争うと好い加減にしなさいと
叱る姉のエーファだった。
第12話 美女とあぶらあげ
しのぶは高級料亭の跡取り娘で政略結婚が嫌で家出した。
料亭で働いていた信之が独立して居酒屋を開店するので務めることにした。
開店初日に京都の稲荷神社に参るしのぶ。
なけなしのへそくりをお賽銭として払いたいが払えないもどかしさ。
お稲荷さんが風で後押しして賽銭箱に入ってしまう。
暖簾を出して初めて知る異世界への入り口。
今日はエーファが休みで忙しかったしのぶ。
暖簾をしまおうとすると美女がカウンターに座って注文する。
しかし食材も尽きてしまって出せるものがない。
神棚に供えている油揚げが食べたいと言い出すので、準備しておいた
薄切豆腐を上げて自家製油揚げの完成。
七輪で焼いて食べるのが一番と準備を始めるが、それだけでは少し寂しい。
そこで衣かつぎ、里芋も焼いて提供する。
残りの油揚げは卵巾着として提供。
これなら大丈夫と様子見に来た美女は稲荷神社のお稲荷様とそっくりな目だった。
しのぶがお賽銭に払った1万円が残されていた。
それなら、神棚に供えましょうよ。
のぶ+
高田馬場のあげ屋、唯一のとちお揚げが食べられる。
新潟産の生地を送ってもらって、お店で揚げている。
20分で3種類の揚げが食べられる。
ネギおろし、チーズ掛け、味噌。
---次回 「メンチカツ」---
11話はエーファが姉で喧嘩するほど仲のいい親方を一喝した。
それ以上でもなく掘り下げの浅いエピソード。
この作品の特徴の、食材や料理に拘るわけでもなく、お客の過去を
掘り下げるわけでもない。
浅く広くの特徴的なエピソード。
それだけに、何処にでもある汎用アニメに成り下がってしまう。
そもそも、異世界で居酒屋を描く意味が何なのか分からない。
異世界でなくても通じるエピソードが大半になってしまっている。
11話は異世界に玄関を繋げたのは京都のお稲荷さんでした。
京都で稲荷神社と言えば、八坂神社か伏見稲荷。
そのどちらでもない人気のない神社に参ったしのぶ。
この辺りの手抜きさが、この作品の駄目なところかもしれない。
油揚げ料理は、もう一品描いて欲しかった。
異世界居酒屋 ~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~ BS11(10/30)#05
第9話 中隊長の悩み
今度お見合いをする中隊長のベルトホルトは悩んでいた。
お見合いの相手の父親がイカ漁師。
ゲソ焼き、イカソーメン、イカの塩辛、イカの生姜煮、イカ団子、イカリングと
様々な料理を提供するがどれも食べられなかった。
エーファちゃんにイカリング、イカ団子を食べさせて美味しいなら
食べるのではないか?
そんな思惑も通じなかった。
それは祖父が幼いベルトホルトに話した夢物語。
巨大イカは船をも鎮める化物、食べると代々祟られる。
そう聞いてエーファも祟られるのかと不安で泣き出してしまう。
エーファだけに苦しい思いはさせないとイカリングを食べると美味い。
イカ団子もイカソーメンもどれも美味。
祖父に騙されただけじゃ、だいたい船が沈んで船乗り全員が亡くなったなら
誰がそれを伝えたのじゃ?
イカの美味しさに気づいたベルトホルトだった。
イカのサイズも小さいと理解して納得する。
お見合い相手の父は巨大イカ、クラーケンを捕獲してきた。
ベルトホルトさんは喜んでくれるかな?
第10話 招かれざる客
ある朝、お店を貸し切りたいと貴族の従者が訪れた。
謝礼は払うと大金を提示するがお断りするしのぶ。
しかし男爵様を連れて訪れた。
男爵はヒルデガルドの結婚式に参列した際に餡掛け湯豆腐が美味いと
聞いて食べてみたいと注文する。
しかし冬のメニューで今では提供できない。
そう聞くと納得してシュニッツェルの提供を求める。
聞いたことのないメニューなので店長が衛兵たちに尋ねに外出する。
男爵たちは取り巻きと待つ間にカードを始める。
しのぶはエーファにまかないとしてサンドイッチを調理し始める。
それが気になった男爵は食べたいからと提供を求める。
手掴みでカードゲームの途中でも食べられると言われて食べると結構イケる。
もう少しお腹に貯まるものを出して欲しい。
ヒレ肉を見つけてヒレカツサンドを調理して提供する。
美味だと満足して多額の代金を置いて帰っていった。
衛兵を連れて帰ってきた店主、男爵だと聞いて会わなくて良かったと
胸をなでおろす衛兵だった。
シュニッツェルとはカツレツのことで偶然にもしのぶは提供していたのだった。
のぶ+
御茶ノ水の東京丸鶏でチキンカツサンドを食す。
店の自慢は鶏一匹を丸々ローストした丸焼きで1人では食しきれない。
---次回 「」---
今回はイカ娘とのコラボ?
そんなベタなギャグの9話。
色々とベタだったが衛兵が出場しなかったのが良かった気がする。
ベルトホルトには最後のクラーケンを見て欲しかった。
ベルトホルトには最後のクラーケンを見て欲しかった。
10話はサンドイッチの語源ともなったカードゲーム中でも辞めずに
食べられるのが新鮮。
知らずに調理したカツサンドが注文のシュニッツェルだった。
今回はしのぶの期せずして調理したまかないがヒットしたエピソード。
ナポリタンと同じケースで、アバンで担当したゲーアノートも登場。
関連付けたかったの?
でもシュニッツェルとは何かを本人に確かめれば良かっただけすよね。
それをさせたくなくなるような嫌味さを演出するべきでしたね。
少し登場人物が増えて、世界とエピソードの広がりを感じる。
異世界居酒屋 ~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~ BS11(10/23)#04
第7話 盗人
ニコラウスと助祭エトヴィンがのぶを訪れた。
泥棒がのぶに入ったと聞いて調べに来たのだった。
誤魔化そうとするが仕方なく真実を話す。
水を求めてエーファが忍び込んでいた。
盗もうと思った心が問題だと話すが、皿洗いといて雇うことにする。
それで一件落着となった。
ニコラウスはしつこく食い下がるがエトヴインが当事者間で問題がないなら
これで一件落着でいいと宥める。
実はエトヴィンも常連客だった。
酒盗、このわた、ままかりの珍味三点セットをこよなく愛していた。
冷酒との組み合わせは最高。
ニコラウスにもこれはやらんから。
盗人なら酒盗を召し捕りました、他の2品も衛兵として提出を求めます。
第8話 仕事帰りの豚汁
春先でも寒い夜は外出を控える、のぶも暇だった。
暖簾を仕舞って閉店しようとするとニコラウスが行き倒れていた。
実は路地で私兵が町人を痛めつけていた。
無視しようとするが悲鳴が聞こえて放っては置けずに助けに向かう。
しかし5人が相手では流石に勝てなかった。
それが中隊長に知られて特訓を行われることになった。
どんなに辛く苦しい訓練でも、のぶの食事を思い出すだけで頑張れた。
特訓も終わってのぶを訪れたが店先で行き倒れたのだった。
寒くて凍えた体に温かいおしぼりは優しく心地よい。
今日のためにと準備していた豚汁を提供する。
これにはニコラウスが思い描いていた豚肉生姜焼き、里芋、おでんの
全ての食材が含まれている。
あまりの旨さに感動していると七味唐辛子で更なる味の深みを知る。
のぶの食事のおかげで頑張れたと知って大将も嬉しげ。
中隊長は私兵を1人で倒して更なる訓練メニューを考えるのだった。
のぶ+
溜池山王から近い赤坂のとんかつ屋。
そこで出す豚汁が絶品だった。
---次回 「」---
盗人のエピソードはエーファが無駄になっている。
彼女が水を盗もうとした理由は一切不明。
貧困層の描写がない、政治の腐敗かもしれない。
そんな原因は無視で突然雇うのは労働基準法には違反していないの?
色々と気になるエーファを描かずに聖職者のエトヴィンのエピソードにすり替えた。
なんと言うか勿体無いしエトヴィンをメインに描くなら盗人は
野良犬でも良かったと思う。
エーファとエトヴィンの絡みが上手いとは思えない。
ニコラウスがメインで連続出場の豚汁。
豚肉の生姜焼きが食べたいと思って次に里芋が食べたいと思うだろうか?
順番的にはおでん、筑前煮、生姜焼きが良かったと思う。
同じ食材が全て入った豚汁を描きたいのは分かるがニコラウスは
どれだけ里芋好きなの?
納得しづらいエピソードだった。
とんかつ屋でも豚汁を出すらしい。
豚汁専門店って見たことはないかも。
とんかつに醤油は初めての経験かも。
異世界居酒屋 ~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~ BS11(10/16)#03
第5話 しのぶちゃんの特製ナポリタン
徴税請負人のゲーアノート、大将が足りない食材を買い足しに出かけたので
キャベツに塩昆布とタレで味付けしたお通しだけで生ビールを飲んでいる。
これが同じキャベツでもザワークラウトとは違って癖になる美味さ。
お代わりを頼んで他の品も食べたいが、しのぶだけではメニューの品は提供できない。
自分用のナポリタンをゲーアノートに提供する。
彼の仕事は税金の取り立て、適正以上の分は自分の取り分としてもらえる。
この店も評判なので大金を取り立てるつもりだった。
ナポリタンのトマト味に懐かしさを感じる。
実は幼少期にトマトベースのパスタを家族で食べていたことを思い出した。
その頃のことを思い出すと今の自分が汚れているようにも思えた。
これからは他人の役に立つ人間になろうと心を入れ替えた。
でも口の周りのトマトケチャップを拭っていないので街の人には笑われていた。
第6話 キスの日
給料日の夜、のぶはキスの日だと告げたニコラウス。
居残りで帰れないのでハンスは先にのぶを訪れる。
トリアエズナマにおとうしの筑前煮。
のぶはお客に依っておとうしを変えていることに気づく。
それにしても混んでいる店内。
完全に勘違いするハンス、しのぶちゃんがキスを振る舞うのか?
異国の地では奇祭の風習があるのか?
のぶの説明で魚の天ぷらだと判明。
実は皆がキス目当てで訪れていた。
その噂を広まらせたのはニコラウスだった。
キス天丼も美味いと言われて次々に注文が入る。
しのぶのまかないのキスは少なくなりそうだった。
のぶ+
六本木、芋洗坂の江戸前天ぷら店
大根、ブロッコリー、バナナを天ぷらで揚げる店主だった。
たくあんは不味かったらしい。
今度は車海老を食べたいと逆指名するなぎら健壱
今度は車海老を食べたいと逆指名するなぎら健壱
---次回 「盗人」---
配信では奇数回に実写で調理コーナーがあるらしい。
TV放送では偶数回の居酒屋探訪しか放送されていない。
この作品は基本的に喋りすぎる、説明過多に思える。
ハンストニコラウスはレギュラーで人物紹介などに
必ず出番があるのが失敗だと思う。
彼らなどメインでもないので必要ない、ギャグ要素が増えすぎている。
そしてセリフで一々何でも説明する、文字で説明するのが多過ぎる。
そこまで説明しなくてもいいと思う。
それもこれも、低予算で映像で表現することが出来ない、手抜きの為せる技だと思う。
もっと予算があれば想像シーンを豪華で大袈裟に描けると思う。
それが出来ないので文字やセリフに頼っているのだろうと思う。
アイテーリアはドイツに似通った国のようですね。
ザワークラウトはドイツのピクルス?ですからね。
鱚でキスネタだけなのも辛い、しのぶの中の人の腕の見せ所だが…。
鱚でキスネタだけなのも辛い、しのぶの中の人の腕の見せ所だが…。